病院での臨床実習
2014.05.28 Wednesday
今は、病院の産科病棟にある未熟児集中治療室で
臨床実習をしています。
小さな小さな赤ちゃんたち、
脳や体のそれぞれの器官がまだ
しっかり発達していなくて
お乳を吸う力がなかったり、低血糖症、低体温症、
敗血症、髄膜炎、呼吸器官等の問題等を抱えている子達がいます。
定義では2500g以下から低出生体重児(未熟児)になりますが、
ここでは1000gの子達も珍しくないです。
日本や先進国だったらたとえ500gで産まれてきても
育ってくれる可能性は十分あるようですが、
(世界最小は200g台の赤ちゃんだそうです。)
ここでは、900g以下になると生きていくことは
とても難しく、産まれて数日以内に亡くなっていってしまいます。
今日も保育器の中で酸素ボンベをつけながら
苦しそうに一生懸命していた息をしていた
小さな小さな体の赤ちゃん。
亡くなっていってしまいました。
週末も勉強小屋の隣に住む20歳の
男の子が亡くなったと連絡が入りました。
周りでいつも子どもや若い子が亡くなったと
お葬式があります。
ここでは、赤ちゃん、子どもたち、
若い人たちが多く亡くなっていき、
いつだったか、モザンビークで知り合った
どこかの先進国の子が話した、
「ここではたくさんの命が産まれて
たくさんの小さな命が亡くなっていくね。。」
って何気なく言った言葉をまた思い出し、
ここで多くの子どもたちが亡くなってしまうのは
病院の設備等の問題もありますが、
人々の無教育と貧しさが大きな原因だと
いつも思います。
もっと勉強を頑張り、
色んなことに対応していくことが
できるようにこれからも頑張りたいです。
協会の子どもたち、日曜日には
先週の国語の試験に続き
今回は、算数のテストをしました。
みんな一生懸命解いていました。
1年生のクラスの子達は
足し算を自分の手の指、
足の指を使って数えていて
かわいかったです。
また採点結果報告しますね。