いつも聞かれる2つのこと。

 
  
  学校に一度も通ったことがない
  協会の子供たちを政府の学校へ通わせる手続き
  何日かかけてしていたとき、

 身分証明書を持っていない子が、学校への入学手続きのときに、
 断られてしまったって聞いて、
 (去年までは身分証明書がない子たちでも、
 なんだかんだいって
 小学校5年生までなら通うことが許されていたって聞いていた)
 
 あぁどうしようって思いました。

 協会の子供たち85人ほどで、
 身分証明書をしっかり持っている子は1人だけだったし、
 身分証明書をとる手続きは、両親がもう亡くなってしまったり、
 そのまま子供を放置して今はどこにいるか
 わかんなくなってたり、
 あとは男の人がこの子は自分の子供って認めるのいやがったり、
 登録所で働く人たちが言う必要な書類もいつも違ったりして
 なかなか簡単にはいってなくて、 
 もしかしたらって思って、
 学校の学校長に直接会いにいってきました。



 太ったいかにもって感じの
 かなり偉そうなかんじのおじさんで、
 彼の部屋に呼ばれて、
 
 「へー。外人さんが、一体僕と何を話したいんだい」って。


 いつも、特にこういう偉い地位にいる
 アフリカの男の人と話すときに
 要求されるのは、お金(賄賂)か体(性交)です。
 (女の人の場合はお金かもの、ねだられます。。)



 それは私が外人だからっていうんじゃなくて、
 現地の子達でも立場が弱い貧しい人でも
 この要求を言われることばかりです。 特に体。。


 学校の進級テストなんかをパスするときや、
 就職紹介してもらうとき、警察の人、
 病院の中で看護婦さんたちからいい薬をもらえるようにだったり、
 ほんの少しの食べ物を分けてもらいたいとき。。。


 本当に不公平で汚いなぁっていつも思います。


 この学校長の男の人も、
 最初はしっかり私の話を聞いていてくれて
 心の中であぁ良かった、、って喜んでいたのですが、

 やっぱり最後は、

「 君はアフリカの男の性器を見たことがあるのかい。」
 からはじまって
 延々とセクハラなことを言われたり聞かれて、
 彼と関係を持つように言われて。。

 でも丁寧に対応しないと思って、
 なんとか上手く話題を変えるようにしていました。

 この日から毎日彼からの呼び出しの電話がはじまって、
 断ると、

「あー協会の子供たちの身分証明書は?
 まだでしょ?いつ持ってくるの?
 君の頼みだから特別に身分証明書がなくても
 入学許可してあげたのわかってる?
 そのことで重要な話があるからすぐ来い。」って。

 結局なんとかごまかしたりしてずっと会いにいってなかったら
 今度は「お金を貸してくれ。」連絡がいつも来るようになっています。。

 でもやっぱり身分証明書がなくても、
 なんだかんだどこの学校でも
 小学4年生までなら通えることがわかって、
 (規則では一応禁止されているみたいですが。。)


 結局断られた原因は、
 学校登録所のとこで対応していた教員の人たちが
 手続きする書類作成がめんどくさくて、
 意地悪を言っていただけみたいです。


 この教員のかた、現地のジャワ語しゃべれるのに、
 意地悪して公用語のポルトガル語が話せない貧しい人たちに
 わざとポルトガル語でしか話さなかったりして、
 登録諦めさせようとしたりしていました。


 本当にモザンビーク北部の人たち(特に地位やお金がある人たち。。)は
 他人が困っていようがおかまいなしだったり
 逆にそれを見て喜んでいるような傾向がかなり強いと思います。

 病院の看護婦さんたちなんか本当にひどいです。。。


 またこのことも書いていきたいです。

 もともとのここの人たちの文化なのかもしれませんが、
 長い間、内戦があった影響がとても強いような気がします。

栗山さやか | お知らせなど | comments(7)

旅で知り合った日本のかた。


  今回のお散歩の会(山登り)には、

 昔、イエメンから一緒にエチオピア行きの
 夜中の飛行機に乗ったかたも
 参加してくださっていたようです。


 写真を見てすぐにわかり、
 あれからもう5年近くになるんだなぁって懐かしかったです。

 彼たちとはイエメンの宿で知り合って、
 エチオピアに着いてからの宿探しも
 大荷物のバックパック背負いながら
 一緒にして。

 私はエチオピアの首都について
 観光は全くせずすぐ1人で施設に向かって
 それなのに、いまだに私の存在覚えてくれたんだなぁって
 嬉しかったです。

 ありがとうございます。

 
 このとき、乗った飛行機はイエメン航空だったのですが、
 乗客が全くいず、貧乏バックパッカーにとっては、
 飛行機で出される食事はすごく豪勢に感じて
 楽しみの一つなのに、
 このとき、出された食事が干乾びた薄いパンだったことが
 すごい衝撃的で、さすがアフリカ行きの
 フライトだなぁって思ったこと
 思い出しました。

 よくアラブの国とかからアフリカに入る飛行機は
 強制送還された手錠つけれたアフリカ人と一緒になるって
 聞いたことがあって恐ろしいなぁって思っていましたが、
 今いる町でも、手錠つけられた犯罪した人たちが大人数で固まって
 機関銃を持った見張りの
 警察官のひとたちと時々道歩いています。


 すれ違うとき、じろじろ見られたりして心の中でひぃーとか
 思ってしまいます。。


 昨日もうちから歩いて1分ぐらいのお宅に強盗が入り、
 3人のかたがカタナで襲われて、2人は重傷で病院にいて
 1人のかたは亡くなっていってしまいました。


 隣の部落でも家の中で殺された男の人が発見されて
 お腹を切られて腸を出されてたって。


 夜見回りしてくれていた警察官の人も先月、
 道端で殺されて発見されました。


 うちのそばに刑務所が2箇所あります。

 脱走する人たちに向かって見張りの人たちが
 脅しのために拳銃を発砲していて
 最近また拳銃発砲する音を夜中にときどき聞きます。

 協会の女性たちでも、数人のかたたちは
 家族を強盗の被害で亡くしています。

 
 どこの国にいても危険なことが起こってしまうのは
 変わりないのことと思いますが、 
 どうか少しでも安全がある場所が
 世界中で増えてくれますようにといつも思います。



 協会の子供たち。
 
 政府の学校へ送り出すとき(3枚目の写真)
 みんな見えなくなるまで手を振ってくれて
 幸せを感じる瞬間です。。







栗山さやか | | comments(0)

高尾山たいへんお疲れ様でした

 

 4月29日、
 高尾山の山登りにご参加なさっていただき
 心からお礼申し上げます。

 幹事をなさってくださっているかたから
 写真がたくさんついたメールを
 いただき、一枚一枚見させていただいています。
 かなりハードな山登りだったようで、本当にお疲れ様でした。


 ご寄付をなさってくださり、
 大切な休日の一日をあてていただき、
 いつもありがたすぎて写真をみながら、
 じーんとして涙がでてきます。


 早速また、みなさんの集合写真を印刷して、
 事務所として使っているうちの部屋の壁にはらせていただきました。
 悪いこと、落ち込むことがあるたびに
 みなさんの写真、ご寄付をしてくださったリストを眺めて、
 カツをまた更にいただいています。


 今回も参加してくれた友人(恵美さん)が

 「ご参加なさってくださったみなさん、
 とてもとても温かいかたたちでいつも驚いてしまうよ。
 みんなが心から、応援してくれてるのが伝わってくる会だったよ。」

 ってメールをくれました。


 深く深くお礼を申し上げます。

 
 今は停電ばかりの大雨期が終わり、
 寒い乾期に入りました。

 停電する日がぐっと減ると思うので
 私はもっとブログを通して
 活動内容が報告できるようにと
 思っています。

 本当にありがとうございます。

栗山さやか | お散歩会 | comments(0)
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