ティナ

 

 

2016年も無事に協会に登録している子供たちが

一人も亡くなることがなく過ごせて

とても嬉しく思っていました。

 

ただ今の時期は1年の中でも

一番食べる物に困る時期です。

 

お正月にせめて家族で小さなお祝いができるように、

年末に一人コップ一杯分のお米を

渡させていただきました。

 

その時に、いつも協会の勉強小屋に休まずに

通っているティナという10歳の女の子が

病院に行って薬をもらって飲んでいるけれど

まだ体調を崩していると聞き心配していました。

 

ティナのご両親はティナがまだ小さかった頃に

二人とも病気で亡くなり、ティナは

親戚に引き取られて育っていました。

 

いつもこの時期(政府の学校の登録時期)は

遠くのブッシュにある畑に行って働いていて、

政府の学校に通ったことがない女の子でした。

 

ですが、勉強小屋で勉強をしていて

読み書きも算数もかなり上達していました。

 

やっと遂に今年から通えるように手続きを手伝い、

10歳で初めて通うことになる

政府の学校、楽しみにしていました。

 

学校が始まる前に、

ティナが亡くなったと聞きました。

 

少し前まであんなに元気に

みんなで勉強していたのに、

言葉がありませんでした。

 

ティナが今は天国で亡くなったご両親と一緒に

穏やかに過ごしていることを祈るとともに、

 

病気の予防法、経過サポートなど

もっとみんなでできていけたらと思います。

栗山さやか | モザンビークの協会の女性・子供たち | comments(0) | trackbacks(0)

ノートの心配

 

 

マラウィ側にいながらも、
モザンビークの協会で働いてくれている
ルーシアさんたちと頻繁に連絡を取っています。


ルーシアさんが、

「今年もまた子供たちが協会の畑で働いてもいい?って
聞いてきているけどどうしたらいいかな」
と尋ねてきました。


モザンビークは毎年今の時期(1月下旬)が
新学期が始まる時期です。


新学期に学校でも必要なノートを
子供たちみんなとても心配していて
畑で働きたいと毎年この時期に聞いてきます。

 

ノートや鉛筆がどうしても手に入らなくて
学校に通うのを諦めてしまう子供たちもいます。

 

毎月休まず勉強小屋に通った子には、
プレミオでノートや鉛筆、棒石鹸、お米一コップなどを
支給させていただいています。


ただ学年が上がるにつれて、科目数も増え
必要なノートの数も多くなります。

 

今はモザンビークは情勢が不安定なことに加え、
経済悪化でほぼすべての物価が2倍以上になってしまい
ますます苦しい状況です。

 

ノートも鉛筆もモザンビークの現地のお金では、

2倍の値段になってしまいました。

 

両親、あるいは片親を亡くした子供たち、
父親を知らずに育った貧しい子供たちが
安心して勉強できるように
畑である程度お手伝いしてもらったら
今年もノートを数冊それぞれの学年に必要な分だけ
援助させていただけたらと思います。


6歳や7歳の子達も、協会の勉強小屋の授業が始まる前に
早くきてお掃除やゴミ捨てなどを手伝ったり、

ミニテストでいい点数とったら、
スタンプカードにはスタンプを押して
いくつスタンプがたまったら、
ノート一冊や、鉛筆一本プレゼント!など
ともさせていただいています。

 

朝7時半においでと言っても
家に時計のない子供たちは、
時間がわからず、

みんな張り切り過ぎてひどいときは

夜が明けたばかりの薄暗い朝5時過ぎに

(危険だからそんなに早く来ちゃダメだよと伝えます。)

 

遅くても朝6時過ぎにはもう勉強小屋に来て、
掃除を楽しみながらみんなで協力してやってくれています。


 

なまけものだった自分の子供時代と比べると
こういったところでも、
みんなすごいなぁと感心してしまいます。

 

 

写真

 

支給してもらったノートは、

バックを持っていない子達は、

手に入ったお砂糖の空袋や、

何かのビニールに入れて

雨期のこの時期、塗れてしまわないように大切にしています。

 

1、2枚目 子供たちとノート

   3枚目 子供たちとスタンプカード

 



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帰ってきた女の子

 

 

時々ですが、人さらいのことをこの町でも聞きます。

 

家に突然知らない人がきて
「のどが渇いたから水を飲ませてください」と言われて、
家の中にある水がめに水を取りに家の中に入ったすきに
家の前で遊んでいた子供が連れ去られてしまったことを聞いたり。

 

町のマーケットで、荷物持ちをして働く子供たちがいるのですが
その子達が連れ去れてしまった話も聞きました。

 

数か月前には、協会の勉強小屋の子供たちが多く住む地区で
10歳ぐらいの男の子が連れ去られて
殺され、遺体を解体されて
体の一部が売られていたことがありました。
(黒魔術に使うため)

犯人は同じ地区に住む数人の男性でした。

 

お墓の中から遺体が掘り起こされてしまうことも
時々聞きます。

 

そして今回、協会に通っていた5歳の女の子が
人さらいにあってしまいました。

 

家の前で遊んでいたときに、知らない男の人が
連れて行ってしまったようです。

 

警察に連絡し、ですが警察が日本の警察のように
捜査に乗り出してくれることはここではほぼないため、

 

ラジオでこういう格好をした何歳ぐらいの女の子が
行方不明ですと放送してもらうことが家族ができる唯一のことです。

 

協会でビラを作って配ろうかと思いましたが、ビラ配布許可などの
政府機関への届も複雑で、不透明な手続きのため断念しました。

 

そして最後は、祈ろうとみんなで言い。。

私も毎晩寝る前、「どうか辛い思いをしていませんように、
どうか見つかりますように」と祈って眠っていました。

 

約2週間後なんとこの女の子が
離れた村で売られているのが見つかり無事に戻ってきました!

 

犯人の男性と一緒に60キロほどの
道のりを一緒に歩いてその村にたどり着いたようです。

 

良心のある村人が、魚や乾燥したトウモロコシと引き換えに
女の子を買ってくれたようで警察に連れて行ってくれたようです。

 

警察に、自分の名前と「私は勉強小屋で勉強している生徒です!」と
しっかり伝えたそうです。

 

この女の子は、3年ほど前に母親が病気で亡くなり、
2年ほど前に父親も畑でひどい暴行を受けて

殺されているのが見つかって
両親がいず、貧しいおばあさんに引き取られて
育てられている女の子でしたが
一生懸命休まず勉強小屋に通ってきていました。

 

無事に町に戻ってきて、病院で

処置を受け、協会の勉強小屋にもまた通いだし、

 

「私はしばらくお休みしちゃったけど
プレミオ(協会で渡している休まずに通った子への
お米一コップ分などのプレゼント)はしっかりもらえるのかなー」と心配していて。

 

今回のこと、それに両親が亡くなり、
辛いことが多かったように思う
これまでのこの子の5年の人生ですが、

 

どうかこれから先のこの子の
人生が幸せなことが続きますように。

 

そのサポートができる限り出来ればと

思っております。

 

 

写真

 

プレミオのひとつの棒石鹸

 

この棒石鹸で、服の洗濯も、お皿洗いも体も洗います。

 

棒石鹸ですら手に入らないときは、

代わりに灰を使います。

 

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おこげのお持ち帰り

 

おこげを持ってかえって食べたい子達は、

自分の服の中に隠して持って帰ったり、

道端で拾った大切にしているジュースの空き缶の中にいれて

持って帰ります。

 

残りのおこげがたくさんもらえた日は

みんなとても嬉しそうです。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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協会のお鍋の底

 

モザンビークの協会では、

授業の合間にお昼ご飯をみんなで食べます。

 

メニューは日替わりで、

1主食+1おかずです。

 

主食は、お米かパンかしま(乾燥したトウモロコシを練ったもの)か野菜がゆ、

と、お豆、お魚、葉っぱ、卵(貧しいみんなにとったらとても高価な食べ物です)の

どれかひとつのおかずが一品です。

 

レタスやトマトなどのサラダや、鶏のおかずは高価なので

1年に1度か2度のお祝いの日のみです。

 

牛ややぎのお肉は高価すぎてまだ一度も買う勇気が出ていません。。

でもみんなにとったら、鶏も卵も魚もめったに食べれない

とても嬉しい大好きなおかずです。

(ご支援本当にありがとうございます。)

 

みんないつも授業が終わって、掃除をして、帰りの挨拶が終わったあと

いつも猛ダッシュで駆けていくところがあります。

 

お昼ご飯のお鍋がある場所に、列も作らずに突進して

鍋の底にこびりついた

かぴかぴのおこげを奪い合います。

 

「けんかしないように順番の列を作ろうー」と

おこげをちびちびはがして渡しています。

 

一握りのおこげですが、

まだお腹がすいていて食べたい子や、

家に帰って家族と食べたい子、

晩御飯が食べれない子達もいるので

とっておいて夜こっそり食べたい子達。

あるいは明日の食べ物にする子達。

 

 

自分が子供だった頃、

働いてお金を稼ぐことをしなくても

たいして家の手伝いもせずにいても、

 

毎日毎日3食、昨日の残りのおかず、

たくあんなどの漬物なども含めると

何種類ものおかずが一度に出され、

冷蔵庫があって、開ければつまみ食いできるものがいつでもあり、

さらにおやつまであったこと。

 

日本にいたときは普通の家庭に感じていましたが、

世界的にみると

本当に恵まれていたんだと思います。。

 

 

 

写真。 1枚目。お鍋にみんなで突進している写真

    2枚目。 おなべのおこげ

 

 

 


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2つ目の勉強小屋の子供たち

 

去年の終わりから始めた2つ目の勉強小屋は、
今は100人を超える子供たちが在籍して通ってきています。

 

みんな初めて握る鉛筆、文字を書くこととても嬉しそうです。

 

この中の80人近くの子供たちが無戸籍で、
学校に今まで通ったことがなく毎日、水汲み、薪探し、畑作業に追われて
生活をしてそのまま大きくなってしまった子供たちです。

 

両親あるいは父親、あるいは母親を亡くしてしまった子供たち、
親が病気で支えながら生活をしている子供たち、

貧しさから学校に通えない子供たち、障害がある子供たちです。


モザンビークの政府の学校登録は毎年12月なので
今年も12月になったらみんなの

小学校入学サポートをしたいと思っています。

 

人数が増えてしまって、

わらの勉強小屋に入りきらず、

半分のグループは青空教室だったのですが、

これから雨期の時期にもなるため、

もう一つ隣に簡単な勉強小屋を作らせていただこうと思っています。

 

皆様に支えられて続けられている活動、
ご支援心から感謝申し上げます。

 

 

 


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月明り

 

今滞在しているマラウィの南部の町は

毎日6時間から12時間ほど停電します。

 

日本のヘッドライト(洞窟に行くときに頭に付けるようなタイプ)

大活躍だったのですが、電池が無くなり売っている場所がまだ発見できず。。

 

なので、夜は、ろうそく1本の明かりで過ごしますが、

慣れてしまうと大丈夫です。

 

ただ蚊がたくさんいるので(今、冬の時期で朝晩は寒いのにもかかわらず!)

ろうそく1本の明かりだけだと

蚊(マラリアの原因になる)が良く見えずに叩くことができないのが残念です。

 

モザンビーク北部では、2007年に初めて来た当時は、

45日停電しっぱなしも多かったのですが、

最近は、停電することも週に1日程度あるかないかまで減っていました。

 

電気がほぼ毎日ある暮らしがまた自分にとって

普通になってしまっていたので、

毎日停電するマラウィに来て

また改めて電気がいつでもある生活のありがたさに気づきました。

 

夜になって、停電していた電気が戻って

部屋が普通に明るくなると

「あぁ、物が良く見える」と毎日幸せな気持ちになります。

 

勉強小屋、土曜日と日曜日続けて授業をしていた時期があって

土曜日の夕方みんな家に帰って行って、日曜日の朝にまだ勉強しに来ていました。

土曜日に宿題を出して次の日にやってきてないのをみて、がっくりしていると、

 

一人の男の子が、

「昨日の夜、家のすぐ外に出て、

月明りで一生懸命宿題やっていたんだけど、

大きな黒い雲が来て月が隠れて真っ暗になっちゃって

宿題ができなかったよ。」って

途中からぐちゃぐちゃの字に

なってしまったノートを見せてくれた子がいました。

 

モザンビーク勉強小屋に通っている子供たちの家には

貧しいため電気がないです。

 

 そんなことも考えずに宿題を出してしまったこと

大反省したことを思い出しました。

 

みんな勉強頑張ってくれているといいなぁと思います。

 

 

 

 

 

マラウィ南部の写真

 

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ノートのカバー作り

 

ここで売られている一番安いノートは1冊約13円です。

でも日本に売られているような丈夫なノートではなくて、ペラペラのタイプのものです。

すぐに表紙まで破けてしまってボロボロになってしまったり

雨に少しでも濡れたり、雨でぬかるんだ道端に落として受けるダメージがひどく、

みんななんとか乾かして大切に使っています。

 

ものすごく使い込んだ聖書やコーランを

何かの余った厚紙で手作りできれいにカバーをつけている人を見かけて、

 

子供たちのよたよたのぼろぼろになってしまったノート、

時々、セロハンテープやホッチキスで直してあげていたのですが、

新聞紙でみんなでカバーを作りました。

 

小さい子がうまくできないと年齢が上の子が

手伝ってあげていました。

 

完成後みんな大喜びでした。

 

ないならないなりに、あるもので工夫をして物を大切に使うこと、

大切なことだなぁと思いました。

 

 

写真

 

1枚目みんなでノートカバーつくり中



完成後

 

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お洋服を受け取る前と受け取った後の子供たち

 

いつもプレミオをもらえるとみんなとっても大喜びです。

 

 


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休まず通って勉強を頑張っている子への服のご褒美(プレミオです)

 

休まずに通った子達へ渡すプレゼント(プレミオ)は

ノート、鉛筆、お米1コップだったり、少しのお砂糖だったりもしますが

月によっては古着のときもあります。

 

みんな大喜びです。

 

いつもサポートしてくださってありがとうございます。

 

 服を受け取る前と受け取って早速着てみたときの写真です。

 


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