残り3ヶ月



学校での授業は全て終わり、
今はまた病院で臨床実習、夜勤実習をしています。
朝7時から実習をして午後は学校に戻って討論会があり
1時間半休んで夕方から次の日の朝7時半まで夜勤実習の日もあり
仮眠なしで少し疲れてしまっています。

実習でも、患者さんの前でも指導者にものすごい勢いで
怒られることも多く、毎日落ち込んでいます。(殴られたりとか
物投げつけられたりはないです。)

来週には臨床実習試験が緊急外来であります。

それが終わったらすぐに別の州に
病院研修でみんなで2ヶ月間集団生活をしながら
病院で働きます。

3つのグループに分かれるのですが、
私はここから600キロほど離れた州に行くことに
なりました。

出発する前に、壁のお名前のペンキ塗り、
協会の仕事もしっかりしないといけないのに
家に帰ってくるとなんだか疲れてしまって
何もできない日が続いています。

壁のお名前もう少しだけお時間ください。
本当に本当にごめんなさい。




 
栗山さやか | 勉強 | comments(11)

エボラ出血熱


モザンビークでもエボラ出血熱の感染は報告されていません。
モザンビークの首都マプトに住むギ二ア出身の友人から
電話が来て、去年の終わりぐらいから感染が拡大しているエボラ熱
いつ終焉するのかなぁって心配していました。
 
彼は貿易の仕事をしていて、
「中国へにんにくの買い付けに行きたいけど
ビザ発給拒否されてしまったって言っていて、
彼はギニア出身でギニアのパスポートですが
ケニアに長く住んでいてギニアにはもう10年近く帰っていないけど
それでもやっぱりギニアのパスポート持っているだけで
今はビザ発給は難しいって言われた。」って。
 
ギニアから南アフリカに来た友人も空港で入国拒否されてそのまま
ギニアに戻っていました。
 
モザンビークに住んでいるギニアのほかの友人は南アフリカとの国境で、
入国拒否されてでもしつこくお願いすると
「ビザ発給はできないし、パスポートに入国スタンプ押せないけど」って
言われて、賄賂を渡してそのまま通してもらったそうです。
 
「南アフリカ国内で、警察とか移民局の人に
パスポートとビザの提示求められたらどうするの?」って聞くと、
 
「黒人警官だったら、モザンビークの
警察みたいに賄賂渡せば全然大丈夫だと思うけど、
白人警官だったらきっとアウトだね。。無事に帰ってこれるといいけど。。」
 
ギニアでは、エボラ熱の原因は、
「白人がアフリカ人を殺すために
わざとまいているウィルスだっっていううわさもあるし、
外国の製薬会社が、もうけるためにわざと
ばらまいたウィルスだってうわさもあるよ。
だってコンピューターのウィルスも毎年色んなウィルス出現しているけど、
それ作っているのアンチウィルス販売している会社が
もうけるためにしているんでしょう。きっと
それと同じだって言ってる人いるよ。」
って言っていました。
 
日本でもたくさん報道されていると思いますが、エボラ出血熱、
感染してしまったかた、そのご家族、治療に当たる医療従事者、
一日も早い回復、感染の広がりが抑えられることを願っています。

 
栗山さやか | 国などについて | comments(0)

祝日

9月7日はモザンビークは祝日です。
ルサカ協定記念日で 今から40年前の1974年に
ザンビアの首都ルサカで500年近くモザンビークを
植民地支配していたポルトガルとの間に和平協定が結ばれた日です。
 
来月の中旬には5年に一度行われる大統領選があります。
国民が直接大統領を選びます。
 
なので日本と同じように党の旗をつけた選挙カーが走り、

大型トラックの荷台に大勢が乗って移動していて、
少し騒がしい感じです。
 
私の通っている医療学校には祝日とか一切なくて、
いつもどおり授業だったり病院実習だったのですが、
なんときのういつもどおり病院に行ったら朝のミーティングだけ
参加してその後解散!と言われ家に戻ってきました。
とても嬉しかったです。
 
少しずつ卒業が近づいているせいか
先生たちの監視の目も少しだけゆるくなってきたような
気がしてほっとしています。
 
先日クラスメートの片親が亡くなりました。
彼は週末と月曜日の授業を1日休んで、乗り合いワゴンを乗り継いで15時間ほど離れた
村のお葬式に参列しました。
 
入学当時、たとえ、身近な家族の死でも、授業を休むことは許されないと
言われていて、そのとおりに何人もの同級生の親御さん、兄弟たちが亡くなっても
遠く離れた州や町出身の子達もみんな家族に会うこともお葬式にも出れずにいました。
 
一人のクラスメートの男の子、10時間ほどかかる村に住む父親が危篤という
連絡がはいって、週末を使って父親に会いにいきたいと伝えると
やはり先生から却下されていて、数日後亡くなったという悲報を受け取って
うなだれながらも勉強をしていてそこまで厳しくしなくても。。と
思いました。
 
マラリアにかかっても、低血糖等で倒れても
授業を休むと色んなところから書類にサインが必要です。
 
3日に1度のテストもあるので、1時間でも授業に出れないと体調も悪い中、
その遅れを取り戻すのもたいへんです。
 
パニック障がいで倒れて検査のために入院していたクラスメートの女の子も
退学になってしまいました。
 
でも今回、お葬式のために授業を1日休むことが許されたり
祝日を与えられたりして制度が変わってきているようで安心しました。
 
厳しいのももちろん必要だと思いますが、
あんまり厳しすぎると学生たちが学校を卒業して医療現場に出たときに
逆に患者さんたちにいひどいと思うぐらい厳しすぎてしまうことの原因に
なっているのではと思ってしまいます。
 
 
9月も中旬になりましたね。
お月見の季節ですね。
日本に心地よい秋の風が吹いていますように。

 

栗山さやか | 勉強 | comments(2)
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