協会の勉強小屋にある地区の小学校兼中学校の
電気配線などが盗まれてしまって電気がつかないため、
夜間の中学校がしばらく閉校しています。
この州にやっと設置された信号機第一号!も
すぐに配線が盗まれて使えずにいました。
私の家の前の小道は薄暗いので、
人が襲われてしまったりカタナを持った人たちが
隠れていたりが続いたので、
小道が少しでも明るくなるように、
大きめの電球を小道を照らせるように設置して、
ご近所の人たちもとても喜んでいたのですが、
2,3日後には誰かに盗まれてしまって・・。
別の対策を考えています。
うちの回りに作ったレンガの塀、
またレンガ一つだけ外されていて、
外からのぞけるようになってて急いで
セメントたっぷりのレンガで塞ぎました。
勉強小屋の地区で夜に産気づいた女性が、
バイクに乗せてもらって病院に行く途中にカタナで襲われて、
なんとか病院にたどり着いて、
肩から腕の大けがに耐えながら無事に出産をしましたが、
カタナで切り付けられた深い傷のため入院しています。
協会の女性の息子さんも、
離れたブッシュに火をくべるための薪を探しにいってそのまま帰って来ず、
心配してみんなで探したところ、
ブッシュの中で石かなにかで誰かに撲殺されて
バナナの葉っぱを遺体の上に乗せて隠された状態で見つかりました。
性器にひどい損傷を受けたレイプ殺人も続けて起こり、
この町だけで先週の3日間の間で3つの殺人があったり。
そこまで大きくない町なのに。
殺されるまではいかなくても、
ほぼ毎晩のようにこの町のどこどこで、
誰々が強奪された、襲われてしまったと聞きます。
学校の教室の数が足りないために、
中学生は夜間の授業になってしまう地区もあるのですが、
みんな3人以上、人数が多ければ多いほど襲われずにすむので
毎晩集団で中学校、高校に通っています。
レイプもそうですが、
もので狙われるものは現金、携帯電話、バイク、自転車が主だと思います。
バイクはとても狙われるので、協会の地区から自分の家に帰る場合は、
「夕方4時までには家に帰ってないと危ないよ」と言われます。
実際は、日が沈むぐらいまでは大丈夫だと思って夕方6時前までには
家に着くようにしています。
夜自分のベットの回りに置いているもの、
カタナもそうですが、停電でも大活躍のヘッドライト、
防犯スプレー、バイクのヘルメット(かぶって頭を守るため)、
少しでも音を出して近所の人に気づいてもらえるように、
ホイッスル、日本で買った拡声器、などを常備しています。
でも本当に入られたらきっと音を出したり、
反抗するともっと危険になってしまうとは思うのでとりあえずの気休めのためだと思います。
朝が来て窓の外が明るくなるときに目を覚ますとほっとして、
犬たちの無事をチェックして、
勉強小屋のルーシアさんに確認ついでに電話して、
無事にいつもの朝が来たことにあぁ良かったと毎朝思います。
やっぱりおびえて暮らす毎日ではなくて、
安心がある場所での暮らしが大切だと思いました。
現地のみんなは、
「強盗や殺人がない場所なんてこの世に存在しないでしょう。
強盗たちはそれが彼たちの仕事でそれで生計を立てているのだから。」と言います。
「毎晩、神に祈ることを忘れなければきっと神のご加護があるからね。」
とお祈りの仕方も教えてくれます。
町の発展とともにもっと安全になればと思います。
でも日本から戻ってきてからのこの7か月間
以前のように襲われることもなく無事に過ごしているので
そんなに危険じゃなくなっているのかもしれません。
でも念には念を気を付けたいです。
うちの犬。
怪しい物音に即座に吠えてくれます。
お座りお手できます。