yomiurishinbun san

 


本日(2月13日)から金曜日(2月17日)までの夕刊で
計5回、栗山さんの記事が掲載されます!
夕刊ということでちょっと小説タッチの軽い読み物風になっています。
一般的な新聞記事とはずいぶん異なるんですが、読売新聞夕刊社会面の
名物コーナーにもなっています「しあわせ小箱」という欄です。




yomizurakute,gomennasai . watashino computer no choushi ga waruku
shikari blog ga kakezumoushiwakenaidesu.

 2 kagetu mae hodoni , yomiurishinbunsyano Yoshinaga sama ga
konomachi wo otozurete kudasaimasita.


mewotoosite itadaketara ureshiidesu..


栗山さやか | お知らせなど | comments(15)

幸せのありかた。


  
ここでは、みんな犬はイスラム教の教えだったり
 狂犬病もあるので大嫌いな人たちが多いですが、
 でも犬は家とか畑の番犬用に
 猫はねずみ対策としてみんな欲しがります。


うちの猫たち2匹が同時に赤ちゃん産んで合計12匹で
そしたら、何人かの人が誰かから聞いたのか
子猫ちょうだいーってうちに来ていました。

みんなねずみに自分たちの食べ物、とうもろこしの粉とかおいも食べられたり、
服とかかじられてぼろぼろにされたり、石鹸もボロボロにかじられてしまいます。
あとはねずみたち、寝ているときに足の裏とか手の指かじってくるので

 

今回も私のうちにきた人たち、ねずみにかじられたところを見せてきて


「毎晩のようにねずみがかじってきて、
しっかり眠れないよーお願いーちょうだいよー」と。

みんな猫は家にいるねずみとか
とかげとかやもりを食べて生きているからって言って
あんまり食べ物あげないことも多いと聞きます。


がりがりの猫たちも多いです。

犬も番犬として家のまわりに放し飼いにしていますが、
ご飯あんまりあげないことが多いようで、
痩せ細った犬たちがお腹を空かせて
道端のごみだめのとこいつもうろうろしています。


以前、子猫をあげたばかりの、うちの家のすぐ目の前にある
小さな小屋の物売りやさんの男の子、
週末に殺されて見つかりました。

うちの家のドアを開けると、
すぐその男の子が物売りしている小屋があって、
私もそこでろうそく買ったりあめだま、ビスケット買ったりして
毎日会話していた子で、とても悲しく思います。。

うちから歩いて1分ぐらいのとこにある彼の家の外で
吊らされた遺体で発見されてしまいました。


よく、貧しい国の人たちのほうが先進国の人たちよりも
みんないつも笑顔で幸せそうだって聞いたことがあります。

何かの調査で、貧しい国の人のほうが、
自分の人生を幸せだと思うと答える人が
多くいるって聞いたこともありました。


アフリカで生活するようになって
その答えがなんとなくわかった気が勝手にしています。

世界中の中でも特に貧しい国の集まりだって言われている
アフリカで生活していると、
あんまりに毎日悲しいことばかりを聞きます。

病気で人があっという間に亡くなってしまったり、
殺されてしまったり、襲われたり、
家に強盗が入ってきたり、
そこまでしっかり信用できる場所がなかったり。

そういうことばかりいつも自分のまわりで起こっているから、
そういう毎日の中で、少しでも幸せなことがあるだけで
すごく幸せでありがたく感じるんじゃないかなと思います。。

みんな貧しさで食べるものがない日もあって
苦しい生活をしていますが、
それでも私の兄弟はもうみんな亡くなってそれに比べたら
私はまだ生きているだけで幸せだって

話をしているのを時々耳にします。


今日は子供と女性の勉強会があった日で、
子供たちには、いつものように火をくべて
主食のしまとお豆の食べ物を、
女性たちには、みんなで温かいお砂糖湯を飲みました。

それだけでみんなとっても幸せそうで。。

小さな子供たちもそのお砂糖の袋に
少し残ってこびりついてたお砂糖のほんの少しのかすの
一生懸命嬉しそうに舐めていて。。


ふと人の幸せのあり方みたいなことについて
ぼんやり考えてしまいました。






写真。

協会の子供たち。








栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(6)
このページの先頭へ