こどもの日のお祝い

 

自分の誕生日を知らない子たち、

誕生日を祝う余裕のないお家の子供達ばかりなので

 

みんなにとったら年に1日、

こどもの日がとても大切なお祝いの日です。

 

奥地の畑に働きにいっている子供達もいたので

普段よりも少ない人数でしたが、

1羽の鶏を22人で分けて

8羽を177人でいただきました。

 

鶏とタライいっぱいのサラダ、みんなの大好きなお米を

モザンビークの2つの教室に通うみんなで

食べさせていただきました。

一皿約67円のごちそうでした。

 

家では、たとえひとかけらでもほぼ鶏なんて高価なもの

(卵ですら難しい)みんな食べれないので、

みんなとてもとても喜んでいました。

 

ご支援を下さる皆様

いつも本当にありがとうございます。

 

 



 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(3)

悲しいニュース

 

最近、ほぼ毎週、自分の知っている人や

スタッフの家などに夜強盗が入っていて。

 

家のドアを壊して入ってくる場合、

家の壁をたたき割って入ってくる場合。

 

今は作物の収穫の時期なのですが、

何カ月も毎日家族みんなで畑を耕して

やっと取れた作物を家に運んだ日や

作物が売れて、現金を家に持って帰った日が狙われて、

きっと後をつけられていて、寝静まった夜中に家に襲いにきて。

 

家族全員縛られひどく暴行を受け、そのうちの一人は耳を切り落とされて、

お金の隠し場所を白状するように言われ、

お金を奪われた人たち。

家の中のほぼ全てのもの、毛布やバケツ、食糧、服、

全部持ってかれ。

 

この町の中心部はお店も増えかなり発展してきたし、

以前はなかったバイクタクシーも町中にいます。

それに何より殺人がかなり減ったとほっとしていましたが、

また最近、警察官に撃たれてしまった人たちや

アシャンテママの教室のある地区の墓地で

ずた袋に入れられて足だけが出ている腐った遺体が見つかって。

 

 

日本や欧米のニュースでも頻繁に聞く

子供達へのひどすぎる虐待死のニュース。

 

それでも昔に比べればどこの国も

まだましになっているという人もいますが。。

 

前に、アシャンテママの女性たちで

何年も耕していた畑を強盗たちに奪われてしまったとき、

女性たちの身に危険が及んでは。。と

理不尽だけど諦めようと決めてみんなでとぼとぼ帰った帰り道、

ルーシアさんたちが、なぜか内戦時代の話をし始めました。

 

兵士たちは、鼻だけなたで切り落としたり、

レイプ、多くの人を殺して、

女性たちが抱っこしていた赤ちゃんをうすの中に入れて、

棒で突いて殺すように指示して

殺した後その赤ちゃんをそのまま食べることを

その赤ちゃんの母親や家族に強要したそうで、あの頃に比べればましだと。。

 

アシャンテママの教室で子供達にお料理をしてくれる

スタッフのアナさんという女性がいます。

アナさんは足を引きずって歩いているのですが、

それは、内戦時代に自分の家の前を歩いていたら

突然撃たれ、太ももに撃たれたひどい跡が今もあります。

 

その時、アナさんが抱っこしていた赤ちゃんも撃たれて亡くなり、

一緒にいたお姉さんも撃たれ亡くなって。

 

 

インド人の友人の一人が、

「そういう恐ろしいことは、何人だろうと、どの時代も人類の中で少なからず起こることだと。。ただ生まれ持って残虐性を持っていた人がもしもいるとしても、子供時代のまわりの環境の影響、何かに救われて、防ぐことができると思うよ。それにそういったことをする人は、やはり育った影響、それに今自分の周りにいる人の影響が大きいと思うよ。」と。

 

苦しい思いをしている人達、

子供達がすべての国で1日でも早く減ればと思います。

そのために今後も少しでも貢献できること考えていきたいです。

 

 

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(7)

リツアン号

 

2015年に 

1つ目の教室から歩いて2時間かかる

町から少し離れた集落に2つ目の教室を作りました。

 

ただ人気のない道を通っていかねばならず、

そこの道で日中でも襲われる人々もいて、

必ず、スタッフ数人で移動するようにしていましたが、

バイクや自転車で移動するたびにびくびくしながら

通っていました。

 

以前にもブログに書かせていただきましたが、

ご支援してくださる【リツアンさん】と、

私の地元の近く、静岡県掛川市の【アトムさん】という

車販売修理屋さんから、多大なるご協力をいただき、

モザンビークまで中古車を送ってくださいました。

 

その車の名前が「リツアン号」です。

2016年に受け取り今も大活躍しています。

 

リツアンさんのモットーは「辞めるための派遣会社」で、
転職を成功させるために経由してもらって、

自分に合った職場を見つけ、

みんなに幸せになってほしいというお考えで、

経営理念も《いきいきと働く人を増やす会社》です。

ぜひブログを読んでいただけたらと思います。

 

社長の野中さんが書いたおすすめなブログ

「派遣会社を設立した理由」 

「やりたいこと」

 

普段は、ガソリン代ももったいないので、

徒歩、自転車やバイク移動が主ですが、

モザンビークからマラウィなどの長距離の移動や、

重たい荷物、セメントや、レンガ、木材を運んだり、

病気の子供達を病院に連れて行ったり。

 

車なんてそんな贅沢をしていいのか、、

と悩んだのですが、リツアン号のおかげで、

活動範囲を広げること、そして時間の短縮、

安全の確保にもなっています。

 

今後も大切に大切に使わせていただきたいです。

 

 

木材を運ぶリツアン号

 

 

マラウィへ向かう道

ルーシアさん(左)とフィロメーナさん(右)


 

2つ目の教室

子供たちのお母さんとお話し合いをした日の写真


 

雨期の時期は2つ目の教室までの道がとても悪く、

いつも通れるかびくびくしますが、

リツアン号は頑張ってくれています。

 

悪路にはまってしまった他の車のヘルプに行った時の写真。

 

栗山さやか | お礼 | comments(2)

食べ物を持って帰る子達


アシャンテママの教室のお昼ご飯。

 

イスラム教の日中断食の時期は、
みんな日が沈んでから食べるように、
お昼ご飯を持って帰りますが、
時々そういうとき以外でも、
体調が悪い兄弟に持って帰るという子たちもいます。

優しいなぁと思います。


あとは、一気に食べちゃうのはもったいないから
夜に食べるという子もいます。

(食中毒等心配なので暑い時期は禁止、寒い時期でも
なるべく控えるように伝えていますが。。)

 


私の現地の滞在期間が、9月上旬までになりました。

 

皆さんからいただいている大切なご寄付、
困っている子供達の今、未来の力になるように、
と日々思っております。

 

写真:お米を家族に持って帰る子



栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(5)

ゆうちょ口座に関するお問い合わせ


先日、アシャンテママのホームページのほうに、
「ゆうちょに振込みたいけど以前の口座は使えませんか?」
というお問い合わせをいただきました。

 

このたびはご寄付の件でお問い合わせいただき、
ありがとうございます。

 

NPO法人設立に伴い楽天銀行に口座を開設しましたが、

任意団体で活動していた際に利用していた、

ゆうちょ口座「アシャンテママ日本支部」もお使いいただけます。

 

ゆうちょへのお振込み先は、

応援会のホームページに掲載しております。

 

なお、こちらにお振込み頂いた応援募金は、

下記の新口座へ送金させていただいております。

 

NPO設立による新口座

  • 銀行:楽天銀行
  • 支店:第二営業支店(252)
  • 番号:7797244(普通口座)
  • 名義:トクヒ)アシャンテママ

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

栗山さやか | お知らせなど | comments(2)

イスラム教の断食月

 

もうすぐ、イスラム教の断食月が終わります。

モザンビークのアシャンテママの教室に通っている子達は

イスラム教の子達が多く(2つ目の教室の子達は全員イスラム教)

アシャンテママに通っている子供達も6歳ぐらいから大半の子たちが

日の出から日没まで水を飲んだり、食べ物を一切口にしません。

 

この約1か月間、太陽が沈んで薄暗くなると

みんな近くのモスクに急いで行ってお祈りをしてから、

やっとお水を飲んだり、トウモロコシ粉のおかゆなどを食べます。

 

断食する理由は、色々あると思いますが、

働いている女性の一人は日中断食する理由を、

 

「断食しないと自分が死んで

土葬された後に土の中で月明りもない真っ暗闇の中で

ずっと過ごすことになるけど、

断食すれば、神が光を下さるから」と。

 

「日本ではしないの?」と聞かれ、

「宗教にもよると思うけど、しない人が多いかな。」と答えると、

 

「でもアシャンテママの活動を支援してくれている人たちは大丈夫。

ここの貧しいうえに更に遺児の子達、病気の子達、

障がいを持っている子達をずっと助けているから。

神様はとても喜んでいると思う。」

 

「支援してくれている人たちは亡くなった後、土の中に埋められても、

きっと空だって飛べちゃうよ。天使みたいに。」

 

断食月が明けるのは明後日のようでみんなわくわくしています。

 

写真 アシャンテママのお昼ご飯、

みんなお皿やプラスチックの袋に入れて

大切に家に持ち帰って夜に食べます。

 

 

 

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(3)
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