最近、ほぼ毎週、自分の知っている人や
スタッフの家などに夜強盗が入っていて。
家のドアを壊して入ってくる場合、
家の壁をたたき割って入ってくる場合。
今は作物の収穫の時期なのですが、
何カ月も毎日家族みんなで畑を耕して
やっと取れた作物を家に運んだ日や
作物が売れて、現金を家に持って帰った日が狙われて、
きっと後をつけられていて、寝静まった夜中に家に襲いにきて。
家族全員縛られひどく暴行を受け、そのうちの一人は耳を切り落とされて、
お金の隠し場所を白状するように言われ、
お金を奪われた人たち。
家の中のほぼ全てのもの、毛布やバケツ、食糧、服、
全部持ってかれ。
この町の中心部はお店も増えかなり発展してきたし、
以前はなかったバイクタクシーも町中にいます。
それに何より殺人がかなり減ったとほっとしていましたが、
また最近、警察官に撃たれてしまった人たちや
アシャンテママの教室のある地区の墓地で
ずた袋に入れられて足だけが出ている腐った遺体が見つかって。
日本や欧米のニュースでも頻繁に聞く
子供達へのひどすぎる虐待死のニュース。
それでも昔に比べればどこの国も
まだましになっているという人もいますが。。
前に、アシャンテママの女性たちで
何年も耕していた畑を強盗たちに奪われてしまったとき、
女性たちの身に危険が及んでは。。と
理不尽だけど諦めようと決めてみんなでとぼとぼ帰った帰り道、
ルーシアさんたちが、なぜか内戦時代の話をし始めました。
兵士たちは、鼻だけなたで切り落としたり、
レイプ、多くの人を殺して、
女性たちが抱っこしていた赤ちゃんをうすの中に入れて、
棒で突いて殺すように指示して
殺した後その赤ちゃんをそのまま食べることを
その赤ちゃんの母親や家族に強要したそうで、あの頃に比べればましだと。。
アシャンテママの教室で子供達にお料理をしてくれる
スタッフのアナさんという女性がいます。
アナさんは足を引きずって歩いているのですが、
それは、内戦時代に自分の家の前を歩いていたら
突然撃たれ、太ももに撃たれたひどい跡が今もあります。
その時、アナさんが抱っこしていた赤ちゃんも撃たれて亡くなり、
一緒にいたお姉さんも撃たれ亡くなって。
インド人の友人の一人が、
「そういう恐ろしいことは、何人だろうと、どの時代も人類の中で少なからず起こることだと。。ただ生まれ持って残虐性を持っていた人がもしもいるとしても、子供時代のまわりの環境の影響、何かに救われて、防ぐことができると思うよ。それにそういったことをする人は、やはり育った影響、それに今自分の周りにいる人の影響が大きいと思うよ。」と。
苦しい思いをしている人達、
子供達がすべての国で1日でも早く減ればと思います。
そのために今後も少しでも貢献できること考えていきたいです。