ゴミ山のこと。



モザンビークにはたぶん、しっかりドラマとか映画を作る会社とか
ないみたいで(ここの州で放送してないだけかもしれませんが)

外のマーケットでナイジェリアやアンゴラの映画のDVDが売っています。

かなり前に買ったとき一枚240円?ぐらいだったと思います。

ハリウッドの海賊版?(字幕が中国語だった)も

途中で見れなくなったりしますが、買えます。
 

テレビ今は3チャンネルも見れますが、
ポルトガルや、メキシコ、ブラジルのドラマがやっています。

ときどきモザンビークのドキュメンタリーみたいなのもやっています。

 

前にもドキュメンタリーがやっていて、

首都でごみを漁って暮らす人々の生活が流れていました。

 

漁ったごみを映していたのですが、

大量のハエに囲まれながら、

大きな大ぶりのチキンを拾っておいしいーってほうばる若い男の子が

写っていて、あまりにもそのチキンの足の部分が立派で私も

おいしそう。。と思ってしまいました。

 

ネットで写真が載っていたので載せますね。

(ポルトガル人の写真家さんが撮られたそうです。)

 

http://www.mdig.com.br/index.php?itemid=20400

 

 

http://www.joseferreira-photographer.com/19192/184078/projects/trash-land

 
写真を撮ったかたが、腐った犬の頭を食べてた人もいて
とても心が痛んだとCNNのニュースでも言っていました。

 

インタビューに答えていたゴミ漁ってた子が、

拾ったゴミを売っていい日は1日で3000MTs稼いだりもするって。。。

 

3000MTS= 9000円!!! です。

 

ここの人たちの政府が定めた最低の1か月のお給料は8250円です。 

 

この仕事につける人は本当に一握りでほとんどの貧しい人たちは

自分で小さな畑を鍬一本で耕してそれを食べてなんとか暮らしています。

薪やわらを奥に行って切ってきて路上で売ったりもしています。
子どもがたくさんいる女性は1日一人あたり、20円以下とかで暮らして
いたりもします。1か月に1000円を稼ぐことも
難しいかたがたくさんいます。


物価もここで採れるかぼちゃの葉、さつまいもの葉とかは
まだ安いけど
普通のちょっといいものは値段、
日本より高かったりします。

 

工場で作られた、粉ミルク1缶(400g)660円とかコーヒーの粉(250g)
1330円とか
チーズ、1200円! コーラ1缶90円から120円。

全然可愛くない一番安い自転車7800円。
 

全部首都や南部の工場で作られていたり、モザンビークにはなくて

隣の国の南アフリカから陸路でローリーなんかで運ばれてくるので

運搬費がかかるためここではとても高くなってしまいます。

 

一度、この町までの道が大雨で悲惨な状態になって

ローリーとかトラック、車が通れなくなってしまって

その時、町中の砂糖が品薄になりふつう1K120円で買えるのに

この時は一気に240円にまで値上がりしました。

 

このゴミを漁って生計を立てている人たちの映像、
新しいごみを載せたトラックがやってくるとわーってみんな群がって
我先にとまだ走ってるトラックの荷台のごみに飛び乗って漁っていて

たまたま一緒に見ていたここの町に住む友人は、
じーと見ていて、

 

「こんなゴミ山あったらここの人たちももっと生活楽になるのにね。

食べるものや売れるものが探すだけで毎日手に入るなんて首都はいいね。

ここのゴミだめは、食べ物なんて落ちてないもんね」って。

 

日本にいたとき、どこかの貧しい国でゴミ山で暮らしながら

生活している家族のテレビがやっていて

なんて悲惨でかわいそうなんだろうって

思ったの思い出しましたが、臭いもすごいだろうし、
衛生上の問題、細菌感染等々問題は大ありですが、
それでもうらやましいっていう発想があることに
また考えさせられました。

 

人が食べ終わって捨てた地面に落ちている

マンゴのたねの部分とか、さとうきびのかすとか拾って
さらに吸ったり
腐ったおいも集めて

空腹を満たそうとする子達がいること、

それはここでは珍しいことじゃないこと。

 

あと何年経ったらこういう状態は変わっていくのかなと

思います。。

 

私ももっと頭を使って考えていきたいです。

   

 

 

写真。

 

レタスはここでも売られていますが、

高価な野菜です。

1個で売られているんじゃなくて、

数枚がちぎって15円からで売られています。

 

貧しいみんなにはもちろん買う余裕はないです。

 

勉強小屋の前の年の終わりの会でも
レタスを買わせていただきましたが、

予算、けちってしまって、
小さいくしゃってなったレタスの葉
1人一枚ずつしかあげれなくて、

去年の終わりの会には奮発して
1200円分ものレタスの葉を買わせていただいて、

みんなで食べました。みんな大興奮でした。

 

みんなのレタス付きのご飯を食べている嬉しそうな
写真を撮ろうと思ってカメラ持ってうろうろしてたら

写真の女の子、
私が地面に落ちたものは食べちゃダメーっていつも言っているので

落ちていた腐りかけの部分をばれないようにこっそり拾って

自分のコップにいれて、勉強小屋の隅で食べていました。

あとで「レタスおいしいよね。 でもこれはもう食べれない部分だから

おかわりもらおうね」って言って

おかわりをあげたらとても喜んでいました。 

ご寄付についてのご質問いただき本当にありがとうございます。
日本には協会の受け皿がないため、ソニーデジタルさんが
ボランティアでご協力してくださっています。
毎月、月末にいただいたご寄付の全額を
送ってくださっています。

また詳細ゆっくり書かせてください。

 

 本当にご支援、コメントもありがとうございます。。


  

 





栗山さやか | 国などについて | comments(11)

温かいコメント本当にありがとうございます。

 

学校が始まり、また週に何回もある試験に
追われる毎日になりました。

 

このあいだ、学校長に呼ばれて、

「この間首都から学校調査で派遣された人たちきていて、

生徒の書類をチェックして

君が入学した時の書類に首都の保健省大臣のサインがない。

国籍が違う生徒の入学、彼は本当に認めたのか
どうか問題になっている。
至急対応しなさい」と言われて。

 

7時間(1日分)の授業を欠席しただけで退学になる

(病気の場合は48時間以内に病院の診断書を提出)規則なので

バスで片道、3日かかってしまう(途中でバス壊れたらもっと。。)

首都に行くのはとても無理があるし、

首都に住んでいるモザンビーク人の友人にお願いして、

何種類かの書類の提出の準備をしているところです。

 

なんだか外国人である自分は、

ここにいてはいけない存在なんじゃないか、

退学しなくちゃいけないのかな、と思いながら

毎日学校に通うのはやっぱりつらく

夜また落ち込みながら家に帰ってきて、

ブログを開いてみたらテレビ東京さんの番組を
見てくださったかたからの

たくさんのコメントがあり、びっくりしてとても励みになり、

本当にありがたい気持ちでいっぱいです。。

 

放送されたら、きっと無責任で、なんて親不孝だと

批判されてしまうんじゃないかなと覚悟していたので、

このように温かいコメントをいただき、

沈んでいた気持ちが消え去り、

本当に本当にありがとうございます。。

 

突然父を連れてきていただき(何も知らされていずとても
びっくりしました!)
、スカイプで7年ぶりに話して動く母を見れ、

テレビ東京の撮影のかた、にしおかすみこさん、(彼女は有名人で、

SMの格好をしてムチをびしびししたり、

海に潜ってなんかをえぃえぃってつっついたり、お笑いしたり、

水泳や、マラソンがすごいんだよ。)と
父がとても嬉しそうに話してくれました。

 

2日かけてここにきていただき、

3泊ここに滞在して、2日かけてまた日本に戻り、時差もあったし

とてもお疲れだったはずなのに、東京に慣れてない父が

静岡まで無事に帰れるように
成田からわざわざ品川駅まで連れて行ってくださって。。

色々お話もでき、子供たちには
慣れない薪の火でお汁粉を作ってくださり、

とても素敵なかたでした。

 

みなさんとてもいいかたで、

帰られるとき、服や、飴玉、チョコレート、コヒー、ノート、鉛筆、

来る時の、機内食でもらったりんごとポテトチップスまでくださって。

 

にしおかさんは、顔パックや、お化粧品までくださいました。。。

 

ご帰国されてからもメールをいただき、

私もにしおかさんのお笑いなんかをテレビを
いつか見てみたいなぁと思いました。

 

 

いただいた温かいコメント、少しずつになってしまうと思いますが

返信書かせてください。

 

本当に本当にありがとうございました。。

 







栗山さやか | お知らせなど | comments(27)

お知らせです。

 

 

以前に書いたフジコ へミングさんの本、

「魂のことば」、「運命の力」を

いつもブログにコメントを下さったり、
ご寄付をなさってくださっているみねさんという

静岡県に住まれていて古本屋さんをなさっているかたが

在庫があるようです。

もしご希望のかたは、下のアドレスまで。とのことです。
この本に限らず、探し本も受けつけてくださるそうです。
ありがとうございます。


屋号:ふずりな書房
アドレス: rxa04303@nifty.ne.jp

 

 

 

学校が夏休みのときに

テレビ東京さんたちの撮影のかたがたが数日いらっしゃってくださいました。

本当に宝物のような時間をいただき、心から感謝の気持ちでいます。

 

テレビ東京さんで2月の11日(夜8時から)の
「海を越えた家族愛」という番組です。

10分ぐらいの放送をしてくださるようです。

見ていただけたらと思います。

 

 

 

18才から23才までのひとり旅入門」

ひとり旅ABC倶楽部 さん。

 


という本が発売されて、

私も旅について5ページぐらいに載せてもらっています。

 

 

 


2013年1月25日
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どうぞ宜しくお願いします。

栗山さやか | 雑記 | comments(46)

マークのこと。



 

私が知り合いもほとんどいなく、
ここの公用語も片言でしかしゃべれなかったのに、現地の人二人を雇って

協会を立ち上げたとき、すぐに毎月の寄付をし始めてくれたがマークでした。

 

マークは私より、15歳年上のオランダ人で、ドイツの車の会社の日本支社で働いていて

私がショップ店員を辞めて、適当にフリーターしていて、

夜、友達と六本木で遊んでいた時にたまたま知り合いました。

 

マークは、日本語がぺらぺらで、日本が大好きでずっと日本に住みたいなぁって

いつも言っていました。

 

バックパッカーしていたときも

「どこの国に今いるの?大丈夫?」ってメールをくれて

協会を立ち上げてからもいつもメールでアドバイスをくれたり

精神的にも本当に支えられていました。

 

協会の子供たちの勉強小屋の名前もマークの名前をとって

Marck learning center です。

 

勉強小屋の犬の名前も子供たちと決めて、マークです。

子供たちがノートを使い終わり新しいノートを渡すときも

ノートの表紙にその子の名前、渡した日付、Marck learning center と書きます。

 

1年半ぐらい前、マークから
「胃がんだと診断されたよ。でも治療頑張るから心配しないで。

働けるうちは寄付だって毎月続けるからね。」って。

 

去年の夏ぐらいから「使っている薬のせいで
指がうまく使えなくなってメールが打てないよ。」って言って、

よく電話をかけてくれるようになりました。

 

「さやかは収入がないんだから、話したいときはワンギリして。
こっちからかけ直すからっ」って
いつも言ってくれていて。

 

協会の子供たちにもMarckのことは私も写真を見せたり、
しょっちゅう話をしていたので

Marckが病気になってしまったことみんなに報告したら

みんなそれぞれ自分が信仰する教会やモスクでお祈りしてくれて。

 

早く良くなりますようにってみんなで話して

お手紙をみんなそれぞれ書きました。

 

私は、それをみんなの写真をCDにいれて、私もゆっくり手紙を書いて送ろうって

思っていた頃、Marckと連絡がとれなくなり、1か月後、

Marckのご家族からMarckの笑顔の写真と一緒に
Marckが亡くなったとのメールを受け取りました。

 

最期に電話で話したとき、

「僕の素晴らしい日本での時間はもう終わりになってしまったよ。
これからオランダに戻って向こうで治療を続けるよ。
元気になったら子どもたちに会いに行くからね。」って。

最期の最期まで協会への寄付、毎月振り込んでくれていて。。

 

マーク、私が色んな問題や、
負の感情で潰れそうになっていたとき、
「自信を持っていいんだよ。さやかは僕のヒーローなんだよ」って
いつも励ましてくれて。


協会の子どもたちに
Marckがいつもみんなに言っていた
「頑張って勉強するように、人を思いやる気持ちを
持てる強い子になれるように」
って言葉と一緒にMarckが天国で神様と
見守っていてくれることを伝えました。

みんなでひざまずいて
静かにMarckにお祈りをしました。

 

どうかマークが安らかに天国で幸せでいてくれますように。

 

    

栗山さやか | お知らせなど | comments(9)

日本への電話。


   

 年に数回あるかないかですが、

銀行のカードのトラブルとか色んな手続きとかで

日本の銀行とかに問い合わせ等の電話を

ここからするとき、電話に出てくれた日本のかたが

あんまりに丁寧で優しくていつも涙が出てきます。。

 

とても礼儀が正しく優しい言葉づかいで対応してくれて。

 

日本に問い合わせの電話をするのが

ひそかな楽しみだったりします。

 

今度こそすごい冷たい対応されるかもとか思いながら

いつも機会があるとき気合をいれて電話をしていますが、
いつも優しい対応にやられています。

 

つい最近も自分の通っていた高校に成績証明書の発行をお願いするために

電話をしたら、電話に出てくれたかたがあまりにも優しくて

電話の途中で涙が大量に出てきて、泣いてるのばれないように

しようと急いで話を終わらせて電話切りました。

 

お仕事だからだけではなく、

日本のかたは他人のかたに対してもとても丁寧で思いやりがあると

思っていつも心にじーんとします。。

 

私もどんなに気分が落ち込んだり、

疲れ果てていたり、いらいらがつのっていても

どんなときでも人に優しく接してあげられるように

いつも電話を切った時に

伝授された気持ちになります。

 


 

協会の子供たちの写真。

お昼ごはんの主食のしまと干した魚。

 

ここの町でも一番貧しい層になる家庭の子達、

両親や片親をもう亡くしている子供たちのみ登録しています。

今は小さい子供たちも含めると150人以上の子供たちが登録してあり、

週に3回ある勉強小屋の授業に最近は80人から100人近い子達が

通っています。

 

自分の子供の頃とは比べものにならない

過酷な人生を送っている子供たちに

ほっとできる気持ちと場所をと思っています。

みなさんからご支援いただいているご寄付で
みんなへの鉛筆、ノート、けがしたときの薬、病院費、お昼ごはん、政府の学校への登録費、
病気の子どもたちへの緊急食糧援助、
1月休まず通った子へのプレミオ(棒石鹸、お米1コップ、等々選べます。)
などを買わせていただいています。

下着(パンツ)もみんな買ってもらえる余裕がないので
子供たちはだいたい下着履いてないですが、、中古の下着
(よたよたしてないのも探せば見つかる)
30円でそれもプレミオにしてみたら大人気でした。

 


いつも温かいご支援本当にありがとうございます。






栗山さやか | 日々の暮らし | comments(9)
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