2つ目の勉強小屋の子供たち

 

去年の終わりから始めた2つ目の勉強小屋は、
今は100人を超える子供たちが在籍して通ってきています。

 

みんな初めて握る鉛筆、文字を書くこととても嬉しそうです。

 

この中の80人近くの子供たちが身分証明書を持たず、
学校に今まで通ったことがなく毎日、水汲み、薪探し、畑作業に追われて
生活をしてそのまま大きくなってしまった子供たちです。

 

両親あるいは父親、あるいは母親を亡くしてしまった子供たち、
親が病気で支えながら生活をしている子供たち、

貧しさから学校に通えない子供たち、障がいがある子供たちです。


モザンビークの政府の学校登録は毎年12月なので
今年も12月になったらみんなの

小学校入学サポートをしたいと思っています。

 

人数が増えてしまって、

わらの勉強小屋に入りきらず、

半分のグループは青空教室だったのですが、

これから雨期の時期にもなるため、

もう一つ隣に簡単な勉強小屋を作らせていただこうと思っています。

 

皆様に支えられて続けられている活動、
ご支援心から感謝申し上げます。

 

 

 


栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(5)

高校時代の野球部野中キャプテンとリツアン号

 

25歳で亡くなってしまった地元の親友と、
中学校の頃はソフトボール部、
高校生の頃は一緒に野球部のマネージャーをしていました。

 

ボール縫ったり、アナウンスしたり、麦茶作ったり、スコアブックつけたり、
ひたすらグランドの草むしったり。

 

私たちが1年生の時に
3年生の野中キャプテン、熱血な野球部の先輩がいました。
マネージャーにはとても優しい先輩でした。

 

モザンビークでほそぼそと活動を始めて
ご寄付をいただくようになってから、
ご寄付を下さる見慣れない企業のお名前があり
ずっと気になっていました。

 

地元で応援する会を作ってくださった
河田さんが調べてくださって
(御前崎市池新田のパソコン教室「ハイネ池新田」を経営なさっている)
なんと高校を卒業してから一度も会っていない

野中キャプテンの会社とのことでした。

 

20年前のユニフォーム姿、坊主頭の野中キャプテンの姿を
思い出しありがたい気持ちでいっぱいになりました。

 

派遣会社勤務を得てご自身で、
素晴らしいシステムの派遣会社をと会社を立ち上げられたそうです。

 

ご自身のブログ「ピンハネ屋と呼ばれて」に
派遣会社を立ち上げられたきっかけ、
ご自身のご家族のこと、

子供の頃、職を転々としながら

一生懸命働くお父さんを心配していたことなどが書かれていて、

その温かい思い、お人柄がとても伝わってきました。
ぜひぜひ読んでみていただけたらと思います。

 

野中社長のブログ 「ピンハネ屋と呼ばれて」
「派遣会社を設立した理由」

http://rstc928.hateblo.jp/entry/2015/06/13/173805


去年日本に一時帰国した時に
河田さんとご一緒に20年ぶりにお会いさせていただき、
ありがたさ、懐かしさでいっぱいになりました。

 

野中先輩、河田さんは、
モザンビークの二つ目の勉強小屋が町から離れていて
茂みの中に強盗が多い道を通っていることを心配してくださりました。

そして少しでも安全に活動が続けられるようにと
今までくださっていたご寄付金を使って
白いきれいな中古車を購入してくださいました。

 

船で送る前に、
掛川市大東にある有限会社アトムさんがしっかり整備してくださいました。

そしてモザンビーク北部の港町まで送っていただき
無事に受け取らせていただき、最終的な書類等の手続きも終わりました。

 

心からお礼申し上げます。

 

車(リツアン号)には大きな荷物を運べるように、
アトムさんのご協力もあり、
車の屋根の上に荷台をつけてくださりました。

 

現地では、黒板の移動や、木材の移動大きな荷物の移動に大活躍で、
そしてマラウィに移動するときも、
このリツアン号のおかげで、たくさんの荷物(お鍋や布団まで)
持ってこれました。

 

ガソリン代がもったいないので、
歩けるときはもちろん歩いています。

 

ただ荷物が多いときに本当に大活躍しています。
大切に大切に使わせていただきます。

 

株式会社リツアン

http://ritsuan.com/company/president/

   
ハイネ池新田(お子様からご年配者までのパソコン教室、

優しく丁寧な河田さんがご本人が先生をなさっています)

http://haine.hamazo.tv/

 

有限会社アトムさんは、掛川市にある中古車販売、車検や車の修理等を
なさっている会社です。

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

勉強小屋1と勉強小屋2の子供たちとリツアン号

 

 


栗山さやか | お礼 | comments(4)

犬のルーサ

 

数か月前、約8年間一緒に住んでいてくれていた犬(ルーサ)が

突然死んでしまいました。

 

生後すぐにコンゴ人の友人から買った大切な犬です。

最近痩せてしまっていて心配していたところでした。

それでも夜少しでも怪しい音がすると変わらず、

ものすごい勢いで吠えてくれていました。

 

 

モザンビークでは協会の仕事以外は

孤独な時間も多かったです。

 

家に押し入ってくる強盗対策で飼いだした犬たち、

大量のねずみ対策に飼いだした猫たちが

一緒に住む私の大切な家族で

いつも孤独を癒されて助けられていました。

 

この約8年間、

この町にいるときは、夜は安全のために基本的に

いつも一人で家にいたので、(クリスマスや年越し、誕生日も )

ルーサたちは話し相手になってくれていました。

 

自分の食べる物も、ずっと節約節約で生活していたので、

動物のお肉、鶏も高いのであまり買わずにいて、

ルーサたちにも食べさせてあげる機会が少なかったこと

とても申し訳なく思いました。

 

お金持ちの人が行く高級スーパーマーケットで

おいしそうなドックフードが売っていたことがありましたが、

値段が高くて買ってあげる勇気がありませんでした。

 

動物を解体して売っているところで、

ルーサ達が大好きな余った動物の骨や皮の部分だけでもと

安く売ってもらうこともありましたが、

それですら途中から

値段が高くなってしまっていて頻繁には買えず。。

 

いつも自分のおかず(葉っぱやお豆の食べ物)か、

もみ殻と干した小さな魚を混ぜただけのことも

多かったことものすごく後悔しました。

 

自分にとっても贅沢なおかずの一つになる

シーチキンの1つ缶、みんな(犬3匹、猫4匹)で油汁まで分けて

食べるのですが自分が一番多い分量、食べてしまっていました。

 

ケチらず、もっとおいしいもの食べさせてあげればよかった。。

 

「人間にとったら、動物(ペット)と過ごすのは自分の人生の中の

たった数年、あるいは十数年だけど、

寿命が短い動物たちにとったら飼い主が全てで、

一生ともにする相手なんだよ。」って日本で聞いたことを思い出しました。

 

色んな事に追われ、慌ただしく過ごしてしまっていて、

あんまり遊んであげることができなかった日々もとても後悔しました。

 

「人や動物は死んだら、

今まで死んでいってしまった人たち、動物たちにまた会える。」と

聞いたことがあるので

私もまたルーサや亡くなっていってしまった人たち、

動物たちに会えることをいつかの楽しみに今を大切に生きて行きたいです。

 

ルーサも、昔一緒に暮らしていて、

誰かに殺されてしまった犬(ぶーにゃん)に

今頃会えて楽しく暮らしていると願っています。

 

写真ルーサ

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(5)

土屋秋恆さん【水墨画展2016 〜The Universe through Pinhole】のお知らせです。

 

 

ソニーデジタルエンターティメントさんの

主催で今年も土屋秋恆さんの水墨画展が開催されます。

 

そして今年もまたご寄付をとおっしゃっていただきました。

本当にありがとうございます。。。

 

詳細は以下の通りです。

 

ソニーデジタルエンターティメントさんのホームぺージより。

++++


水墨画と聞いてイメージするいわゆる作品と違い、

ポップさと他の作品では見られない各種素材が使われているのが特徴です。
 
しかもよーく作品を見てみると!そこには、はっとする仕掛けが!
ぜひ実物を見て、確認してください。
 
毎年土屋秋恆氏とソニー・デジタルエンタテインメントがタッグを組んで開催している水墨画展。

今年も弊社の収益分を全額寄付いたします。
(寄付先:プラ子・アシャンテママ ) ← ありがとうございます。。。本当にありがとうございます。。涙涙。。
 
そのため、少しでも多くの方にご購入いただく必要があると考え、

通常の土屋秋恆氏の作品より1/3〜1/4の金額に設定し、小さ目で手に取りやすい作品を展示しております。
現在、土屋秋恆氏により最終仕上げの真っ最中!気迫がすごいです。みなさん是非お越し下さい!!
 
■開催概要
・日時:2016年9月19日(月)〜9月24日(土)11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
・場所:GRAY WOOD GALLERY 東京都中央区銀座1−28−15 B1階(新富町駅 2番出口 徒歩3分)

 

* 検索に出ていない とっても素敵なギャラリーです。

かつて銀座まで海があったことを思わせるテラスがあり、美しくリノベートさせております。

 

 

+++++

 

 

なんと感謝をお伝えさせていただければいいかと思っております。

感謝感謝の一言です。。

 

素敵な水墨画を見に、

どうか是非、足を運んでいただけたらと思います。

 

栗山さやか | お礼 | comments(2)

移動の時のお手洗い

 

モザンビークでの別の町や村までの公共の移動は、

人でぎゅうぎゅう詰めの乗り合いワゴンや、バス、トラックの後ろの荷台です。

 

協会で働いてくれている一人の女性の甥っ子が、

モザンビークの首都のマプトで勉強していて、

数年ぶりに戻ってくると数日前から聞いていました。

 

首都のマプトからこの町までうまくいけばバスで2日間で着きます。

 

首都からこの町までのバス代、みんなにとったらとても高いですが、

数年ぶりに戻ってくるというのでみんなでお金を集めて出し合ったようでした。

 

その子がバスに無事に乗ってこっちに向かっていると聞き、

家族みんなで彼が数年ぶりに帰ってくるのを楽しみでたまらないと言っていました。

 

ところが到着する前に亡くなったと聞きました。

 

ここの長距離バスには、トイレはもちろんついていず、

みんな水分をとらないようにしたり、尿意をなるべく我慢しています。

 

バスの運転手さんにもよりますが

お願いすれば止まってくれる場合、

なかなか止まってくれない場合もあります。

 

バスの運転手さん自体がおトイレをするためにバスを止めたタイミングで

みんなも一斉に外に出てブッシュの中で散らばって用を足すことが多いです。

 

この子もそのすきに急いでブッシュの中に入って用を足して、

戻った時にはちょうどバスはもう出発してしまっていたところで、

彼は必死にバスの車体の後ろにしがみついたそうです。

 

でも途中で力尽きてバスから振り落とされてしまい、

頭を打ち、道端で死んでしまっているのが発見されたそうです。

 

彼の無念、家族の深い悲しみを思うと言葉が出ませんでした。

 

 

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(2)

養豚プロジェクト

 

協会の豚小屋がある地域は、町のはずれにあります。

 

その地域では一か所だけ他のかたの豚小屋があって、

以前にそこの豚が強盗にその場で殺されたことがありました。

 

ただその時は、重すぎて強盗たち運べずに諦めて放置され

殺された豚がそのまま発見されていました。

 

ただ今年に入って20匹以上もいたその豚たち

全てが盗まれてしまったようです。。

 

通常、豚を盗むには、その場で豚を殺してから

背中に背負って逃げるか、

大きい豚は殺してから

自転車の荷台に乗せて運ぶ、板に乗せて数人で運ぶ、

一輪車で運んで盗むことが主流のようです。

 

豚は警戒心も強いみたいで、知らない人が近づくと

大きな声でぶうぶう鳴くし

今回はどうやって何匹も盗まれてしまったのか。。と思っています。

見張りのかたがぐるだったのかなぁとも思いますが。。

 

もしも見張りの人が気づいても

武器はナイフだけの見張りの一人の人が

武器を持った数人にはかなわないし、

下手に抵抗したら命の危険が出てしまいます。

 

協会の豚小屋の近所の藁屋根の民家も

数日、留守した間に誰かに火をつけられて

家が燃え落ちてしまっていました。

 

豚小屋の近くに住んでいて、

豚のお世話をして働いてくれているご家族に

 

「夜、強盗が来たら抵抗しないでいいからね、

襲われたりしないように、命が危険にさらされないように

どうか気を付けて」と伝えています。

見張りとしてそこで犬たちも飼っています。

 

豚小屋のそばに誰かが数人で住んでいる+犬がいるというだけで

強盗の標的から逃れる可能性がある程度高くなると思ってはいます。

   

 

去年から始めた

この養豚プロジェクトは飼育を2匹からで始めて

それからもう2匹買い足しました。

 

最初からいる黒いメス豚の名前は

協会のみんなが決めたジャパオン(ポルトガル語でジャパンの意味)です。

 

無事に妊娠をしているようで、

今日か明日かと産まれる日をみんなで楽しみにしていました。

 

豚の妊娠は約3カ月半と聞いていたのに

ジャパオンの体がぷくぷくしてきてから4カ月以上経っても

一向に産まれる気配はなく、

 

「もしやジャパオン、ただ太っただけでは」と

 

みんな怪しみ始めがっくりしていたのですが、

6月に遂に念願の子ブタが7匹産まれました。

 

今は産まれた子豚も合わせて全部で合計で11匹です。

みんなどうか盗まれずに

元気に育ってくれるといいです。

 

 

1枚目の写真 買い足した2匹の子ブタ 

 

2枚目の写真 出産間近だった時のジャパオン

辛そうに一生懸命水を飲んでいました。

   


栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(6)

蚊取り線香

 

 

去年に日本にいたときに、蚊取り線香も持ってきました。

日本の蚊取り線香のけむり、高級な香りな感じがして、

高級感が部屋に充満する気がします。

それにとても心が落ち着きます。

 

1つまるまるを一晩で使ってしまうのは

もったいないのでちびちび折って使っています。

 

ものすごく落ち込んでしまって弱ってしまっていたとき、

そういう小さな幸せも感じられなくなってしまうぐらいで

眠れず、食べれず、そういう時は、無理をせず、

夜は、蚊取り線香などのいい匂いなどに包まれて横になって、

ひたすら時が過ぎるのを待つことがいいときもあるんだと気づきました。

 

 

今は1日が無事に終わって、蚊取り線香を焚きながら

布団に横になれる幸せを感じています。

 

やるべきことをやりながら

毎日をもっと大切に丁寧に生きようと思いました。

 

 

写真 

 

主食のしま(乾燥したトウモロコシ)の製粉所の前の写真

 

停電中のため、

みんな乾燥したトウモロコシを入れたバケツで

順番を作って電気が戻るのを待っているところ

 

 

 

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(5)
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