2つ目のアシャンテママ教室の土地

 

2つ目になるアシャンテママの教室の土地、井戸の水が出たと思ったらすぐ枯れてしまいました。
大きな岩が邪魔して深く掘れず、また別の場所を一から掘り直すか
どうしようかと思っています。
 

あとから聞いたことですが、
この新しい教室がある地区は、年末に大きな暴動があり、
この地区にある小学校の前でもめ事が起こってしまった際、
警察官が発砲して生徒が撃たれてしまったとのことです。

それに起こった村人や生徒たちが小学校を襲撃して
全ての窓ガラスを割り屋根をはがして持っていこうとし、職員室に保管されていた書類を
大雨の中びりびりにしてまき散らしたそうです。

「そんな場所に施設建てるの大丈夫?
あそこに住む人たちコブラみたいって

言われているよ。まだ警察署もないんだよ。」
と町に住む知り合いに忠告されてしまいました。

 不安もありながらも遺児や障がいを抱えている子供たちの登録、授業を始めました。
 
まだ台所や、井戸、物品保管所はないため、2,3時間の授業で
 少しずつ進めていけたらと思います。

 この土地は、さらにイスラム色が強いのですが
アシャンテママを始めた当初、
私が子供たちを無理やりキリスト教に改宗させるために
わらの小屋を作って子供たちを集めていると非難されたことがあったことを思い出しました。

 私自身の信仰する宗教は、どちらかというと仏教かな(はっきりしないこういう考えはよくないと怒られますが、、)と思うのですが、
宗教のことも含め、現地の人々を刺激しないように穏やかにやっていければと思います。

 

子供たちは労働力と町の人たちよりもここの集落の人々は考えていて、子供たちが畑を耕したり、水運び、薪探し、幼い兄弟たち世話、
学校に通っていない子たちがとてもとても多いです。 

両親、あるいは片親を亡くしてしまっていて小学校に通っていない貧しい暮らしをする子供たち、
体の不自由な貧しい暮らしをする子供たちを優先して登録しています。

みんな鉛筆の持ち方から学んでいますが、やっぱりわいわい楽しそうです。

 この集落はそこまで大きくないので、だいたい生徒の数は今年は、80人ほどになるかなと思っています。
1つ目の教室の子供たちの在籍人数は現在216人です。
みなさまのサポートのおかげで300人近くの子供たちに
教育を受ける機会をサポートできています。

本当に本当にありがとうございます。

写真
新しい教室の土地とまわりの風景


登録を始めた新しい子供たち








栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(8)
このページの先頭へ