ゴムとか性のこと。
地面に落ちた砂とかどろだらけのさとうきびとか、お芋とか
こっちの子供たち水で洗うとか、砂はらい落とすとかもせずに、
そのままかぷって食べてしまっているのを見かけます。
お母さんたちもそれをなんにも言わずに普通ににこにこしています。
時々、ごみの中から発見したのか、
使用済みの汚いコンドームを膨らませて遊んでいる子供や、
汚れきったコンドームに水を入れて水風船みたくして遊んでる子達みかけます。
前に4歳ぐらいの子供がくちゃくちゃ何か噛んでて、何かの拍子に、
口から出たの見たら
汚い使い済みのコンドームで、急いで口洗わせました。。
町に住むひとたちは、HIV/エイズのこと詳しくは知らなくても、そういう病気があることはみんな知っています。
村に住むひとたちもHIVって呼ばれる病気のようなものがあること若者だったら
知っていると思います。
それでもその病気の原因は、黒魔術のせいや、
あと逆にコンドームを使ったからと信じている人々も多いと聞きます。
コンドームは町だったら
道端の机の上に砂糖とかたばことかクッキー並べただけの
小さなお店やさんでも売ってます。 (3個いりで20円 )
無料で持っていけるように箱が置いてある病院もあります。
それでもこの州では、なかなか使う人、
増えていないのではと思います。
去年、テレビで、南アフリカから輸入した未使用のコンドームから
HIVのウィルスが見つかって危険と放送されたり、
先週も、
数人の若い子たちがこの州の別の町で一気に亡くなって、
病院のお医者さんがコンドームを調査したら、
未使用のコンドームからHIVのウィルスが見つかったとラジオで流れていたそうです。
ここの町の病院では、
海外からの寄付でコンドーム無料で
みんな持っていけるように置いてあったのですが、
それも全部燃やしましたってラジオで言ってたって。
このようなニュースとかがあったりして、
みんなコンドームを使うの、逆に恐れていて
コンドーム使ってる割合とっても低いと思います。
現地の女友達も、コンドーム使ってる子達ほぼいないです。
「ゴム使って欲しい」なんて言ったら
相手の男の人に何を言われるかわかんないよ。って。
売春している子達も、ゴム無しだともらえるお金が高くなるから
ゴム無しでしている子達がとても多いと思います。
でも望まない妊娠しないように
ピルを病院で無料でもらえる場合もあるそうです。
モザンビークの人口は約2000万人で、
でも1日で平均700人以上の人たちが
HIVにどんどん感染してしまっているという調査があると前に聞きました。
モザンビーク、HIVの感染率は、15歳から49歳の間で、13パーセント以上、
実際はもっと多いのではと言われていると聞きます。
性交しはじめる年齢も早いこと、一夫多妻が多いこと、
売春をして生計を立ててる女性の多さ、
男の人も一度にたくさん彼女がいる場合の多さ、
性交しなきゃいけない儀式がある地域があった(今はやっと廃止されているようです。)
そういうのも感染を広げている原因と思いますが、
知識の不足や、ゴムを使う率が低いのも大きい問題だと思います。
昨日、いつも野菜など日用品買う路上の大きなマーケットで、
おつりもらうの待ってたら、
隣に女の人がきて、そこでもの売ってた男の人に、
「あんたよくも私に病気うつしてくれたわねっ。
あんたのせいで病気になっちゃった。どうしてくれんの!!」
男の人も「エイズになったの?」ってさらっと聞いていて、
女の人が答えずにいると男の人、「エイズになったらなったって言えばいいじゃん」って。
女の人が怒って「あんたは猿だわっ」ていうと、男の人が
「お前の旦那からじゃない?俺見たよお前の旦那が別の女といるとこ」と。。
モザンビークに住んでいる、他のアフリカの国、
マリ人やギ二アビサウ人出身の友達も、
「ここの人々は性に対して、動物みたい。
すぐみんな体の関係になる」と。
前にも貧しい人に週に一度、食べ物を配ってるところの責任者の人が
なんかの話題で
家族でも寝る場所がないからって同じ布団に寝たら危険だよ。
ここではみんな性欲がまんできなくてしちゃうからって。
兄と妹とか。お父さんと娘とか。
前から時々聞く、実のお父さんが、実の子供と性交をしてしまうという話、
一緒にボランティアしているルーキアに昨日、さりげなく聞いてみたら
「全員じゃないよ。たまにしてる人もいる」って。
実の子供と性交をするとお金持ちになれるって言われてて、それを
信じてする人たちもいると。。
性教育などの教育を受けていない未成年の子供達、立場の弱い子供達のことを
思うとなんとかならないかと思います。