プレミオのサンダルとお昼ご飯

 

ブログの更新がまた空いてしまって

本当にごめんなさい。

 

マラウィ、モザンビークも寒い冬の季節が終わり、

今は、日差しの強い砂埃の夏の季節に入ったようです。

 

下の写真は、マラウィのアシャンテママの子供たちです。

1年前にプレミオとして休まずに通った子たちに渡した

サンダル(写真ではピンクの色)、

毎日履いているのにも関わらずまだきれいに使っています。

 

この日は鶏を食べました。

モザンビークでも、マラウィでもお肉(鶏でも豚でも)が

時々でもおうちで食べれることが

できるアシャンテママに通う子供たちはいないです。

   

みんなにとったら高価な食べ物なので、

みんな1年に1回だったり、数年食べれてなかったり。。

小さい子では食べたことがなかったり。

 

やっぱりお肉は

みんなが大好きな食べ物です。

 

ご支援心から感謝いたします。

 



 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(0)

お食事会と日本でのNPO設立申請のご報告

 

一昨日の夜、いつもご支援してくださる皆さまと、
お食事会をさせていただきました。

 

急に決まった集まりだったので、
多くの方にお声がけできない形での開催になってしまい、
大変申し訳ございませんでした。

 

このような集まりは、

坂之上洋子さん、栗原真佐子さんが

お声掛けをしてくださり、

8年前からお散歩会としてチャリティーを

してくださっております。

 

皆様からのご参加費は、

全額100パーセント、アシャンテママの活動費に使えるようにと、

会場は何年もずっと英治出版様が無料でお貸し下さり、

皆様へのお食事お飲み物その他の費用は、

スピーディの福田代表

スフィダンテの安本代表

全てご負担してくださって。

 

今回もご協力をいただき、

フードスタイリストの梶山葉月先生に、
おいしいモザンビーク料理を作っていただき、
いらっしゃってくださった皆さまといただきました。

 


実はこのたび、

日本でもアシャンテママのNPO団体を
設立させていただけたらと考えており、
そのご報告も兼ねての集まりでした。

 

長くなってしまいますが、
アシャンテママの今までのこと、現状、
これからのことについて書かせてください。

 


アシャンテママは約9年間、

日本では任意団体として、
ご支援や応援してくださる皆さまに支えられて、
これまで活動を続けることができました。

 

モザンビーク北部に暮らし始めたころ、
日々起こる様々な悲しい現実を見て、
もしかしたら、ほんのちょっとしたことをするだけでも、
救える命があるのではないかなと考え、活動を始めました。

 

現地の中でも更に厳しい環境で生きる人たちに、
何が本当に必要で、何が求められているのか。。。
現地のスタッフと試行錯誤をしながら、時々自己嫌悪になりながらも活動を続けてきました。

 

活動内容は、遺児の子供たちや女性たちへの教育支援だったり、
命にかかわる場合の緊急の医療援助だったり、
飢えに苦しまないように

遺児の子供を育てる年老いたおばあちゃんたち、HIVなどの慢性の疾患を抱えて生きる女性たちと、
畑で作物を育てることだったり、
家畜育てることだったり、編み物、マイクロファイナンスだったり・・・。

 


アシャンテママの活動は、
2009年、遺児の子供達を育てるおばあちゃん、遺児を引き取っている親せきご家族、ひとり親家庭(ここではほとんどお母さん)

病気、衛生等への授業と

学校に通うことができていなかった、
35人の遺児たちの教育支援からスタートしました。

 

今では、モザンビークとマラウィの2か国3か所で、
532人もの子供たちの支援を行っています。

 

例えばその中には、家族を助けるために、
薪拾いや畑を耕すなどの労働だけをずっとしてきて、
学校に通う機会がないまま、大きくなった子供たちもいます。

 

そのような子供たちに対して、
政府の小学校への入学手続き援助をすることで、
16歳、17歳で小学校に通えるようになり、
読み書きもどんどん覚えている子もいます。


アシャンテママの活動を、ずっと続けて来られたのは、
このような活動に共感してくださる、
素晴らしい方々とのご縁によって、たくさんの応援や、
ご寄付や募金などのご支援をいただけたからです。


いつも深く感謝しております。

 


そんな中、私事で恐縮ですが、
長年友人だった方と昨年スペインで結婚を致しました。


妊娠がわかったときに、

マラウィかモザンビークで産んで育てながら
変わらず現地に身を置き活動を続けられたら。。
というのが私の希望だったのですが、夫や両家族の意向もあり、

現地での出産・子育ては断念せざるを得ませんでした。

 

自分が現地から離れて、これからアシャンテママの活動が

どうなってしまうのか、正直不安でしたが、
長く働いてくれている現地スタッフたち、

そしてそれを支えてくださる、
ご支援をいただいてる多くの皆さまのおかげで、
今も活動を継続することができております。

 

ただ支援している子供たちの人数も年々増えてきて、
これまで以上に責任を伴う運営が

求められるようになってきました。

 

このたびのNPO法人格取得によって、
安定した活動を将来的に継続していくことも、
目的のひとつと考えております。

 

そして私自身、家族ができた今、

無給のボランティアではなく、日本のNPOアシャンテママの一スタッフとして

有給ボランティアのような形で働かせていただくことになりました。

 

日本のアシャンテママののメンバーの皆さんは、無給ボランティアとして今後も続けて

お手伝いしてくださるとおっしゃっていただき、申し訳ない気持ち、ありがたい気持ちでいっぱいです。。

 

 

今後のこと。

 

頑張って働いている現地スタッフを遠方からサポートする形で、
活動内容を見直し、効率化、充実化を進めていけたら、

と思ってます。

 

将来的に活動の幅を広げていくことも視野に入れながら、
安定した活動を継続できる基盤づくりを目指したい、

と考えております。

 

特にモザンビーク北部に住む子供たちを囲む環境は厳しく、
活動を始めたばかりの頃は、日々起こる悲しい出来事に対して、
人間の闇、絶望のようなものを感じてしまうことも、

よくありました。

 

でも今は、アシャンテママの教室で勉強している子供たちには、

勉強だけではなく、人を思いやる気持ちや、素敵な笑顔があり、

私はそこに、子供たちみんなの明るい未来を見ることができます。

 

今後も年月が過ぎて行き、

子供たちはどんなふうに成長していくのか、
それによって、この子供たちは周りの人々、

社会にどんな良い影響を与えることができるのか、

 

その子供たちを、一人で一生懸命に育てているお母さん、

おばあさんたちとも、みんなでそのことを楽しみにしています。


広い広い世界の中の、

小さな地域の子供たちではありますが、
ご支援してくださるたくさんの方々の

温かいお気持ちを受け取らせていただき、
そこから広がって世界が少しでも良くなることを信じて、
今後も活動を続けさせていただけたらと思っております。

 

532人の子供たち、

そしてそのお母さんや、育てているご家族に代わって、
ご支援してくださっている皆さまに、

感謝の気持ちを伝えさせていただけたらと思います。

 

心から深く深く感謝致します。


栗山さやか

 

 


1枚目の写真  お食事会の集まり

 

2枚目の写真  9年前にモザンビークで活動を始めたばかりの頃

 

3枚目の写真  マラウィのアシャンテママの子供たち

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | お散歩会 | comments(9)

悲しかったこと

 

 

1年ほど前に、
アシャンテママモザンビークで働くスタッフの家族の
3歳の女の子が亡くなりました。


今度はその亡くなった3歳の子の

20歳のお母さんも亡くなったと聞きました。
言葉がありませんでした。

 

亡くなった原因はわからないそうです。

 

「ここはたくさんの命が産まれる場所ではあるけど、
たくさんの小さな命が亡くなっていく場所でもある。」

 

モザンビークで知り合った先進国出身の人達が

よく言っていた言葉
思い出しました。

 

協会としてもっとできること、
これからも考えていきたいです。

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(0)

完成したおトイレ

 

崩れたおトイレを解体し、

穴トイレを新しく掘りなおして、

新しいおトイレが完成致しました。

 

 

写真1枚目

 

みんなで解体した壁の破片を

順番にバケツリレーのような感じで渡し合いっこして

撤去しているところです。

 

 

写真2枚目

 

近所に住む腕のいいレンガ職人さんにお願いして、

きれいなレンガ造りのお手洗いになりました。

子供たちも大喜びでした!

 

ご寄付をくださっている皆様、心から感謝申し上げます。

 

 

 


栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(0)
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