果物の写真


もう11月になりました。

今年も残り少しなんだなぁと

毎年このぐらいの時期になるとしみじみ思います。

 

ここは、今は1年で一番暑い時期で、

これから大雨期に入る時期です。

日本は毎日寒くなってきている時期だなぁと思って、

いつもここの季節と日本の季節、旬の食べ物を

懐かしく思い浮かべて、比べてしまいます。

 

 

変わらず勉強に追われていて

毎晩家に帰ってきても勉強しなければ、、と
強迫観念みたいなのが常にあり
眠気に負けてしまわないように戦う毎日です。。

 

友達と会ったりすることも一切なくなって、

学校、家、週末は協会の勉強小屋への往復の毎日です。

 

毎週、何科目もある試験で

合格点を取れなくて悔し泣きしている子達もいて、

誰一人として、欠席、遅刻、早退する人いないです。

みんな具合が悪くても休まず必死で勉強しています。

それに別の州から来ている子たちが多く、
学校のドミトリーにみんなで住んでいて

最初のクラス会議、担任の先生から
「たとえ家族の中の誰かが亡くなってもお葬式に出るために
自分の州に戻って、何日間か授業を受けれなくなる=退学に
なる可能性が高くなることを忘れてはいけない。
お葬式にでることで失ってしまう大きなものを頭に
置いておくように。」と
最初に言われました。

みんな自分の州に戻るにはもちろん飛行機なんて
高すぎて誰も乗れないし、(例えばここから首都まで片道の
飛行機のチケット3万円以上往復6万円以上・・。)
なので、乗り合いワゴン、ぎゅうぎゅう詰めのバス、
トラックの荷台等、乗り継いだりして片道丸1日から3日かけて帰ります。
お葬式に出て戻ってくるだけでも1週間は丸々休まなくてはいけなくなるし
この陸移動での交通費のお金も余裕がないので
みんな家族が亡くなったって聞いても戻らずにいます。

ここにある他の普通の小中高学校、大学のいい加減さと比べると

全く別世界な感じです。(これからいろんなことが変わっていくのかも
しれませんが。。)

 

あんなに楽しみにしていた祝日、

「祝日というものは君たちにはない」って言われて

祝日もいつも平日と同じように学校で授業です。

 

色んな先生たちに

「試験パスしなかったら強制退学だ。」って一日何回も何回も
言われ続けている毎日で

今度は看護学科でも試験パスできなかった2人が強制退学になった発表があって、

テスト返しのときは、いい点数順に順番に呼ばれたり、

1人1人の点数、読み上げられて怒られたりします。。

 

 

今日で7月の半ばから始まった、授業、毎週あった試験が一旦終了して、

来週からは1週間、総合試験が始まります。 

 

再試は今のところ予定されていなく

1科目でも落ちたら強制退学だそうです。

 

通過できたら、再来週から何人かのチームに分かれて

病院のそれぞれの病棟での実習がはじまります。

 

実習でも試験が常にあって、落ちたら強制退学のようです。。

 
穏やかな先生、和やかな授業の日ももちろんありますが、

隣に座っている男の子も、あんまりのプレッシャーで

「毎日脅されている気がする。。」って隣でつぶやいていました。。

 

私は今まで真剣に勉強したりする学生生活を
送ったことがなく
自分が昔通っていた学生生活のような感じで

考えていた部分があって、
私の今通っている学校は政府の職業訓練学校、

患者さんたちに対してしっかりした診断ができる診断士になるための学科で

常にあるプレッシャー、これぐらい厳しくされるのは当たり前、

それについていけないようなら

勉強させてもらえる資格はないって

自分に言い聞かせて

今はマンゴの時期なのでマンゴ(4つで45円から60円)かじりながら

毎日ひたすら勉強しています。
暑さに負けて1週間に1本は
日本で売っているのと同じ、
高価なコカコーラ(1缶90円から105円)を買って
しまうようになってしまいました。。
総合試験通過できるように
本当に頑張りたいです。。

 

 

 

 写真。 うちの庭にできた果物。
     中は種がたくさんでその周りにある透明っぽいの食べます。
     少し甘みがあっておいしいです。私も今回初めて食べました。
     日本にもあるのかな。
     (ポルトガル語でなんていうのか忘れてしまいました。 また書きます。)    
 
     バナナの木もあって、60本以上のバナナが取れたので
     勉強小屋の子どもたちに一人一本ずつあげれました。

    バナナはここでは4本で30円で売っています。
    高い時期で60円です。
    ここではそんなに安いものではなくみんな
    いつも食べれないのでとても喜んでいました。
    

   
      

 







栗山さやか | 勉強 | comments(23)
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