9月7日はモザンビークは祝日です。
ルサカ協定記念日で 今から40年前の1974年に
ザンビアの首都ルサカで500年近くモザンビークを
植民地支配していたポルトガルとの間に和平協定が結ばれた日です。
来月の中旬には5年に一度行われる大統領選があります。
国民が直接大統領を選びます。
なので日本と同じように党の旗をつけた選挙カーが走り、
大型トラックの荷台に大勢が乗って移動していて、
少し騒がしい感じです。
私の通っている医療学校には祝日とか一切なくて、
いつもどおり授業だったり病院実習だったのですが、
なんときのういつもどおり病院に行ったら朝のミーティングだけ
参加してその後解散!と言われ家に戻ってきました。
とても嬉しかったです。
少しずつ卒業が近づいているせいか
先生たちの監視の目も少しだけゆるくなってきたような
気がしてほっとしています。
先日クラスメートの片親が亡くなりました。
彼は週末と月曜日の授業を1日休んで、乗り合いワゴンを乗り継いで15時間ほど離れた
村のお葬式に参列しました。
入学当時、たとえ、身近な家族の死でも、授業を休むことは許されないと
言われていて、そのとおりに何人もの同級生の親御さん、兄弟たちが亡くなっても
遠く離れた州や町出身の子達もみんな家族に会うこともお葬式にも出れずにいました。
一人のクラスメートの男の子、10時間ほどかかる村に住む父親が危篤という
連絡がはいって、週末を使って父親に会いにいきたいと伝えると
やはり先生から却下されていて、数日後亡くなったという悲報を受け取って
うなだれながらも勉強をしていてそこまで厳しくしなくても。。と
思いました。
マラリアにかかっても、低血糖等で倒れても
授業を休むと色んなところから書類にサインが必要です。
3日に1度のテストもあるので、1時間でも授業に出れないと体調も悪い中、
その遅れを取り戻すのもたいへんです。
パニック障がいで倒れて検査のために入院していたクラスメートの女の子も
退学になってしまいました。
でも今回、お葬式のために授業を1日休むことが許されたり
祝日を与えられたりして制度が変わってきているようで安心しました。
厳しいのももちろん必要だと思いますが、
あんまり厳しすぎると学生たちが学校を卒業して医療現場に出たときに
逆に患者さんたちにいひどいと思うぐらい厳しすぎてしまうことの原因に
なっているのではと思ってしまいます。
9月も中旬になりましたね。
お月見の季節ですね。
日本に心地よい秋の風が吹いていますように。