勉強小屋までの道.


  
 
 私の家から、協会の勉強小屋まで風向きにもよりますが、 
 自転車で30分はかからないぐらいです。
 
 
 まだ通いはじめたばかりの頃、
 私が自転車でこいでいると、
 道ばたにいる人たちにからかわれたり、
 人種差別用語を叫ばれたり
 なんか通せんぼしてきたり、石投げられたり、髪の毛掴まれたり、
 泥道にはまって自転車で思いっきり転んだりしたら 
 まわりにいた人たちに大爆笑されたり。。
 悲しかったです。。
 

 ですが、最近はみんな慣れてきたのか
 普通に挨拶してくれたり、 
 私の自転車の荷台に乗せて運んでいるずた袋が
 「落ちそうだよーっ」って注意してくれて
 わざわざしっかりくくり直してくれたり。。
 
 前は勉強小屋までのたった数十分のこの距離、
 気が重いなぁって思う日が多かったのに、
 気づいたら今では全然
 思わなくなって嬉しいことだなぁと思います。

 ただ大雨が降ると道が一気に泥川みたいになります。
 自転車押してびちゃびちゃしながら進みます。
 

 なんかある意味たくましいなぁというか
 ここの人らしいなぁと思うのが
 この大雨で普通の道が泥川みたいになった時を利用して
 一気に自分の家のごみを泥川に流して、捨てています。
 
 なのでくだり坂のとこに住む人たちは、この泥水が引くと
 家の前にごみが山盛りでかわいそうです。。

 
 ごみをみんな平気でぽいぽい捨てます。
 
 乗り合いワゴンに乗っているときとか、
 自分が食べ終わった小さなクッキーの袋
 ぼーと手に握ったまま座っていると
 すかさず知らない隣にすわったおばちゃんが
 私の手から何も言わずに取ってぽいって窓の外に
 捨てたりとかします。
 
 前にまだ旅していた頃、
 頭の良い感じのケニア人の子と電車に乗って移動していたときに
 電車の窓からぽいぽいごみ捨ててて
 「良くないよー」って言ったら、
 
 「欧米の国はアフリカの土地安く買い取って、
 大量ごみ投棄しているでしょー。
 それにこの電車の中のトイレ(穴が開いてるだけの)だって
 うんちしたらそのまま地面に落っこちるんだよー。
 まぁうんちはそのまま自然に帰るから
 いいけどねー」って。 

  私が通ってきたアフリカの国では、
 バスでも電車でも乗っている人ほぼ全員、窓からぽいぽいごみ捨てていました。
 
 


 勉強小屋では、小さなことですが、
 赤いごみ箱置いて、ごみはゴミ箱へーっと言っています。。

 
 
 ここでは、もうすぐ雨期が終わって、
 徐々に乾期の冬に向かいます。
 
 
 日本は桜がきれいな時期だろうなぁと思います。
 


 今日予定してくださっていた、お散歩会 雨の予報で
 延期にさせていただくとご連絡が来ました。
 早速次の日程を決めてくださっています。。
 ご参加をご希望なさってくださったかた
 本当にありがとうございます。。

 

 写真。 勉強小屋までの道。
    大雨期の時期は、ほぼ毎日どしゃぶりの雨が
    数時間降ります。そのあと道は写真みたくなりますが、   
    少し待てば大丈夫になります。

    
 
 
 








栗山さやか | 日々の暮らし | comments(9)

子供たちの身分証明書取得のこと。

 

 


モザンビークでは赤ちゃんが産まれて4ヶ月以内までなら
身分証明書(出生届)を取得する手続きは無料です。

 

ここでは、セドゥラと呼ばれているもので、

身分証明書のような、法的に存在することを証明するものです。

 



この書類を取得するには、

両親が登録所に一緒に行く必要があります。


ただ赤ちゃんの父親は、もう逃げてしまったりして
どこにいるのかわからなかったり、
自分の赤ちゃんじゃないって
登録所に一緒に来ることを拒否されてしまうことが多いです。


ここでは子供の人身売買等の問題があるので
母親1人だけでは手続きを拒否されてしまいます。

父親が亡くなってしまっている場合は、
保証人が必要だったりして
そのかたたちも身分証明を提示する必要があります。

身分証明書の取得には大人の人は
1人300円かかってしまうので、
貧しい人たちは、大人の人たちもみんな持たずにいるので
母親の書類代、保証人の書類代 貧しいみんなには手がでないです。


この書類(身分証明書)は子供たちは、小学校の登録のときに必要で、
ないと学校登録を拒否されていて
それが原因で学校に通えていない子たちがたくさんいました。

1年前の協会のこどもたちへの学校登録の際は、
焦って直接学校長にお願いして入学をなんとか許可してもらいました。

この学校長から
「子供たちの一人一人の書類を全員分持ってこないと学校から追い出すから。」って
今年は連絡が来ていました。

ですが今年は、大きな組織が
子供の身分証明書、学校登録の際は無料にできるように
政府に援助金を出したようで
そのことを聞いて私もとてもほっとしていました。

いざはりきって、その場所に行くと、
たくさんの人たちが詰め掛けていて
順番をめぐって殴り合いのけんかになったり、
お金を要求されたわけではないですが、
お金(賄賂?チップ?)を渡した人から対応していって
渡すお金がない貧しいひとたちは、
その部屋の中に入れさせてもらえず
結局身分証明書を取得ができず。。

協会の子供たちで身分証明書を持っている子達は3人程度だったので
身分証明書1人にかかるお金は150円で、母親と保証人も
身分証明書提示を指示されると
母親の分、保証人の身分証明書取得代、
残りの子供たち全員分で考えると
すごい金額が必要になってしまうと思って
悩んでいました。

どうすればいいかずっと考えていて、
前に協会の施設の視察にきてくださった
政府の施設で働く雰囲気が良かった厚生員さん(?)に
お願いしてみようと思いました。

そのかたの事務所に行って、
何回も「また明日来て」って言われ続けていましたが
しつこく通っていたら、
その場所からの書類と、裁判所のような場所への
書類の書き方を教えてくれて。

裁判所のような政府の施設に行くと、対応した男性に、

「君、外人でしょー。金あるでしょー。自分で払えばー 」って
鼻で笑われましたが、 上のかたと話させてもらえるようにお願いして、
なんとか会わせてもらえました。

そのかたにしっかり丁寧に事情を説明すると、 数日後に
身分証明登録を担当している政府の上の人への書類を作成してくださって。。

その政府の上の人のいる場所にいって
また事情を説明するとなんと許可が出て。。

それから身分証明書作成をしてくれる人たちへ何日も

お昼ごはん代要求されたり、いやみを言われたり、
また明日ーって言われ続けてなかなか対応してくれなかったりしましたが
何度も何度もストーカーのようにお願いして最後は私も作成手伝って、
最初にお願いしてから3ヶ月近くかかりましたが、
無事に210人分(協会の家族の子供たちや
勉強小屋の近所の子供たちも含まれています)の子供たちの
身分証明書を取得することができました。



ここでの常識もわかってきて、
そういう上のひとたちに
何かをお願いするときはもちろん別料金を
要求されることもありますが、
しっかりした服装をして(スーツも外国からの中古を路上のマーケットで発見して買いました!
よたよたしていますが、なんとZARAのが680円ぐらいでした)、化粧もしっかりして、
ほんの少しだけフレンドリーに、
でもそのかたに対して尊敬強くを示す態度で
そしてしつこくしつこくしつこく何回も通えば
お金を渡さなくてもなんとかなることもあることが
最近わかってきました。 (性交を言われたりもしますが。。)

ここでは、政府のとこでもなんでも色んなことはその対応してくれた
人の気分によって決まることが多いような気がしてしまいます。

1年以上前から子供たちへの身分証明書取得について悩んでいたので
1人1人のみんなの身分証明書の紙を無事に受け取れたときは嬉しかったです。

1人でも多くの子供たちに学校へ行く機会をと
思っています。

写真。 町の中心部の写真です。しっかり道はすべてアスファルトです。
たくさんのお店もあります。
さすがに人ごみの中でカメラを出すとそのあと襲われるのが怖くて
私はできずにいるのでこの写真は友人が撮ったものです。






 

 

栗山さやか | お知らせなど | comments(5)

たいへん申し訳ないです。

 

ブログの更新がまたとても遅くなってしまい、
とてもとてもとても申し訳ないです。。

私のコンピューターが壊れてしまっていたのですが、
直せそうな色んな人のところへお願いしても
結局直してもらえることができず、
どうしようかとずっと悲しく思っていたら、
別の州に住む優しいインド人の友達がこの州に来ていて、
私のコンピューターを彼の住む州で修理に出してくれることになって、
その間、なんと彼のスペアーのコンピューターを
貸してくれることになりました。。
ありがたいありがたいと思って使わせてもらっています。
壊さないように気をつけたいです。


協会の子供たちも元気にしています。
ご報告がまた出来ていずたいへん申し訳ないです。


先月、協会の子供たちへ
日本の河田さんや(うちの父親のパソコン教室の先生)
ご友人から絵本、折り紙や飴玉、鉛筆等が届き、
静岡の中学生からは年賀状が届き、みんな大喜びでした。
本当に暖かいお心遣いありがとうございます。


いただいた、日本の中学生が書いた年賀状を私もしみじみ
眺めさせてもらって、
色んな絵や、日本語、英語、ポルトガル語で
メッセージを書いてくれてあった年賀状もあったり、
富士山が書いてくれてあった年賀状もあって、
なんだか懐かしくて涙が出てきました。


子供たちも、みんな一人一人押しかけてきて
「これなんて書いてあるのー!」って。
 自分のノートを開いて日本語を一生懸命
 書き写している子達もいて。。
 みんな今までお手紙を誰かからもらうなんて 
 経験はないから大興奮でした。


年賀状っていう日本の文化、本当にいいなぁって
しみじみ思いました。。


鬼丸さま、静岡の浜岡中学校1年生のみなさん、秋定先生
本当にありがとうございましたっ。!!


お知らせです。
ずっとインターネットが使えないあいだ、
またお散歩会のかたがお散歩を予定してくださっています。
来週末の3月31日です。 
詳細は以下の通りです。

+++++++++++++++++++++
プラ子旅する応援企画『プラっと花見さんぽ』

東京の郊外の桜を堪能しながらぷらっとお散歩しませんか?
野川公園など桜並木がキレイな場所も通過しながら、都会の喧騒を離れて美しい桜を堪能しながらおしゃべりしませんか?

概要〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・開催日時:3月31日(土)14時〜17時(予定)
・場所:国分寺駅 深大寺(調布市)までの道のり
 ※集合場所は参加者の方に追ってご連絡を差し上げます

・会費:5,000円(参加費は全額、プラ子ちゃん主宰のアシャンテママに寄付)
・応募締切:3月29日(木)18時
※応募者多数の場合は抽選となります。ご了承ください。
※受付完了のメールが届かない方はお手数ですがご連絡をいただければと思います。

■懇親会
日時:3月31日(土)18時〜21時
会費:4000円程度
※詳細は参加者の方に直接ご連絡いたします。

■お問い合わせ
info.purako@gmail.com

申し込みURL
http://bit.ly/GMso0O


++++++++++++++++


どうかどうかご参加していただけたらと思います。


幹事をなさってくださっている
よーこさんのブログにもまた書いてくださり
ありがたいの一言です。。


+++++++(よーこさんのブログコピーさせていただきました)


この散歩会、いつも、見事にぷら〜〜〜と散歩するってだけの集まりなんです。
それもプラコの話するというよりは、恋愛の話したり、仕事の悩み相談したり、そこらへんもものすごくゆるい!!!( ̄∇ ̄;)

一人参加で、誰も知らないっていう人がほとんどで、で、当然年齢から職業までめちゃくちゃなの。一緒に歩いてると法事で親戚が集まった?感じです。見事に意味不明集団!笑

でも、なんか初めて会って、このほのぼの感がでる散歩会は格別なんですよね。。
ほんといい人が集まるの。


(よーこさんのブログ)

http://blog.sakanoue.com/





いつもいつもいつも思うことですが、
ご支援してくださっているかたがたのお気持ちを大切に
受け取らせていただき、
ここの現地で弱い立場にあるかたたち、子供たちが直面している問題を
少しでも解いていくようにと思っています。


いつも感謝感謝の言葉しかでてこないです。。
本当にありがとうございます。。


写真。
 日本の中学生からの年賀状みんな受け取れることができて
 みんな興奮しています。







栗山さやか | お知らせなど | comments(7)
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