にわとりのこと。


   ここでお祝いごとの高価な食べ物と言うと、
 油で揚げたじゃがいもと油と酢のキャベツやレタスのサラダ、
 お肉やお魚(干物じゃなくて普通の20cmぐらいのニシンのような)です。
  主食は、スパゲティあるいは、お米です。(いつも食べてるシマ(乾燥したとうもろこしが原料)が一番安い)

 モザンビークはえびがとても有名ですが、
 この場所は海から遠いので私は今まで一度も食べれる機会はありませんでした。

 高級スーパーマーケットで冷凍えびが売っているみたいですが、
 とてもとても高級です。
 干した小さい桜海老は時々少量40円で売っています。おいしいです。

 にわとりは1羽は約500円です。
 現地の人々は、鶏の体のほぼ全部、爪も胃もはらわたも頭とさかも全て食べきります。

 私は今は冷凍庫を持っているので
 毎月1回、1羽買って、1ヶ月間で少しずつ料理して食べるようになり
 毎月食べるようになりました。
 (ブラジル人の友達のおうちでもご馳走になったりもしています。)

 前はそのまま生きた鶏を1羽買ってきて、
 しばらく太らせてから食べようとたくらんで育ててる間に
 よく近所の人?に盗まれてしまっていました。


 ただ鶏を育てているとかわいくなって情も出てきて、

 最後は結局いつも立派なペットになってそうこうしているうちに盗まれていなくなってしまうということを繰り返しています。

 
 豚のお肉はこの地域はイスラム教のかたが多いのでめったに売られているのをみません。
 (イスラム教の教えで、豚は不浄の生き物でたべることは禁止されていると聞きました。)
 
 あとはやぎ肉(1キロ約400円)牛肉(1キロ約520円)でマーケットで
 骨などはそのまま残って解体されたものが売っています。


 あと牛の頭部、1個は2400円、ヤギの頭部は280円です。
 頭部は、火でそのまましばらくあぶって、それからたくさんたたいて
 切り安くしたあとに料理します。歯以外は耳も目も食べるそうです。
 

 ここで生活していると動物を解体、切断しているのを目にすることがあるため、

 人間は生き物を殺して食べて生きているんだなぁと実感します。
 なるべく食べる回数を減らそうといつも思います。 

 

 また最近、呪術医さんの話を聞きました。


 ある呪術医さんが、警察に捕まりました。

 病気がなかなか治らない14歳の女の子に治療だと言い、
 彼女の性器に鶏の血を流し込んで、それから無理やり性交をしたそうです。

 現地の友達は、「きっと、鶏は自分が食べたくて持ってこさせて、
 それでその血をとりあえず使っただけっぽいよね・・。っ」と。

 呪術医さんが、病気や黒魔術を解いてもらいたくて来た女性の患者さんに、
 かけられた呪いをとくために、自分と性交するのが不可欠だと言い、性交を強要し、そのあとこれを人に言ったら
 効果がなくなってしまうと脅すこと  時々聞きます。

 この間は、どこかの州の呪術医さんが
 ついに完全にHIVもエイズも治す薬を発見したっということをやっていて、
 ゲストとして番組に出演していたのは、
 医療関係者のひとたちじゃなくて、それぞれの宗教の代表の人たちでした。

 この町でも、中国のかたが、2万8千円(ここでは、とてもとても大金です)
 でエイズが完全に治る薬を売っているらしく、(本当に完全に治る薬があったら
 世界中大騒ぎです。 完全に治る薬は今も世界中で研究中です・・。)

 モスリムのかたたちがお金を出し合って、
 一緒にお祈りしているモスリムのメンバーで
 HIVになってしまった女性を助けるために購入したようです。
 彼女はどうやら少しは良くなったらしい?と聞きました。。


  写真。  お肉屋さん
        
        みんながいつも食べてるはっぱ。

        お祝いのときの食べ物。サラダとお肉と鶏の血で炊いたごはん。
        (あんまりおいしくなかったです・・。)




栗山さやか | 日々の暮らし | comments(6)

小屋が完成したこと。


   
   ここの町に住んでいる人たちは、
 とても裕福な、政府の上の人たち、
 お店を経営している上流階級の首都出身のかたや、
 インド、ポルトガルのかたたち、中級階級のかたたち、
 あとは、ほとんどは貧困層と言われているかたたちです。

 一番貧しい人たち、
 収入を得る仕事も、耕す畑もなく、食べ物もなく、
 旦那さんもいず、家族はどんどん亡くなっていって、
 毎日毎日お腹をすかせて、
 たくさんいる子供たちと途方にくれてる女性たち、
 
 お父さん、お母さんがもうすでに亡くなってしまったり、どこかへ行ってしまって
 残された子供たちと住むお年寄りのかたたち。

 1日1ドル以下で暮らすひとたちが世界の貧しい人たちだって聞いていたけど、
 この町では、町の中心部に住む大きなおうちに住むかなり裕福なかたたちと、
 あとは、かなりのかたたちが、1ドル以下で暮らしているような気がします。

 貧しい中でもさらに貧しい生活の女性たちは
 1日50セント以下、20セント以下だと思います。

 砂漠化はここではそこまで進んでいないので
 雨期の時期はそこらへんにはっぱが生えています。
 それはすごく助かっていますが、
 毎日食べれるはっぱを探して、
 主食のしまの粉は、お金がなくて買えなくて、
 他のみんながモヤージ(製粉するところ)で
 素のとうもろこしのかすを拾ってきて主食にしたり。
 
 油もないからお湯で茹でただけのはっぱはとても苦いし、
 お豆さえも買えなくて毎日毎日ひたすらはっぱばっかりで・・。

 寒い朝晩、あったかいお砂糖湯飲んで暖まりたくても
 お砂糖を買うお金が必要だし。
 食器や服、自分の体を洗うせっけんを買う余裕もなく、
 病院に行きたくてもお金がないし。

 今は協会の準備のために、たくさんの貧しいお宅訪ねさせてもらっています。

 みんな色んな事情を抱えていて、
 ここまで困窮した暮らしをしている彼女たち、子供たちをみるたびに
 自分が彼女だったら何を考えて、毎日生きていくんだろうと思います。


  勉強小屋完成しました。
  思ったよりきれいな建物になって嬉しいです。
  ここに住む、貧困層といわれているかたの中でも
  さらにさらに貧しいところにいるかたたちのためにと思っています。
  今日は今からオリエンテーションです。

 写真。上にわらがまだのってませんが、今はもう完成しました。






栗山さやか | ボランティア | comments(5)

テレビ

 
  
  2年以上前にはじめてモザンビークでテレビを見たとき、
 CMも動かない画面にナレターがしゃべっているだけだったり、
 放送がプツって切れて1日テレビ映んなかったりとかでした。


 最近全然昔と違い、CMもいい感じだし、
 ニュースのお姉さんもおしゃれできれいな女性で、
 音楽番組、討論番組、お昼はお料理番組なども始まり、とても進化している気がします。

 あと、コンドームのCM,レイプと暴力は犯罪と呼びかけるCMや、賄賂撲滅のCMなども流れ始めました。
 

 あとユニセフとかセーブザチルドレンが、
 子供には、ワクチンを や、
 食べる前に野菜や果物しっかり水で洗いましょう等のCMしています。

 ずっとこの州は1チャンネルしか映らなかったのに、
 この間からブラジルの番組がたくさん放送されてるチャンネルが見れるようになって今2チャンネルも見れてます。

 ブラジルのクイズ番組とか、メキシコの恋愛ドラマ、
 キリスト教の番組も放送してます。

 そういえば、一度もモザンビークで作られた映画とかドラマはみたことないです。
 製作会社とかあるのかな。。。

 ニュース番組では、
 事故の遺体や、事件とかで殺されてしまった遺体をテレビで写します。
 女の人の全裸で殺された遺体、切断された体の一部。(体の一部だけだと
 薄いぼかしが入りますがほぼ丸見えです。)

 黒魔術のニュースもよくやっています。
 妊娠した女性が出産したら出てきたのは赤ちゃんじゃなくて、
 大きな石だったって。
 テレビでその出てきた大きな石も映してました。
 2キロ以上あると伝えていたような。


 立ち会ったお医者さんたちもそのときの状況しっかり説明してました。
 黒魔術に間違いないと。

 あとなぜか、やぎと性交するのが
 趣味な男の子のやぎとしている映像も流れてました。

 でもテレビで、健康のこと、病気のこと、流していて
 いいことだと思います。
 テレビが家にある家庭は本当に限られていますが・・。


 前はときどき聞いてた夜中に
 拳銃発砲する音、最近はほとんど聞かなくなりました。

 ですが、先週の1週間でうちから歩いて20分以内の場所で、
 それぞれ別々に3つの遺体が見つかりました。
 
 1人は、体中縄でしばられた子供の遺体で、
 もう1人はひじとひざから下は切断された大人の人の遺体、
 もう1人は、大学卒業を周りの友達に嫉妬されて、
 黒魔術で1週間家に帰れなくしてそのあと殺されたらしい人。
 
 あと、性器を切断されたけど、なんとか発見されたとき生きていて
 今病院にいる男の子。

 昨日、夕方が近づいてきたとき、
 ルーキアと木がたくさん生えているあんまり人通りのないブッシュのそばを
 貧しい人たちの家訪ねるために歩いていたら、そこに住む人たちが、
 
 「そっちへ入っちゃだめだよ。もうすぐ夜が来るから。
 すぐそこで先週、男の人の遺体がみつかったばかりだよ。」って。

 テレビでもラジオでも、誰かがその情報を届けないと
 人が殺されたことニュースにならないです。

 なのでほとんどそういった情報が
 その遺体が発見された近所の人からか、
 あとは殺されてしまった家族の人から聞きます。
 それ以外は、みんな知らずに生活しています。

 金品目的の強盗も、体の切断目的の強盗もなかなか減っていず、
 いつもいつも聞きます。

 夜だけ危険なんだと思っていましたが、
 前に、日中、わらを刈りに少し離れたブッシュにいった女性が
 首切られた死体で見つかったり。

 本当に気をつけないとと思います。

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(6)

アフリカと中国。

   

   モザンビークの首都に行ったとき、
 なかなかおしゃれな新しい建物がどんどん建設中で、
 「すごいねぇーますます都会になるねぇっ」て
 一緒にいた首都出身の友達に言うと、
 「ほとんど中国の人たちが建ててくれてるよっ」て。

 ピンクの壁の洋風なアパートとか、
 モザンビークで一番高いビルは33階らしいです!(中国のかたが建てた?のかは
 聞くの忘れちゃいました。)
 東京と比べたらへーって感じですが、アフリカで、33階はかなりすごいと思います。


 ここ数年で、アフリカ大陸のすみからすみまで
 中国が援助に乗り出しているって前にも聞きました。

 コンゴ人の友達が、アフリカ全部で54カ国あるけど、その50カ国ぐらいと
 中国は強いつながりを今では持っていて、援助という名の、
 将来を見据えたビックビジネスな感じだよーって。


 アフリカは自分たちの国の会社が、道路や建物を建てたりする技術などが
 まだまだなので(南アフリカは別)、中国から莫大な援助のお金と
 技術、労働力が来ているってききます。

 「お金の援助も技術援助もすごく助かっているけど、
 援助と引き換えに色んなビジネスの権利?とか
 石油とかの資源の権利?とかをかなり獲得していってもいるよーっ。

 アフリカにたくさん怪しい危険な核?とか作れる資源とかあるから
 それが中国のものになっちゃったらだいぶ怖いかもね。。」って。

 あと逆に中国からの輸入品、食べ物とか、
 先進国には検査とかあるからなかなか難しいけど、
 アフリカ検査する場所もないし、売れなかった余ったちょっと危険な
 食べ物とかアフリカに大量に投げ売りそうだよねって。。

 誰かがアフリカは昔のヨーロッパ諸国の植民地化から、
 今はアメリカ、インド、中国の影響力が大だねって。

 これからも特に中国のアフリカへの進出はますます広がっていくようです。

 
 中国製品が安すぎて
 現地の小さな会社が潰れてしまう。。っても聞いたりもしますが、
 中国からの大量の安い輸入品のおかげで、
 アフリカの貧しいひとたちにも
 色んなものが安く手に入るようになっています。
 (大切な情報源になる電池で聞けるラジオとか)
 
 ちなみに、ここでは、中国の映画のDVDがたくさん売られています。
 戦いものばっかりですが、アフリカのひとたちは、空手とか戦いもの大好きだし
 あと言葉がわからなくても殴り合いのシーンばっかりだから
 楽しめるからみんな大好きです。
 時々、残酷すぎるシーンがあり過ぎるような気もしますが・・。(レイプシーンとか。。
 みんな笑ってみてたりもする・・。しかも女の子たちも。。)

 ちいさなわらでできた小屋とかの中に小さなテレビとDVDがあって
 1回4円で、映画館みたくなっています。
 地べたにみんなで座ってみてます。 

 電気がきてない村でも、裕福なうちのかたが、
 自家発電器を使ってたりします。
 子供たちも大人のひとたちにとっても映画、すごく大切な娯楽のひとつです。

 なんかの中国の映画のシーンで
 犬とかへびを食べるシーンが時々あるみたいで
 前に1人で道端歩いてたときに、かわいい犬がたまたまいて、
 じーと見ちゃってたら
 そばにいた、おばさんに「食べたいの?」って聞かれました・・。
 「中国人は犬、食べるの好きなんでしょ?映画でみたわよっ」って。。

 この町にもついに中国人の女性が旦那さん?と一緒に引っ越してきて、
 中国の雑貨やさんをしています。
 
 ヨーロッパにたくさんある中国人のかたが経営している
 1ユーロショップより、質も品数もがくんと落ちますが、
 たぶんここ内陸部なので、商品運ぶのの運搬費がばかにならないからか
 値段はかなり高いです。。
 でも、なかなか色んなものが売っててみてるだけで楽しいです。

 中国産のおしょうゆが売っていました。1本500円もしたけど、
 またいつか買って目玉焼きを作って食べたいです。

 この雑貨やさんの中国の女の子とも少し会話しましたが
 感じがとてもよかったです。
栗山さやか | 国などについて | comments(2)

お祝いごと。


 ここで一番力がはいってるお祝いごとっていうと、
 モスリムの人たちのラマダン(日中断食の月)明けとか
 あとはウニャゴだと思います。

 ウニャゴっていって、たぶん7歳ぐらいから
 13歳ぐらい?までの子供たち、
 男の子たちは町のはずれのブッシュの中の
 ワラでできた小屋で1ヶ月共同生活で暮らします。

 女の子たちはブッシュまではいかずに、
 町中の1箇所、呪術医さんのところが多いようですが
 そこで共同生活します。
 (家族は毎日食べるもの届けないといけないです。)

 男の子たちは、大人になった証拠で割礼を受けます。
 割礼する人は、お医者さんじゃなくて、呪術医さんやそれを仕事としている人です。
 その傷が治るまでの1ヶ月間そのブッシュのわらの中で生活します。
 そこであと大人の人を尊敬することだとか、女性への接し方?なんかを学ぶようです。
 あとは普通にみんなで踊ってたりするみたいです。

 女の子も部族によって別みたいですが、ここの子たちは、
 ただ踊ってたり、大人の人の話を聞いたりするだけみたいです。
 最近は減ったようですが、昔は男性が性交を求めてきたらどう受け入れるか?
 なんかも習っていたようです。
 あとここで聞いたことは他の人に言っちゃいけないって
 言われているところもあるようです。

 別の部族は、強制ではないみたいですが、このときに、
 変な粉?をつけて、自分の性器(クリトリス?)を
 毎日、引っ張ります。 男性に喜んでもらうようにだそうです。

 えーそんなのやだねぇって友達に言ったら、
 最近は、このウニャゴとは関係なくて、
 自分で勝手に引っ張ってる子すごく多いよ。
 男の人はそっちの女の子の体が好きだから。
 そっちの体をした女の子にとられちゃわない様に、 
 その予防で引っ張ってるよって。。

 町では、ウニャゴ、学校がお休みのときにしますが、
 村なんかでは、学校がある時期で、学校よりもウニャゴが優先されて
 みんな学校にこのときは行かないです。

 この男の子たちが住んでいたわらだけでできた小屋は、
 最後に火をはなたれて全部燃やします。

 このわら1本でもそれを盗んで黒魔術をする材料になるみたいで
 しっかり全て燃やさないといけないそうです。。

 都会的な考えかたのお宅は、ウニャゴには子供をいかせず、
 病院で切ってもらうみたいです。

 この町ではいつも成功するようですが、別のところでは、
 割礼を受けた子が失敗されて、出血多量で亡くなったりってこともあるって聞きました。

 このウニャゴが終わると、うちの子もやっと1人前だって
 みんな安心するようです。

 自分の子供がウニャゴから帰ってくる数日前から、
 家のわらの屋根に派手派手な布を、旗みたいにして立てて合図を出します。

 子供が無事、割礼を受けて帰ってきた日、
 ごちそうを作って、近所の人や親戚のひとたちを呼んで大きなお祝いごとです。
 
 親戚中から借金をしたりしてこのお祝いの日の食べ物や、この子が着る服を
 買っている家庭が多いです。

 ウニャゴに行くには、お金(400円ぐらいから800円)払わないといけないので
 行けずにいる子達もたくさんいます。

 このお祝いの日は、みんなおしゃれな格好して
 道で歌ったりしながらねり歩いたりもします。
 すごく楽しそうです。

 今日は、一緒に働いてるルーキアがお休みをとりました。
 数ヶ月前に聞いてた旦那さんと弟を、全く同じ日にエイズが原因で
 亡くしてしまったいとこ自身も、昨日の夜亡くなったそうです。
 
 この子まだ27歳で、子供3人いたのに、この子供たちも前にもう
 全員亡くなってしまっていて。。

 本当やりきれないなと思います。。

写真。
  ウニャゴのお祝い。みんなすごいおしゃれしています。
 なぜかみんなでおしゃれの意味なのかめがねかけてて、かわいいです。
 


栗山さやか | 日々の暮らし | comments(3)

新年明けましておめでとうございます。

  明けましておめでとうございますっ。

 2010年になりましたね。
 なぜか2010年って聞くと新幹線の年ってイメージです。

 年越しはアフリカで3番目に大きい湖のそばの村に行ってきました。
 一緒にいった友達がマラリアにかかってしまっていたから
 1人で夜12時までは起きてようと思って、起きてたら
 村のみんなも湖のところでわいわいして新年のお祝いしていました。
 
 元旦の朝は、湖で少し泳いで、この村の知り合いのかたのおうちで
 シマとお魚とバナナをみんなで食べて
 戻ってきました。とりたての魚おいしかったです。


 もともと1人なの平気なほうだし、ずっと1人で旅もしていたけど、
 2009年の最初のほう、まだ他の国からきた外国の人たちに出会う前で、
 1人で現地の人たちの中にいて、毎日悲しいことがあって、(騙されたり、襲われたり、
 嘘つかれまくったり) おおげさですが、
 孤独のがけっぷちにいたような気がします。

 前に何人かで一緒に住んでたとき、
 弟みたいに思ってすごく仲良くしていた1年以上前から知っている17歳の男の子、
 ある日突然、私の全部の服と本とかが入ったバックを持っていなくなっちゃった。。
 あとから別の友達が、彼、別の町で道端に私の服並べて売ってたよって。。。

 気を許していた何人かの友達が実はそれぞれ、
 うちに遊びにくるたびに、お金やもの盗んでたってことが何回もあったり、
 モザンビークに来てから、誰を信用していいのかわからないことがずっと続いて、
 うちの外のところに、首切られた大きな黒い犬の死体が置かれてたり、
 人間関係の難しさとか、考え方があんまりに違い過ぎる気がしてしまって、
 自己嫌悪にもなったり、相当まいっていました。。

 でも色々勉強になった気がします。

 今はどこの国にいても、ネットやさんあるし、国際電話かけれるし、
 バックパッカーの子達が泊まる宿には、情報ノートとかあるし、
 旅している子達も多いですが、
 ネットやさんとかもなかった昔に、
 長期で1人旅や海外に1人で住んでいたかたたちって
 全く別の文化や習慣の国で1人で生活していくって、
 本当に今とは比べものにならないぐらい
 色々たいへんだったんだろうなぁと思います。

 それに比べれば私は、今では、
 家でネットができるのですごく贅沢しているなぁと思います。
 おとといも実家にネットで電話して、家族と話せました。
 
 私宛の年賀状が友達から1枚だけきていて、
 お返事しっかり出さなきゃだめよっていいながら母親が嬉しそうに読んでくれました。

 最近、自分の写真ブログには貼り付けているのも父親と母親が見れるようにです。
 なぜかメールだと写真添付がなかなか難しいので。

 4年ちかく、家族にも日本の友達にも会っていませんが、
 日本に帰れたときのことを想像すると嬉しくて
 すごく楽しみでそれまでは
 頑張ろうとかつをいれてます。

 
 今年は、強くて優しい心を持てるようにと、
 あと新しくできた協会の仕事頑張りたいです。

 今年もよろしくお願いします。

 写真。
  村の湖、みんなお風呂代わりに湖で体洗ったり、
  食器、服洗ったり、そのまま湖の水飲んだり。
  アフリカのみんな学校で水泳の授業なんてないからほとんど泳げません。
  溺れて亡くなってしまったり、湖の奥のほうにいるワニに食べられちゃったり。
  湖すごく大きくて水平線が見えて、海みたいです。
 

  焼いて食べた魚。おいしい魚です。

  泳いでます。







栗山さやか | 日々の暮らし | comments(8)
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