お散歩会のお知らせです。


 

 

お散歩会をいつも開いてくださるみなさんが、

また秋のお散歩会を10月14日の日曜日に開いてくださいます。

 

このお散歩会、2010年の10月から初めてくださって、

もう2年以上もいろんなかたがご参加なさってくださって。

 

いつもお散歩会の当日の日は、協会の勉強小屋なんかから、
空を見上げながら、

日本はここより時間が7時間先に進んでいるから

今頃、みなさんで待ち合わせされてる頃かな。

歩いていらっしゃる頃かな、夜ご飯をみんなで召し上がっている時間かな。と

この空のつながった遠くの日本でのみなさんの暖かいご支援を

考えてじーんとしています。

 

 

いただいた5千円のご支援は、協会の活動費に使わせていただいています。

5千円はモザンビークの貨幣で、約1666メティケッシュになります。

 


協会の畑で働いている女性たちのお給料
(1人当たり朝6時半からお昼の12時まで労働で105円支給しています。)や

勉強小屋のプレミオ代((お塩(1コップ12円、お砂糖(1Kg105円、

油(1リットル150円、棒せっけん(1本60円)
井戸水の消毒剤(1本30円)等です。)

アルバイトしている男の子たちの人件費(1人当たり1日約300円)

子供たちのお昼ごはん代や、ノート代、

1か月休まずに勉強小屋に通った子達のプレミオ代
(サンダルやみんなの大好きなお米3コップ分など)

協会の勉強小屋の子供たちのお昼ごはん代
(お豆と主食のしまか、乾燥したとうもころしを

お砂糖と混ぜたおかゆ等)は1日分(約70人分)で
時期にもよりますが約930円ほどです。

 

畑で働いている女性たちはHIVに
感染してしまっている女性たちも多いですが

あまり重労働は病気の悪化のこともあるので
体調をみながらみんなで頑張ってくれています。

 

 

学校と協会の両立、たいへんになるのは想像していましたが、

自分が思っていた以上で、眠らなくてもいい体になりたいと
思いながら毎日がどんどん過ぎていってしまって

協会のご報告のブログの更新ができないままになってしまっていて

みなさんの温かいご支援に支えられて協会の活動をさせていただいているのに、

本当に申し訳ないです。。

 

ご寄付をなさってくださったかたにせめて協会の様子が伝わるように

写真のアップだけになってしまってもブログの更新をと思っています。。

 

本当に本当に申し訳ないです。





 

下記が14日のお散歩会のお申込みになります。

今回は武蔵五日市の秋川渓谷の山道のお散歩で、
きっと
10月の日本の山道の
お散歩はとても気持ちがいい季節じゃないかなぁと思っています。

 

いつも開いてくださるお散歩会、
いろんなご年齢のかたがご参加してくださって、

とても温かい雰囲気のお時間を
ご一緒にみなさんで過ごしてくださるようです。

 

どうかご参加していただけたらと思っています。

 

本当に本当にありがとうございます。


 http://bit.ly/purako07




 

写真

 また静岡に住む鬼丸さんが
ぺこちゃんキャンディ等を送ってくださいました。

ありがとうございます。。

 

協会のマイクロファイナンスで

トマト売りをしている女性です。

旦那さんは数年前に亡くなってしまって、
彼女もHIVポジティブですが、
7人の子供たちを一人で育てています。
でもいつも笑顔で、HIVの毎日忘れずに飲まなければ
ならない薬しっかり飲んでるよーって
話してきてくれます。













栗山さやか | お知らせなど | comments(9)

土泥棒のこと。


 

 

協会の女性たちと畑を耕すようになってから
1年以上経ちました。


畑をみんなで耕すようになってからも

畑の土地の問題でかなり長い間揉めていたのと、
やっと育った農作物を盗まれてしまったり

あと近くの集落に住む人たち、
遠くに住む人たちも畑の土を盗んでいってしまいます。

 

ここでは、何でも盗まれてしまいますが、
地面の土まで盗まれる対象です。

 

少しのお金持ち層の人たち以外、
みんなの住むおうちはセメントとかは一切使わず、

泥土を固めて作ったれんがです。
このれんが、自分たちで作ったり(大量に水が必要なので

井戸が家になかったり、井戸の水がすぐ干上がってしまう人たちは
自分たち作るのは難しいですが。)


あと1つ1,5円で買えます。

燃やしたタイプは1つ3円から3,5円、です。

その上から素手で泥土を塗って屋根は、竹とわらを載せて家が完成します。

 


その時に使う土を協会の畑の土地から
みんな掘って持って行ってしまうので

協会の畑の土地が穴だらけになってしまって困っていました。

 


土を盗む人たちは、早朝の朝5時とか、
夕方誰もその土地周辺を歩く人がいない時間を狙って
きます。

 

協会の畑は町のはずれにあって
その周辺にある集落は少し離れているので

協会でアルバイトしていてくれる男の子に
すぐそばにあるバナナの木に隠れてもらって

土を盗みに来た人たちを捕まえるようにしていました。

 

ここでは土を盗んでいってしまう人たちを
警察まで連れて行くのはとても遠いし、

その途中で逃げられたり、
警察も相手にしてくれなかったりするので、

ここの人たちのやりかたの一つとして、
みんな土を盗みに来た人たちのくわや、
バケツを没収したり

その場で破壊したりします。

 

でもみんなにとってくわやバケツは高価で
生きていくうえでとても大切で
みんなが持っている唯一の家財道具だったりするので

協会では没収して、協会の勉強小屋にきてもらうようにして
私がどうか盗まないでくださいって

話してそのあとくわとか返していました。


協会のみんなが言うには、
外人の私が言ったほうが効き目があるからって。

 

それでもなかなか土泥棒の人たちは減らなくて、
協会の女性たちが発見して

そこで大もめになってしまうことも何回かあって


協会の女性たちには、「もし誰かが土を盗んでいるの発見しても

どうか丁寧に土取らないように伝えてね」って言っていましたが


土盗んでいく人たち、


「私たちは盗み続けるよ。あんたたちが、
 種を植えて農作物を採れるように

 私もこの土を家に植えて土増やすわー」とか
 わけわかんないことを言ってきたり


「大地は神様が作って神様のものだから、
あんたたちに禁止される覚えはない。死ね 。」

とか暴言を吐いたりすることが多く、
畑も穴だらけでぼこぼこで種もまけない場所が

増えていってしまって困っていました。

 

この間、日がでる少し前の明るくなりかけてきた朝に

薪を探しに奥地にいった協会の一人の女性が、
たまたま協会の畑を通った時に、

くわやバケツを持った集団の50人ぐらいの人たちが

一気に畑の土を盗もうとしているのを発見して急いで、

他の協会の女性たち、協会のアルバイトの男の子たちを

呼んでくれて、

「ここの畑の持ち主は、とても怒っていて、

 みんなで次盗んでいるのを見つけたら、
 必ず警察に捕まえてもらう。

 一度警察を呼んだこともある」っていって。

 


それから、ここ最近はやっと大丈夫になって
みんなで安心しているところです。

 


畑で働くメンバーは今は22名です。

先月、グリンピースとじゃがいも、
高菜?みたいなはっぱ、とうもころしの
種をまきました。


収穫時期が楽しみです。
どうか盗まれてしまわなければいいと思います。





写真


1枚目 畑でとれたお豆のところでしらみ探している。



2枚目。 畑の前での写真。

 


3枚目。 みんなで借金して買った傘。

大雨期の時期になると毎日大雨が数時間降って

畑耕しているときに降ると雨宿りする場所、
大きな木も集落もそばに

ないのでみんなずぶぬれになってしまいます。



自分で傘をかえる余裕が今までなかった女性たちで
傘を持っていませんでしたが、
赤ちゃんを背負って畑を耕している女性もいるし

バケツひっくり返したみたいな大雨がいつも降るので

みんなで相談して、借金をして1人1本傘を前に買いました。


1本360円もしてしまいましたが、
毎月お給料から45円分を引いて

借金を返していて、
今月の月末のお給料で8か月かかってみんな返済し終えました。

 

みんな無事返し終えて喜んでいました。


 

 

 

 







栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(22)

9月になりましたね。


 

最近、口内炎と、指3本のさかさむけ、あと疲れからか

片目の下が常にぴくぴくしていていました。

 

毎日4時間から5時間睡眠ですが、

1週間の終わりの土曜日の夜だけは 予習も復習も宿題も一切忘れて

勉強小屋から夕方帰ってきて、散らかりまくった家の掃除したり
お米の夕ご飯
たくさん食べて

夜8時には布団に入ります。

それで朝5時半すぎまで爆睡して幸せを感じます。

 

昨日の夜も夜8時には布団に入れてたくさん眠れるって思って

1人で大興奮でした。

 

 

学校の規則で、髪の毛は、男子生徒は丸刈りで

女子生徒は髪が肩についたら縛らなくてはいけなくて、ゴムの色は白って

きまっていて、靴の色も、ベルトの色も白のきまりです。

爪を短くしているかの検査もあったり、
ピアスしてもいいけど小さなものに限ります。

違反したら強制停学で、教室にいれてもらえないです。

授業中に携帯電話が鳴ってしまったら先生によっては、

強制退室か欠席扱いになります。

中学生だったときの校則を思い出しましたが

なんだか中学校のときよりも厳しいような気がします。

 

毎朝、外で全員で整列して歌う国歌も声が小さいと何回も歌わされます。

1人を指名してみんなの前で1人で歌わせたりもして

まだ完ぺきに覚えきれていないモザンビークの国歌、

自分が指名されたらどうしようといつもどきどきしています。。

 

校内に、小さな図書室があるのですが、

そこで一人一人の本の貸し出し状況も調べていて、
(図書室からの持ち出しは禁止)

この間、クラス会議があったときに、
図書室の本を読んでいないって私も起たされて、

罰則として畑を耕しなさいと怒られました。

 

校内に小さな畑もあって、そこで野菜を育てています。

生徒の半分以上は別の州や町からの子達なので、
生徒の半分以上の子達は学校の寮に住んでいます。

みんなが食べる野菜を、各生徒、
畳2畳分ぐらいの大きさの場所を与えられて

各自耕したり水やり毎日朝晩しないといけないです。

校内に水道2つと井戸1つがありますが、
全校生徒120人が水やりをそれぞれの畑にしないといけないので

この朝晩1回ずつの水やり、
水の順番待ち、水運びがかなりつらいです。
(といっても60Mぐらいですが。)

 

さらに今回図書室の本を借りた頻度が少ない罰則で
別の畑耕して家に戻ってきたときは
くたくたでした。

 

「図書室は夜9時まで開いていて、
診断学とか薬学、血液学とかの重要な本が置かれているのに

それを利用しないなんて何事だ」って怒られて

夕方5時に強制勉強会等が終わったあとに

そこから図書室に通って勉強して、
家には安全のため夜7時前に戻ってくるようにしています。

それから家で協会の仕事の確認、準備、
家のこと、少しぼーとしたり、
夜12時までは眠ってはいけないって決めて
予習復習、宿題しています。

 

そのおかげもあってか

今週あった看護学と解剖学で優秀得点者に入れて

ほっとしています。

先週は、国家保健省システムの試験は落ちて
再試でなんとか受かりました..。
 

来週はまた医療倫理学と公共健康学、疫学、局部解剖学のテストです。。
本当の学生生活を送っているなぁと思って
こういう風な毎日を送れることに
感謝しながら勉強しています。

 


この医療学校には3つ学科があって、
助産婦学科、看護学科と医療技術学科です。

私がいるのは医療技術学科で、
まぁ看護士さんと同じ感じかなって思っていたら

アフリカや途上国には、まだお医者さんが圧倒的に少ないため、

お医者さんと看護師さん、
薬剤師さんのほかにこの医療技術師さんがいて、

ここでは小さなお医者さんにあたるって言われています。

 

村や小さな町にはお医者さんはいないので、
お医者の代わりにほとんどのことをしないと

いけないみたいです。

 

助産婦科でまた別の子が再試験も落ちて
強制退学になった発表がありました。

 

今年卒業した人たちも
入学当時は35人の生徒だったのに

強制退学させられて
最後まで無事残って卒業できたのは26人の人たちでした。

 

勉強だけじゃなくて他にもいろんな問題が出てくると
思うので卒業は難しいかもしれませんが、

自分ができるところまで頑張りたいです。


写真。
 みんな水を井戸や川から汲んできて

洗濯板になるような岩の上でごしごしお洗濯します。

乾かすのはわらの屋根の上や、お手洗いのわらの壁(写真2枚目)
にかけたりします。

洗濯物を乾かすひも代の余裕がなかったり
あとはひもも盗まれてしまったりするのでないお宅も多いです。


3枚目。 村の近くで釣りしていた女の子。






栗山さやか | 勉強 | comments(5)
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