話し声。

 
 今、夜中の3時になったところです。
 
 昨日の夜疲れて、夜9時には寝ちゃって、夜中12時にはって目を覚まして
 ネットしたり、明日の協会の勉強会の準備したり今していました。

 家のすぐ前に男の人たちがいて、
 会話しているのが今聞こえてきて少し怖いです。

 この猿が。お前はすぐ死ぬよ。とか言っているのが
 聞こえて、家の外のところに電球つけてあったのですが、盗まれていて
 外真っ暗で見えないし。。

 やっぱり怖いです。

 今は、うちに勉強会で勉強している女性たちに
 配給するたくさんのまとめ買いしたもの
 保管しています。 

 その物品、家に運びこむとき、じーってうちのまわりの道端に
 いた人たちに見られたのが少し気になっていて、
 (その人たちが泥棒になって家にきたり、その情報を強盗に教えたりすることもある)
 最近ほとんど1人で住んでいるので、
 やっぱり安全のために夜見張りの人雇おうと思っています。

 前からロシア人の友達の高校生の子供に、英語教えるバイト頼まれていて、
 忙しくて無理かなって思って断っていたのですが、
 仕事が終わった夕方からだけ引き受けようと思います。
 
 そのお金で見張りの人雇う足しにしたいです。
栗山さやか | 雑記 | comments(8)

アナとイスフさんのいた組織のこと。

   

   村に家族とか知り合いがいる場合とかは別に平気ですが、
 協会のみんなで突然 村や集落を訪れる場合、まず最初に、村のリーダーに
 挨拶と村内を歩く許可をもらいに行きます。

 許可をもらわないとリーダーが指示を出して村の若者たちに
 不審者と見なされてぼこぼこにされることもあるみたいです。

 どこかの協会が、集落にいって、そこに住む人たちに追い掛け回されて
 石で襲撃されたことテレビでもやっていました。

 このときのリーダーも、協会なんてどこもマフィアだって。。

 いつも貧しい人たちを助けたいってきて、
 いざプロジェクトのお金としての寄付金が入ったら
 そのままいなくなっちゃうよって。

 この町にいたイタリア人の女性も有名な組織で働いていて、
 この町の病院へ大量の薬の援助のためにしばらく滞在していました。

 そしたら同僚の現地の男の人に、
 「この薬を全部売ってお金に変えて来なきゃ
  お前殺してやるっ」って言われて、
 精神的にまいってしまって、イタリアに戻っていったって聞きました。。


 この町に1年弱いた、アメリカ人の友達、アナも同じようなことがあって。

 アナはアメリカ育ちですが、ポルトガル人のご両親で
 モザンビークで公用語になってるポルトガル語、ぺらぺらです。

 アナはアメリカの政府のボランティア(平和部隊)で派遣されて、
 この町に1年弱住んでいました。

 初めてアナにあったのは、
 現地の友達に 「私を紹介して欲しいって
 いう子がいるんだけど、」って 言われて、
 
 あぁ、またいきなり知らない現地の子達から
 お金とか物のお願いごとされるのかなって思っていました。

 そしたら、アナで、町で私が歩いてるのみかけて、
 私を知ってるっていった子に お願いしたのって。

 すぐ仲良くなって、しばらくその子のうちで一緒に生活したり、
 私が別の州で生活しはじめると、アフリカでの移動は、
 バスとか乗り合いワゴンは絶対危険だから乗りたくないって言ってたのに、
 慣れない長時間バスで12時間以上かけて会いにきてくれたり。
 彼女とは、たくさんたくさん色んな話しました。

 ですが、去年、体調も精神的にも参ってしまって
 予定を早めてアメリカに帰りました。
 
 今でもアメリカからよく、
 「大丈夫さやか?体壊してない? 
  心は大丈夫?」って国際電話してきてくれて。



 アナの働いていた現地の組織も、アメリカ政府からの高額の寄付金、
 そんな村いってないし、何にも買ってないのに、
 子供たちにユニフォーム買いましたって
 うその領収書を作ったりして、
 同僚の現地の人たちがお金使いまくってました。

 お店の人友達だったりして、余裕でうその領収書作れるし、
 領収書なんてないお店やさんも多いし。

 アナが抗議すると、アナにいろんなことを隠すようにますますなって、
 会議にも呼んでもらえず、経理関係も一切みせてもらえず、最後には
 ほぼ無視みたくなって、アナ仕事行けなくなってしまっていました。。

 アナも首都にあるヘッドオフィスに散々連絡していましたが、
 そこまでお金が不正に使われていること気にしていないようでした。。

 それでも数ヶ月経ってからようやく、
 アナのプロジェクトの責任者はアメリカにある大学の教授だったようで
 なぜか、ポルトガル語ができるからなのか、
 その教授の生徒さんが2日間だけ視察派遣されてきました。

 うちらと同じ歳ぐらいのカナダの子で、
 南米にしばらく留学していて、アフリカは初めてきたよって
 言っていました。

 私はアナからその協会のお金の使い込みのひどさを
 いつも聞いてあげることしかできませんでしたが、
 アナと私は、彼女がわざわざ偵察にきてくれたから、
 きっと何か解決策がでるんだって思っていました。
 彼女が来るのすごく楽しみにしていました。

 彼女も含めて、その組織のメンバーで会議をしたときに、
 イスフさん(今一緒に私が働いている50歳の現地のかた)が、
 使い込みをしている人たちをその会議の場で名指ししました。

 その日の夜、アナのお家で、
 そのカナダの子と3人で晩御飯一緒に作って食べたときに、
 協会の不正の話になりました。

 アナとイスフさん 、私もきっとこれで何か良くなるって思っていて
 でも彼女が言った言葉は、

 「教授にこのこと、伝えるかどうかはわからない」って。
 
 アナと一瞬2人で、固まりました。。

 アナが彼女が帰っていたあと、
 「きっと、教授のプロジェクトがこんなことになってるなんて
 報告できないんだと思う。
 いい結果を持って帰らないといけないプレッシャーが
 彼女にもあるんじゃないかな。。」って。


 世の中、こういうものなんだって思いました。


 アナがきっと、向こうも向こうで、
 お金の寄付先を探さなきゃいけないプレッシャーがあって、
 とりあえず、よさげなところに、お金渡して、
 あとは適当に証拠として写真を数枚送ってもらって、このプロジェクト成功。
 みたくなっているんじゃないかなって。


 この州には、アメリカ政府のボランティア
 (平和部隊、 日本の青年海外協力隊と同じような感じ)で
 派遣されてきた子達が3人いたのですが、 
  (残りの2人は高校で英語教えてた。)
  
 この2人の家に2回も泥棒が入って家中のもの盗まれてしまって、
 アメリカ平和部隊はこの州からは、安全性に問題があるってことで
 今は撤退してしまいました。

 彼たちも、国の税金使って、貧しい国の援助できたけど、
 学校で英語教えることが
 援助になったのかよくわからないっていってたみたいです。。

 最近アナが、働いていたお金盗みまくってた協会、閉鎖されたそうです。
 良かった良かったと思いました。
 でも結局すごい額のお金使い込んでいたこのひとたち、
 逮捕されたわけでもなくて
 お金盗み逃げみたいな感じになって、
 きっとまた別の名前の協会を立ち上げて
 色んな国の大使館や、組織に提案書を送ってまたはじめそうです。。

 首都に住んでる大使館や大きな組織の人たちに、
 この協会がどうだとかいう情報は入りづらいし、
 申請する提案書に、昔アメリカ大使館の依頼を受けてプロジェクトを
 成功させましたって書いたりすればかなり通りやすくなると思うし。。


 キリスト教関係のところ、
 特に先進国から来た子達がしっかり管理しているところは
 大丈夫だと思いますが、
 それでも、ここはほとんど、現地の人たちが主になって
 管理しているところばかりです。
 そういうところは悲しいですが、かなりひどいと思います。
 
 貧しい人たちのためや、国の発展に役立っている協会や組織も
 もちろんありますが、 
 これはきっとアフリカ中で問題になっていることだと思います。
栗山さやか | ボランティア | comments(3)

お手伝いしてくれた女性

  コンピューターのアダプターが大雷にやられて
 焦げたみたくなって使えなくなってしまっていました。
 ですが、インド人の友達が助けてくれて
 なんとかまた使えるようになったところで嬉しいです。

 金銭的なこともあるしお願いしようか悩んでいた
 この間書いたうちで働き始めたばかりの女性、
 思い切って彼女にお願いして家事がとても楽になって
 すごく喜んでいたんですが、
 彼女、色んなものを盗んで突然いなくなってしまいました・。

 今働いている協会は、事務所を借りるお金節約して
 私の家の4畳ぐらいの小さな部屋を事務所代わりに使っています。
 そこに、貧しい女性たちに配給するためのもの、
 まとめ買いして安く買った大量の物品保管していました。 

 蚊帳、お砂糖、お米、お塩、調味料、コンデンスミルクの缶などなど
 しっかり盗まれて悲しかったです。
 彼女もこの物品は貧しいかたのためって知ってたのに・・。

 彼女は私の仲良しのブラジル人の友達のうちで働いていたから、
 1年以上前から一緒に料理作ったり
 色々話したりしていたし、うちで働きはじめたとき、(といっても数日でしたが・・)
 「炭でも食べ物でも困っていたら助けるからいってね。」って伝えていたし、
 彼女も「私ずっとここで働きたい。お願いだから首にしないで。
 絶対もの盗んだりしないから信用してね」って毎日のように言ってくれていたけど。。
 

 いつもこうやって知り合いや、友達だと思っていた人たちに
 ものやお金盗まれるたびに、かなりショックで最初のころは、本当にウキーって
 ぶりぶり怒ったり、自分の接し方が間違っていたんじゃないかって
 落ち込んだりしていましたが、最近はきっと、
 自分の家にないものたちを見て、
 ただ一瞬だけ魔が差しちゃったんだろうなって思うようになってきました。
 
 仕事が終わってへとへとになって帰ってきて、
 自分が昨日の夜汚した大量のお皿とか鍋、
 手洗い洗濯しなきゃいけない汚れたもっさりした服たちを見ると
 水道か井戸が家のすぐ外にあったらなぁって思ってしまいますが、
 また家事と仕事がんばります。
 
 コンゴ人の友達が働きたいって言ってくれてる別の女性を知っていて
 今週中に連れてきてくれます。
 いいかただといいです。

 そういえば、前に書いたできたばっかりだった中国の方が経営してたお店、
 税金とかのことで揉めてしまったみたいで、
 夜逃げみたくしていなくなってしまったみたいです・・。
 お醤油買っとけば良かったです・・。
 
 どうやらポルトガルのかたが経営する高級スーパーにもお醤油、
 売っているらしいので見に行ってみたいです。

 
 
 写真。 家族写真。
      ぎゅうぎゅう乗りの移動の荷台。
      子供たち。
 





栗山さやか | 日々の暮らし | comments(0)

ござ。


  今月に入ってからなぜか、ネット回線の調子がすごく良くて、
さすがに、動画とかのユーチューブとかは見れませんが、
そこまで回線も切れずに、全然いらいらせずに使えるようになりました。


 家事、前に近所の女の子に手伝ってもらっていましたが、
あんまりに家の中の物をいくら言っても
盗んでいってしまうので、自分でやるようにしていましたが、
時間もないし水汲みはギブアップで、
1バケツ20円で近所の子達に汲んできてもらっていました。

協会の仕事週に5日、学校の仕事週に2日、
いつもパンとかクッキーだと体に悪いし
すごく時間のかかる料理もそうだけど、毎日掃除しないと家の中じゅう、
砂埃とねずみの糞だらけになっちゃうので家事、かなり忙しくて
仕事が終わった夜は、気づいたら夜11時過ぎても
まだ料理終わんなかったりして、
そのまま倒れるようにして寝て、朝は遅くても5時半には起きなきゃで
日本のときの生活に比べたらまだ時間に余裕がありますが、
体力的に結構きつくて、 夜は一人の時はもしものときを考えて危険だから
体洗うの、外にある体洗う場所行けなくて、 体洗えずに2、3日過ぎてたり。
(一応タオルで体拭きますが。。)
自分の体が臭ってるような気がして
ごまかすために香水買ってしまいました。(280円でした)
なかなかいい香りで嬉しいです。

前にブラジル人の友達の家で働いていたお手伝いさんが
昨日突然、私の家にきて、「仕事、首になっちゃって、子供5人いて
どうして暮らしていっていいかわからないからあなたの家で雇ってほしいっ」て来ました。

彼女は、旦那さんが別の女の人のところにいってしまって、
旦那さんは子供の援助も一切せず、
彼女が一人で面倒みているの聞いていたし、
私も家事と仕事でいっぱいいっぱいだったので お願いすることにしました。

なので今はネットの回線もよくなったし、彼女が家の中のこと
たくさん手伝ってくれるし、 ゆっくりネットする時間も取れるようになって嬉しいです。
色々調べたいこともあるし、ブログも一言日記みたく書いていきたいです。


今日は朝6時前に、一緒に働いてるイスフさんから電話がきて、
勉強会でみんなが座るござを保管してある小屋があるのですが、
南京錠で鍵かけてたドア壊されて、
買ったばかりの新品のござ4枚全部盗まれたーって。

犯人は近所の人たちだろうなぁ。。と思います。。
ござしか保管してなかったからまだよかったですが、やっぱり悲しいです。


別の部落で、おでこにくぎを打たれた男性の遺体が見つかったり、
先週も行方不明になっていた女性が
手を縛られた格好でブッシュの中で遺体で見つかりました。

この女性、夜遅くに暑くて寝苦しくて目が覚めて、貧しいかたのお宅は窓をつける
余裕はないので、窓はないため、少し涼みたくて、
ドアを少し開けてドアのそばに座っていて
この女性のお母さんが「強盗が来るかもしれないから危険だからドア閉めてっ」
て注意したあと、女性が「少し離れたところに人がいて
何かこっちに向かって言っている」っていって
そのままいなくなってしまっていた女性の遺体で。

治安少しでも良くなっていくといいです。。

明日は朝7時集合で勉強小屋の隣に穴トイレを掘ります。
私はきっと材料買い集め係ですが。。
しっかりした穴トイレできるといいです。


写真。 村の水汲みへ行く子供たちの写真と、
     町の映画館の写真(しっかり上映してるDVDが外にかかってる)です。







栗山さやか | 日々の暮らし | comments(5)

前の協会と新しい協会のこと。

  今の協会のメンバーは、前の協会で一緒にボランティアしていたルーキア
(29歳、旦那さんは亡くなってしまって2人の娘さんがいる夜間高校の2年生)と
あとはアナ(アメリカの子で日本の青年海外協力隊の
アメリカバージョンみたいな感じなとこ(アメリカ平和部隊)で働いてたけど

彼女も働いていた組織で揉め事があって契約早めて帰国してしまいました。)
と一緒に昔、別の組織で働いていた50歳のかたです。

2人とも熱心なモスリムで、イスラム教のこと教えてくれたりします。

前にボランティアしていた協会は、
提案書がなかなか通らなくて、予算0円で、事務所もありませんでした。


どこかの木の下で集まったり土日は、
開いてる小学校に勝手に入り込んで事務所として使っていて

活動について話合ったり、提案書を作成したりしていました。

なんだかんだで集まった現地の若者ボランティア20人前後で
自分たちで歩いてかなり離れた集落調べまわったり、色んな意見を出し合ったり。。


でもこのとき書いてる提案書、
まだ審査通らなくてもいいかなってこっそり心の中で思っていました。


アフリカの問題でいつも感じていたのは、
こういう大きな組織や現地の協会の人たちのお金の使い方です。

みんなプロジェクト資金で来たお金を自分たちのものにしているのが 当たり前流れて、
(20パーセントしっかり使ってあと残りは、自分たちで山分けとか。)

海外(アフリカ以外)はお金が腐るほどあまっているって思っています。
テレビのニュースでもほぼ毎日、どこどこの国から大量の寄付金がきた。とか
いつもいつも援助のはんぱじゃないお金の額のお発表しています。

なので、外国(アフリカ以外)は、国にたくさんのお金が余ってて、
外人がお金持ちなのは国がみんなにお金をばら撒いているって思っている人たちもいます。

(実際、先進国は、その国の地下に眠っている天然資源や国連の時のその国からの1票が欲しいから

ギブアンドテイクで支援をしている言われているとも聞きましたが。。)



私がいつも歩いてたり、自転車に乗ったり、
むぎゅむじゅの乗り合いワゴンや、ローリーの荷台に乗って移動しているのが、
みんなには不思議でたまらないようで、


「なんであなたは外人なのに車を持ってないの?
 あなたの国は1人2台づつ車を持っているのが普通なんでしょう?」とも逆に現地の裕福な人たちから聞かれます。


現地の人でも、協会=マフィア(弱い人たちを使って海外からお金をもらって
結局自分たちで使ってる)だと思っているかたたち多いです。

なので、私もまだまだ勉強が必要だし、一緒にボランティア
していた子達も(今はボランティアだけどいつかお給料がもらえる前提のボランティア)
プロジェクトが通る以前に、自分たちで何が問題なのか
そういうことを学ぶ機会だと思っていました。

 


しばらくして、リーダーの男性が別の町の協会にいたとき、
まんまと協会のお金使い込んでいた本人だったってこともわかって。


その協会は解散して、

今の新しい協会を立ち上げて、

勉強小屋の勉強会が始まりました。


このやり方が本当貧しいかたたちのこれからに役に立つのかどうなのか
まずは、やってみてと思っています。
また詳しく書いていきたいです。

写真。 勉強会の女性たちのお宅。
     勉強会の小屋と一緒に働いてくれる二人。




栗山さやか | お知らせなど | comments(4)
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