仲良しのお友達のこと。


  
 すごく仲良くしている友達がここでやっとできて、
アナやジーミーみたいに短期の滞在じゃなくて
これからも長く住む予定の二人です。
 二人にいつも色々相談しています。

フィリピン人のヘレン
(51歳だけど、見た目も性格も私と同じくらいの年に感じます。)
とブラジル人のリディア(47歳)がいます。

リディアは、10年も前にキリスト教(プロテスタント)の
布教のためにこの町にやってきて、
モザンビーク人のとても優しい旦那さんがいて布教活動がんばっています。

ヘレンは一人暮らしをして私立の学校の幼児部で英語の先生をしています。

フィリピンではしっかりした職業でもお給料がそこまで高くなく、
だから世界中に出稼ぎでみんな出ていって、お医者さんや看護婦さんたちも
みんな外国で働くためにフィリピン国内から出て行ってしまうので
頭脳流出だって言って問題になっているって聞いたことがありました。

ヘレンも、旦那さん、2人の子供たちをフィリピンに残して
モザンビークへ来て4年です。

「私もう50歳だけどまだ自分たちの家を持っていないの。
モザンビークへきたのも家の建設費のため。
ここでの生活は寂しいけど、
お給料がまだいい仕事がここで見つかったから。」って。

フィリピンでもう何十年も英語の先生をしていて
お給料は2万円ぐらい?のようで、
ここの裕福インド人のかたが経営している
私立の幼稚園の先生はかなりお給料がよくて
9万円ぐらいのようです。
(このお給料の金額は、ここでもとてもつもなくいい額です。
 普通は、月給800円からかなりよくても3万円ぐらい(公務員系)までかな、、と思います。
 州知事さんで15万円ぐらい?って聞きました。
 でも大きなお家、車、お手伝いさん、見張りの人付き)

ちなみに私も他の小さな私立の小、中学校で
アルバイトで英語教えていますが、
お給料は週2日働いて月給3600円です。。
1年経ったからこの間、600円月給があがりました。。
(ちょっと嬉しかったです。。)

経営者によってだいぶお給料に差がありますが、
私が働いている塾のような小さな学校では
他の現地出身の先生たちは週に5日働いて
週に2日しか働いてない私と同じお給料の額で
それを知ったときなんだか申し訳ないような気がしました。。



この間、今度はヘレンのうちのすぐ隣にあるうちに夜中泥棒が入って、
その家の人目を覚まして、こっそり携帯で警察を呼んで、
警察がきて、ヘレンの寝室のすぐ外で銃、発砲したから
へレンびっくりして飛び起きて、電話してきました。

すぐ行ってあげたかったけど、夜中はタクシーの
運転手さんももう働いていないし、自転車で行くのは
ヘレンの家にたどり着く前に
自分がそっこー襲われると思っていけませんでした。。

この家の人の家族が警察で働いている上の人みたいで
警察すぐきてくれたみたいですが、
普通コネとかがない限り、すぐなんて絶対来てくれないです。

夜なんて特に、警察も今車がないからタクシー警察署まで呼んで。とか、
車で行ってあげるけどガソリン代がないからあとで払ってとか。

このときの泥棒たち、テレビとお湯を入れておく水筒と卵を
盗む予定だったみたいで、ヘレン朝外に出てみたら、
割れた卵が何個か落ちてたって。
(銃で撃たれたときに落としたみたいです。。)

ヘレンがよく

「うちらにもし何かあってももうどうしようもないね。
 携帯のメールの返事がなかったり電話つながらなかったら
 確認し合おうね。お互い何かあったらきっと死体の第一発見者になるね。。」って。

何かあったときのために私の家族の日本の連絡先彼女に渡してあります。

ヘレンなにげにさすがフィリピン人だけあって
日本語の ありがとう。愛してます。って言葉知っていました。(笑)

今日は疲れていたはずなのになんだか眠れなくて、
気づいたら今は朝の6時です。
顔と歯を洗って、犬と遊んで7時から協会の仕事です。

今日もかなり寒いですが頑張ります。


写真。

 週に2日アルバイトしてる学校でのお祝いのとき撮った写真。
 同僚の先生たちです。
 
 かなり前にいった裕福層の友達の子供のお誕生日会。
 ヘレン(左から三番目)とあとは、キューバ人の女医さん、他の州出身の
 優秀な銀行員の子達です。

 ここでは、裕福層のかたたちは体格がいいかたが
 多いです。 (油ものとかお肉、甘いものがみんな大好きです。)

 






栗山さやか | 日々の暮らし | comments(0)

お皿のこと。


  いつも協会の仕事は朝7時から始まって、
  お昼に30分、うちでご飯休憩で、ルーキアとアンジェリーナと
  テレビをつけながら急いで食べます。

  いつも欠かさず三人で見ているテレビのお昼の番組で、
  モザンビークでの色んな問題を話し合う番組があります。

  貧困、売春、レイプ、強盗とか殺人、人身売買、HIV、
  病院で働く人たちの最低な態度、
  一夫多妻とかでの嫉妬で狂ったひとたちのこと、
 貧しい人への激しい差別問題、
 学校へ入学や進級したり
 するために払わないといけない賄賂や性交のこと、当たり前のことのように
 仕事を手に入れるためにも賄賂か性交を求められることとかのこと。
 他にも色んな問題、
 すごく興味深い内容がやっています。

 テレビを見てる人も電話して意見を言ったりできて
 (といってもなぜかいつも途中で切れちゃう。。)
 たぶんモザンビークのテレビが家にある裕福層のかたたちも
 みんなかなり好きな番組だと思います。

 前にこの番組で、骨泥棒が多発していつまで経っても減らないって
 ことやっていて、掘り起こされたお墓写してて
 思いっきり人の白骨化した骨とか映してて、夜ならまだしも、
 お昼どきでみんなごはん食べてるし子供たちも見てそうなのに・・とか思いました。

 たぶんモザンビーク中、人のお墓を掘り起こして遺体や、骨を
 盗まれることとても多いです。この町でもよく聞きます。

 遺体を食べてた人がやっと捕まったってこと聞いたり、
 あとはやっぱり呪術医さんとか黒魔術で使うためみたいです。

 でもルーキアが、ぽつんと、
 「このお皿も人の骨からできてるんだよね・・。」って
 私が最近ちょっと奮発して買ってしまった白いお皿(1枚60円)を見ていいました。

 「 人の骨が盗まれるの呪術医さんだけじゃなくて
 こういうお皿作るためでもあるんだよ。
 盗んだ遺体とか骨はそのまま工場に運ばれてお皿になるんだよ。
 さやか知らずにこのお皿使ってたの?」

「だからときどき、こういうお皿使うのいやがる人多いんだよ。
 だって人の骨で作られてるし。」って、、、。

 アンジェリーナも
 「みんなそうやっていうけど 本当?」って聞いてきました。。

 牛の骨の灰?を使ってお皿にするって日本にいたとき
 聞いたことがあったけどそれ思い出しました。

 ここの普通のみんなが使うお皿は、
 プラスチックでできている軽い赤とか緑とかの安いお皿か、
 鉄?アルミ?でできてるお皿です。(2つの写真に写っています。)
 25円ぐらいからです。

 日本の人たちが使うようなお皿やコップは高いし
 みんな食器は外の地べたで洗うので割れやすいし
 貧しいみんなほとんど使ってないです。

 
 別の州出身のちょっと都会的な女の子が
 家にきたときに聞いてみたら、
 
 「さやかが一緒に働いている子って
 さやかと同じ年でしょーしかも高校3年生でしょー
 そんなこと信じてるなんて。さすがこの州出身の子ねっ。だから
 この州は遅れまくってるっていわれてるんだよー」

 っていつもの感じで言ってました。


 でもここの子達は、子供のうちから腰にカタナをさして、
  高い木に登って料理のときに使う枝を切り落としたり、
 髪の毛編むの芸術的だったり、重たいもの何でも
 頭に乗せて歩けちゃうし、マタケンニャ(皮膚の下に入る寄生虫)とるのすごい上手だし、
 ねずみに対して全く動じないし、色々すごいなぁーって思うことたくさんです。
 今は変なことしか思い浮かびませんがまた他にも思い出したら書いていきますね。

 いつもみんなからたくさん生活の知恵を学んでいて
 ほほぉーって思っています。



 

写真。

  こっちで毎日食べてる主食のしまと、はっぱのおかず。
  お米は高いです。 

  友達の家でご馳走になったお昼ごはん。
  おかずが2種類(はっぱと干した小さなお魚)もあって
マンディヨーカ(白い硬いおいも?日本にもあるのかな?おいしいです。)まで
つけてくれて貧しい家庭の子だったのに本当にありがたいごはんでした。
   

  うちの買ったばかりの
  白いきれいなお気に入りのお皿。(ルーキアが人骨でできてるって言った。)
  鶏は一羽400円ぐらいからで高いですが、
  足と頭だけは別に68円ぐらいで売っています。






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日本ばんざい!


 日本がまた勝利しとっても嬉しいです!

 夜の8時半からの試合、家でルーサ(犬)と応援してました。

 また友人のヘレンと一緒に見たかったのですが、

 夜8時以降は外に出ると危険で
 (車移動なら大丈夫ですが、タクシーは300円からで高いです。)
 あと自分の家に誰もいないと盗人が入るかもしれないので

 諦めました。

 でも日本の試合、1人でルーサとぽつんとじゃなくてやっぱり
 誰かと一緒に見ればよかったなって一瞬寂しくなりました。


 試合中に、ヘレンや
 この町に引っ越してきたばかりの中国人の友達、
 キリスト教のシスターのアンゴラ人の友達が携帯で
 

「日本きっと勝つねーすごいねぇー」って

 

 メール送ってきてくれました。

 嬉しくなりました。

 試合が無事終わって、ルーサと浮かれてたら
 ギ二アコナクリ出身の友達も
 今はケニアにいるのにわざわざメッセージを送ってきてくれて、

 「日本勝ったねー!おめでとうー!
 僕にもしこの先、男の子の赤ちゃんが生まれたら名前はホンダにするー!」って。
 
 モザンビークのサッカー解説者の方々も 
 日本すばらしいー!ってたくさん言っていました。

 画面に映った、日本の観客の人の中に、

 またボーリングの恰好した人たちがいました。


 小さな子供が日本のトサカバージョンのようなものを頭にかぶっていて
 かわいらしかったです。

 応援の人が持ってた布に

 

「神様、仏様っ」

と書いてあるのもおもしろかったです。

 
 日本は、平日の夜中の時間帯の試合でしたが、


 みなさん、それぞれのご家庭で、

 寝ずに頑張って応援してたんだろうなぁって
 思って日本で試合みたかったなぁって少し思いました。

 でもアフリカで生活しているのに

 ワールドカップを自分のうちのテレビで見れて

 私は本当に贅沢ものだなぁとつくづく思いました。


 次の試合もぜひ頑張ってほしいです。



 写真。 またおもちゃの写真です。
  
    男の子たちに人気の手作りの車のおもちゃ。
  
    泥のお人形とお砂糖の空袋のバック。
 
    泥のお面。毛はとうもろこしの毛で
    しっかり歯もついています。(上の歯の部分、
    「殺したやぎの歯取ってつけたよ」と教えてくれました。)   



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ワールドカップ


  昨日のサッカー、日本勝ってとても嬉しいです!

 ワールドカップが行われている南アフリカは
 私の住んでるモザンビークの隣の国ですが
 私の住んでいる州からはかなり遠くて、(バス乗り継いでうまく行けば片道4日ぐらい)
 でもモザンビークの首都のマプトからだと大型バスで南アまでの国境は
 2時間ぐらいで着くと思います。

 ここの州の多くの人たちはもちろんワールドカップとかは知らないと思います。

 でも電気が通っていて、テレビが家にある裕福な家のかたたちは、
 テレビで試合を放送しているのでみんな見て盛り上がってます。

  みんなは野球とかの他のスポーツはあまり知らないです。

 野球だとまず道具が必要になってしまうし、
 バスケットボールも跳ねるしっかりしたボールがないとできないし。

 サッカーは本物のボールが手に入らなくても
 ぼろぼろになってもう使えなくなったビニール袋丸めれば蹴れます。


 だからきっとサッカーは世界中で
 一番人気があるんだろうなぁと思います。

 サッカーの本物のボールもここではとても貴重で高価で
 一回も持ってる人見たことないです。
 (たぶんお金持ちの家庭のポルトガル、インド系の
 子達は余裕で持っていそうですが。)

 日本の試合、夕方からで仕事終わって急いで、
 フィリピン人のお友達のヘレンの家に行って一緒に見てました。

 テレビの画面に日本の選手の人たちや、
  応援団のおもしろい格好した
 日本の人たちが写っていてとても感動しました!
 (武士みたいなサポーターとかボーリングみたいな恰好したサポーター!)

岡田監督が日本語で何か話してるのが一瞬写って
それもかなり嬉しかったです。

ヘレンが日本のゴールキーパーが素晴らしい!

応援の人の格好がおもしろいーって騒いでました。

日本の対戦相手だったカメルーン出身の男性が
この町でインターネットショップを経営し始めました。

彼が、従業員の女の子を募集していて、1ヶ月のお給料が
8400円もして(ここではとてもいいお給料の額です。)

私の友達も面接に行ったけど、彼と性交をする条件つきだったと言って、
がっくりして帰ってきていました。


他の知り合いの子も面接のときに胸さわられて
そのまま襲われそうになって逃げてきたと聞きました。

彼、カメルーンに奥さんも子供たちもいて、
ここでは南アフリカ出身の女性と一緒に暮らしています。

私も彼のお店にたまたま行ったときに、
全然知り合いでもなんでもないのに、
いきなり、 かなり真剣に
 「君にどうしてもお願いしたいことがあるんだ。
 肌の色が違うと性器の感じも違うのか
 もう長いことどうしても知りたくてたまらないから
 試させて」と。


彼のせいでカメルーンの人のイメージが悪くなってしまいましたが、

(もちろん同じ国の人でもみんな全く違うのですが)
でもここに住んでる他のアフリカの国出身の人たちは
みんな感じがとてもよくて優しい人たちな気が多い気がします。


いつも道歩いていると、全然知らない通りすがりの現地のひとたちに
思いっきりばかにされた感じで「チン、チョンー」(中国語?日本語をまねしてる?)
とか「お尻ぺったんこ外人―」 とか叫ばれてむかむかしてしまいますが、

日本の人の頑張っている姿テレビでみてたら
そんなのどうでもいいなぁとまた改めて思って元気をもらいました。

次の試合も北朝鮮も韓国も頑張ってほしいです。


写真。 
 孤児院にいた女の子。 
 生まれてすぐごみ山に捨てられていた子で
 耳が聞こえなくて話すこともできませんが、すごく元気な子でした。
 自然に両目の色がきれいに違います。

 こっちのみんながサッカーとかで遊んで使っているボールは
 こんな感じです。

 
 ゴムでできた小さい人形も42円ぐらいでマーケットで売ってますが
 それを買うこともみんなには難しいので、みんな工夫しています。
 
 女の子たちがよく持ってる食べ終わったとうもろこしで作った人形。




 

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(5)
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