協会の畑


 協会の畑の写真です。

 ここの主食のしまになるとうもろこしを植えています。

 日本の黄色いとうもろこしではなくて白いとうもろこしです。

 黄色いとうもろこしよりも、甘みや味が薄いです。

 

 乾燥させて粉にして、お湯で練って主食のしまになります。



 3年ほど前に、この土地を使える権利を手に入れました。

 モザンビークは土地はすべて

 国のものなので、土地を買うということはできないです。

 

 ただ土地のリーダーから土地利用の権利をお金を払って買って

 2Mぐらいある草ぼうぼうの荒れた土地をみんなで何日もかけてくわと刀を使って

 土地を耕し始めました。

 

 

  土地がきれいになるにつれて、

  土地の境界線や土地の権利を前に買ったという人が続々出てきて、

 揉めに揉めました。


 畑の土泥棒が大群で来て畑の土を盗んでいってしまってせっかくならした

 土地が穴だらけになってしまったり、農作物の盗みがひどく

 それでもなんとか畑を続けてこれましたが、

 


「ここらへんを人が住む集落にするつもりだから畑を耕すのは

 次の収穫時までにしてくれ」と土地のリーダーから言われてしまいました。

 


 土地を取り上げられてしまわないように考えたいです。

 


 畑で働いてくれている女性たちが一斉に職を失ってしまうことになるので

 次の案を考えています。

 

 写真2枚目。 道の両側とも協会の畑です。





栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(3)

とてもとても嬉しかったこと。

 

 首都のマプトに来る前、

 自分の精神状態はあまりよくありませんでした。

 医療学校が休みに入る前は、学校の試験に毎日追われていて   

病院実習でもお医者さんたちがしっかり厳しく教えてくれます。 


指導で殴られたりはしないけど、自分の書いた患者さんたちの診断書を                     

お医者さんたちの前で読み上げてるとき、

ミスがあるたび、目の前の机をバンバン叩かれ怒られ、    

なんだか刑事さんと取り調べを受けている被疑者みたいで、

結果的には総合成績は上位でしたが、

もっともっと勉強しないとだめだと自己嫌悪になり、

それでも眠気と疲れに勝てずに夜、とぼとぼ家に帰ってくると

協会の仕事もあり、ぐったり眠ってしまって

また自己嫌悪での繰り返しの日々でした。

家の水道、電気が壊れて止まってしまっていても                                

それを直してもらうために誰かを家に呼ぶ気力すらなく、                           

電気はまだなくてもなんとかなりますが、                                

水が少ししかない生活は暑い時期はかなりきついです。。

自分で水を少し離れた井戸やポンプから汲んでくる時間が取れず、                      

雨水を溜めたり、働いていてくれるファティマさんがバケツ数杯分の                    

お水を運んできてくれていてちびちび使っていました。

 すぐ隣の家に泥棒が立て続けに入り怖い日々が続いていました。 

それに隣の家の人に「あなたの家のバナナの木が壁を壊しそうだから

壁立て直せ」と言われ、

また別の隣の家の男性には、彼の家から

いつも大量に来る汚水を入ってこないように石で塞いだら、

「お前のやっていることは犯罪だ!警察を呼ぶ」と言われ続け、

他の近所の女性には、「お前の犬たち殺してやるー」と夜叫ばれ。。

やっと来てもらえた水道屋さんには、

高額な賄賂(チップ?約1500円!!)を要求され、

払ったのに、しっかり仕事してもらえず。。 

協会の畑では、みんなで収穫楽しみにしていた農作物を盗まれてしまいました、

 

沈んだ気持ちで前から予定していた首都マプトに向いました。

そしてとても信じられないようなご連絡をいただきました。

 

「当日になっても、本当かなぁ、

人間違いだったらどうしよう」と思いながらも

モザンビークの最高級のホテルに向い、

大勢の日本のかたたち(100人以上?)がいらっしゃいました。

 

みなさんスーツをびしっと着こなされていて、もう高貴な雰囲気がものすごくて

その中にあきらかに場違いで挙動不審な自分がいて、どうしたものかと思いました。

 

そして、日本大使館のかたや外務省の方、安倍総理のスピーチを書かれたかた

内閣審議官の谷口さま、井土さまにお会いし、

コーヒーをいただきながら、お話しさせていただき、

そして多くの日本のかたがたに囲まれている

安倍総理のところに連れていってもらい

安倍総理が

「109で働かれていたんですね 今はモザンビークで頑張っていらっしゃるんですね。体調はどうですか。」

とおっしゃっていただだき、私は固まりました 。

握手していただき、

バックの中にもし日本のかたとお話しできた際、

聞き取れなかったりわからなかった日本語をあとで調べるために書こうと

持ってた紙切れしかなかったのですが

それでもサインを書いてくださいました。

オーラがものすごく素敵な雰囲気がでていました。

 

ご同行されていた国会議員のかたがた、外務省のかたがたにも

場違いな自分にも優しく接していただき本当にありがとうございました。 

モザンビークご訪問のあとにエチオピアにも行かれてそこで 

スピーチをなさりその中に私のことも書いて下ったそうです。

政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9153.html
(動画、1530秒〜くらいからだそうです。)

演説された文
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0114speech.html

日本の国益になるようなビジネスのことでもなんでもない、                        

小さな協会の活動を取り上げていただき本当に恐れ多くそして感無量でおります。

偶然見つけてくださった、内閣審議官の谷口さまにも心から感謝申し上げます。

谷口さまは東京オリンピックを決める時の総理の素晴らしいスピーチや

海外での総理のスピーチをご担当されていらっしゃるようです。

日本にご帰国されてからもメールを下さり、

ご心配してくださりとても感謝しております。

 

このようなご機会をいただき、

心からありがたく思うとともに、

こういうご機会をいただけたきっかけをくださった

ブログを作ってくださった、

よーこさん、ふじもとさん、お散歩会のみなさま、

ご寄付をなさってくださってご支援してくださっているみなさま、

ブログを他の方にご紹介してくださったりしたみなさまの

おかげと思っております。

感謝してもしきれない気持ちでおります。

 

これからも現地のみんなと一緒に

 努力を怠らず、精進して活動を続けさせて

いただきたいと思っております。

いつもご支援いただき、本当にありがとうございます。 

写真 安倍総理からいただいたサイン

    内閣審議官の谷口さま。

    安倍総理

 

 



栗山さやか | お知らせなど | comments(10)

日本人新年会



 マプトの都会の生活が本当に素晴らしくて嬉しいです。



 なんでもある生活、きれいな町並み、信号、エスカレーター、エレベーター、泥道ではないきれいに続く道路、なんでもそろっているお店、



 マプトの都市は発展をしていて、車の渋滞もすごいし、           走っている車もピカピカなものばかりで、ベンツも走ってて。



 建設ラッシュでいたるところに大きなビルがありますが、           まだまだ建つそうです。  

 すぐそばに海があって、ヤシの木がずっと海岸沿いにあり           気候のせいもありリゾートな感じもします。

 


 日本人のかたに(なおこさん、合田さん、ながもとさん、二瓶さん)       おいしいシーフードのお店やタイ料理に連れてっていただきました。      ありがとうございました!




 そして今日は日本大使のご自宅で開かれた日本人新年会に行ってきました。   多くの日本のかたとお話しできました。 




 モザンビークには約120人ほどの日本人が今現在住まれているそうです。



 新年会、知っているかたがほとんどいなくて、                大勢の青年海外協力隊のかたたちに圧倒されていたら             話しかけてくださったかたがたがいらっしゃって、              本当にありがとうございました。



 日本大使ご夫妻もお話しをしてくださり、                   日本茶等もいただいてしまいました。




 本当に本当にありがとうございました。



PS 新年会の終わりに紙をくださった男性、

青年海外協力隊のかただと思うのですが、                  どうかどうかご連絡をください。よろしくお願いします。 




写真。



1枚目。日本のかたと一緒に撮った写真を載せたかったのですが、許可をいただいていないので、日本人新年会でごちそうになったたべものの写真です。

どれもとてもおいしいかったです。



2枚目。3枚目。マプトの海。ヤシの木。




本当に本当にありがとうございました。


 





 






栗山さやか | 日々の暮らし | comments(11)

2014年明けましておめでとうございます。

 


あけましておめでとうございます。

遅くなってしまいましたが、

2013年も温かいご支援をいただき、心からの感謝を申し上げます。

2014年もみなさまにとってどうか素晴らしい1年になりますように。



今年ももう8日目になりました。

日本はどんな雰囲気でしょうか。昨日は1月7日で七草粥の日でしたね。


私は、 去年は、日本のかたがたにお会いできる機会が何回かあり

アフリカに来てから、もう何年も日本のかたに会えるのは

年に1回あるかないかだったので本当に嬉しかったです。


 久々にお会いできる日本の方たちとの会話、とても緊張してしまって、

変な日本語になってしまったり、敬語の使い方間違えてしまったり、

あぁ、間違えないようにと思うと余計にまた緊張してしまって

さらに変な言葉づかいになってしまって、

家に帰ってから、変な日本人だと思われたらどうしよう。。と         自分の言動に落ち込んだりしていました。





今は無事にモザンビークの首都のマプトに昨日着きました。           ビルの多さ、お店とかカフェの多さ、車の多さ、人の多さに

本当にびっくりしています。

私の住んでいる州とは気候も雰囲気も全く違い、               同じ国にはとても思えないぐらいです。


 医療学校の書類の解決のためと、

ドバイの友人が来るので仕事のお手伝いをしようと思っています。

たまった協会の仕事、会計簿等もこっちでできるように持ってきました。


そしてなんとマプトに住まれている日本人のかたがた何人かに

お会いできそうです。


とてもとてもとても楽しみです。

 

2014年は、平成何年になるのかな。

なにどしなのかな。



今年もみなさまにとって、幸せなことがたくさんの1年になりますように。


今年もどうかどうか宜しくお願い致します。


 


栗山さやか | 日々の暮らし | comments(14)
このページの先頭へ