家のこと。


   この間、知らない男の人が突然家に来て、

「この家、買ったから出てってくれる?」 って言われました。

 前に大家さんが家賃値上げを伝えてきて
 Okしたのに、気づいたら何の連絡もなしに家を売られてました・・。

 大家さんと話がしたかったけど、彼は携帯電話を持っていないし、
 奥さんが3人いて、1週間ごと転々と
 それぞれの奥さんたちの家に住んでいて
 私は一人の奥さんとのうちしか知らないし、
 もう売られてしまったあとだし
 今更どうにもならないなぁと思って新しく住む家を探し始めています。

 大家さんはいい人だったけど、犬がとても嫌いで
 いつも文句を言われていました。。

 私が別の州に行っていて、戻ってきたら
 私の家の周り囲っているわらの囲いが壊されてて
 誰かが侵入したあとが
 あって急いで留守の間に
 うちに泊まりこんでくれていたグラッサに聞くと
 大家さんが壊して入ってきたって。。

 たぶん、庭の状態を確認?したかったみたいだったですが、
 やっぱり悲しかったです。。

 前にぺぺぶーが殺されちゃったとき、
 庭のすみにぺぺぶーのお墓を作って小さな石ころで回り囲って
 造花の花を数本置いておいたら、大家さんが勝手に庭に入ってきて
 犬のお墓だったのがばれちゃったのかわからないけど、
 全部潰されて、造花の花も、るーさが使ってた毛布までついでに
 燃やされてしまいました。。

 イスラム教の人だったからしょうがないかなと思います。

 それでも長い間なんだかんだ追い出さずに
 いてくれてそれは感謝しています。


 家探し、ここでは不動屋さんとかは存在しないので、
 住む家が必要な場合 
 自分でうろうろ歩いて、空いている家を探すしかないです。

 私が探すと肌の色の違いで、
 思いっきりぼったくりの家賃になってしまうので
 今は時間を見つけて、ルーキアたちにもお願いして、
 家を探してもらっています。

 この町に大きな大学ができて、大学に通うために
 たくさんの別の州からの
 少し裕福層のかたたちもどんどん住み始めています。

 なので、電気が通っている貸家は人気で、
 どんどん家賃も値上がりして、治安がいい地区になると
 水道とか井戸がない古い貸家でもとても高い家賃です。

 治安が悪い地区は、電気が一応通っている貸家の家賃、
 そこまで高くないですが、
 押し入り強盗被害がたくさんです。

 あんまりに安全な地区で安い貸家が見つからないから、
 町の中心部からそこまで離れてない地区に
 なかなか広い土地の古い家が売っていて
 いっそのことこの家を買ってしまったほうが
 いいんじゃないかと考えています。
 貯金を切り崩して生活している身分ですが・・。
 

 貸家だと契約書等もないので、
 いつ追い出されたりするかもわかんないし、
 犬たちのことでいつも揉めてばっかりいるのも悲しいし、
 大家さん一家みんなにいつも監視されているような気がするし。

 それに安全のためにドアを買い換えたり、
 家の壁の隙間を直したり、貸家でも最初になんだかんだお金が
 必要で、やっと全部直したーってところで
 大家さんから出てってって言われたりする場合もあるし。


 今の家は、小さな泥棒はありましたが、
 襲ってくる強盗にはあわずにすんで、
 本当にそれはありがたかったと思っています。
 ぺぺぶーのことだけが残念でした。


 泥棒や強盗の被害もいつもいつも聞くので
 次住む家は、やっぱり見張りの人をお願いしようと思っています。


 
 写真。 部屋の壁の隙間が猫の通り道になってます。


     路上のマーケット。
     服とかお野菜色々売ってます。

    
     中古の服たち安いです(25円〜。)
     漁っていい服探します。







栗山さやか | 日々の暮らし | comments(7)

アイロンのこと。



アフリカの国で洗濯物を外に干しておくと、
 変なはえがやってきて、干してある服に卵を産みつけて
 そのままその服を着ると
 体の中に皮膚をやぶって入り込んでくるみたいで、
 必ず全部の洗濯物(下着とか靴下にも)アイロンがけをして
その卵?殺さないといけないみたいです。
(私の今住んでいる町にはその種類のはえはほとんどいないみたいで安心です。)

でも、炭で使うアイロン前に買ってしまいました。
洗うと、しわしわになっちゃうそこらへんの地べたで
売っている中古のよれよれTシャツ(安くて25円ぐらい)に使ってます。

日本みたいな電気のアイロンも町だと3000円ぐらいで売っています。
でも使う電力が強すぎてコードから火が出たりするときあるみたいだし、
電気代がすごくかかるしと思って、
炭のものを新品で560円でした。(写真の右側のです。)
古い中古のものだと300円ぐらいです。

中に炭をいれて使うタイプでけっこう重たいです。
かわいい鶏がさきっぽについてて、そこを取っ手にしてぱかって開けて
中に火のついた炭を入れて使います。(これもたぶん中国からの輸入品です。)
うちのお母さんとかが小さい頃とか
日本でも使っていたんだろうなぁって思いながら使っています。




今日はモザンビークは祝日で、午前中は一人で仕事して
午後はナディアが入院してしまったのでお見舞いに行ってきます。
あとブログだーって書いたり、
ずっと文句を言われている協会の勉強小屋のある場所の
地区のリーダーに挨拶に行ってきます。少しどきどきします。。



 写真。 うちのアイロン。

     別の州の孤児院。
     ここでも炭アイロンは大活躍でした。



 





栗山さやか | 日々の暮らし | comments(0)

2月になりましたね。


  日本は今はとても寒い季節ですね。
 こたつにみかんだろうなぁと思います。


 私のいる場所は、今はマンゴと
 とうもろこしと泥だらけの季節です。

 今年のお正月は、
 砂埃だらけの家の中の掃除をしっかりして、
 お料理をして、久しぶりにお肉を食べて
 やっぱりおいしかったです。

 ここでは、年が変わる瞬間は、
 町の裕福層の人たちは家で音楽を爆音でかけて、
 みんなで踊ったり騒いでいます。

 日本みたいにお正月に食べる特別な食べ物は特になくて、
 裕福層のかたたちは、いつものお祝いごとと
 同じようにお肉や甘いものを食べてお祝いします。
 貧しい人たちはいつもと変わらないはっぱやお芋を食べて
 なんとか過ごします。。
 
 お砂糖(1キロ75円)なんかも買える余裕はないお宅ばかりで
 協会で月に一度のペースでもらえるプレミオの
 1キロのお砂糖、受け取って
 
 「もう何年もお砂糖湯なんて飲めてなかったけど、
  ここでお砂糖とかもらえれるようになって本当に
  ありがたいんだよ。 ありがとう。」て言ってもらえて
  今年もこうして活動をさせてもらえることに
  ご支援していただいているかたたちにただただ感謝です。。


 自分のことになりますが、
 大晦日の日の夜、日本の両親と電話で久々に話せました。
 
 母親から、
 
「さやかもここに一緒にいればいいのにって何度思うことか。。」 
 ってメールが電話切った後から入って、

 日本にいたときいつもこたつで一緒に過ごしたお正月のこと
 懐かしく思って、もう5年も日本に一度も帰ってないまま、
 時間がどんどん過ぎていって申し訳なく思いました。。
 親不孝だなと思います。。


 前に少しお手伝いしたモザンビークで
 開発のプロジェクトをしているイギリス人のジョンが
 この間3年以上ぶりに、モザンビークにまた来て
 久しぶりに色々話ました。

「家族や友達以外に、日本の何が恋しい? 
 食べ物? 快適な生活?」って聞かれて

 なんとなく、「襲われるかもって思いながら
 生活しなくてもいい安全で人種差別されない生活かなぁ」って
 ぼそって言ったら、
「確かにその答えは納得かもしれないなぁ。。」って笑っていました。

 ヘレン(この町に住むフィリピン人の友達)ともよく話すのですが、
 毎朝、目が覚めて最初に思うことは、

 「昨日の夜も襲われずにすんで、
 ほっとして幸せだなぁって朝一番から思えるね」って。

 私も本当は電気を消して寝たいけどやっぱりもしものときを考えて
 いつも家の中の電気をつけっぱなしで寝て、 
 ドアには2つ鍵をつけて、
 ドアの内側からも釘を何個か打ちつけています。

 あとはドアを壊されて誰かが入ってきたときのために、
 プラスチックの椅子を眠る前にドアの前に置いて
 その音で目が覚めるようにと思っています。

 先月も、ルーキアの家にも泥棒が朝来て、
 ルーキアの携帯電話と布などを盗んでいってしまいました。
 けがの被害がなくて何よりでしたが。。


 もうすぐ家を移動しないといけないですが、
 また安全に暮らせるといいです。


写真。
  全部で600円相当のプレミオは、
 町中で一番安く売っている場所を探してまとめ買いしています。

 油は少し割安になる20Lを買って、油を入れる入れ物は家から
 持ってきてもらって、1Lずつ分けます。
 みんないつも一滴でも多くもらおうと必死で見てます。。
 
 ルーキアたちとの橋の上の写真。

  
 村の友達の家の写真。体洗うためにお湯沸かしてます。











栗山さやか | 日々の暮らし | comments(0)
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