昨年9月から準備を進めていたトイレ建設がやっと終了しました。
便器やドアが盗まれてしまわないように入口に柵を設置するとも考えましたが、逆に高額になる柵が盗まれてしまう可能性もあるとのことで今回は見合わせ、しばらく様子を見ていくことになりました。
家庭ではトイレがない子供たちが多いので、みんなで使い方を覚えてきれいに保っていけたらと思います。
ご支援下さる皆様に心から感謝申し上げます。
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「世界中の6歳から18歳までの2億4,400万人の子供と若者が、2021年になっても依然として学校に通えていないことが示されている。」(ユネスコ World education blog)
貧しさ等が原因で、学校に通わずに働かなければならない、学用品が買えず学校に行くことが出来ない、家族の意向で通わせてもらえない、読み書きを知らないまま一生を終えていく人たちを減らすことにアシャンテママも少しでも貢献できればと思っております。
私は約11年暮らした東南アフリカ(内モザンビークは約10年)から離れ、
遠隔から日々やりとりをしていますが、なかなか思うように活動が進まないことも多々あります。
一人でも多くの子供たちの支援をと思い活動地域を広げ、その分問題も増え様々な問題が起きるたびに穏便な解決策を模索して、少しずつでもなんとか活動を続けて行けるようにと思っています。
いつもご支援を続けて下さる皆様に心から深く感謝申し上げます。
【支援するアシャンテママの子供たち】
昨年より建設中のモザンビークナンプラ州の教室のトイレの経過になります。
便槽も完成し、着々と建設が進んでいたのですが、アシャンテママの教室へと続く細い通り道は、近隣住民の方が管理している土地になっています。
今回、その管理しているご家族が食料確保のために、この道を封鎖してカボチャを植えるとのことで、道がなくってしまう可能性が高くなってしまいました。
悩んでいたところ、この道側とは反対側の土地利用の許可を取得できるということで、その手続きを進めることにしました。
この地域の何人かのリーダー、数名の承認者たち、土地の管理者やその周辺の人々と、後々土地の境界線などで揉めてしまうことがないように話し合いを重ね、それぞれの方々から許可を取りました。
日付を合わせて、一緒に土地の範囲を測定していったのですが、後日、書類への記載ミスが判明しまた一から測定やり直し、更に土地のリーダーが別の地域に滞在中などで書類作成が一緒にできず、正式な土地利用の書類がもらえるにはまだ時間がかかりそうです。
一方でトイレ建設は順調に進み、最終段階に入っております。
この地域は、インド洋に面していている州で交易がある港町があり、内陸のニアッサ州や内陸国のマラウィと比べ、比較的物が安く買えます。
そして今回初めて便器を購入することができました。教室に通う子供たちもとても喜んでくれると思います。
この教室の周辺の多くの貧しいご家庭はトイレがなく、鍬で適当な場所に穴を掘って用を足す暮らしと聞いていました。
誰でもこのトイレを使えるように、公衆トイレのように地域で利用するのはどうかなと考えたのですが、残念ながら使用中の安全面に加え、トイレのドアや便器が盗まれる可能性が高いとのことで今回は断念しました。
ご支援を下さる皆様のおかげで、厳しい暮らしをしている子供たちに、こういった学びの場の提供をするための教室建設が出来ることにも心から感謝申し上げます。
いつも本当にありがとうございます。
【建設中のトイレ】
]]>新しい教室に設置するトイレ建設は、大きな業者に頼むのではなくて、
地域の職人さんと一緒に進めています。
便槽は完成し、別の排水のための穴も掘ってもらいトラックをレンタルし奥地まで石を購入しました。
この石を無事に穴に入れる作業も完了しました。
今は、トイレ自体の建物を建設しています。
大きなマンゴーの木があったのですが、もう腐ってしまっていて倒れてしまう危険もあるとのことで、
数時間かけて、木を切ってもらいました。
時間がかかってしまっていますが、完成が楽しみです。
この教室では、登録済みの両親を亡くしてしまった子供たちあるいは障がいを抱える子供たち合わせて約250人が
週に何日か学びに来る予定です。
ご支援を下さる皆様心からお礼申し上げます。
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モザンビーク北部は今約6か月続く雨期の時期に入っています。この雨の恵みで作物が育ち、およそ5月前後に収穫時期になります。そして自給自足で暮らすご家族は一家総出で畑を耕します。
自分が暮らす集落の土地も売買されてはいますが、せっかくできた作物が盗まれてしまう頻度も上がってしまうことに加え、
現金収入がほとんどないご家族は、畑を所有するためのお金を手に入れることは簡単ではないので、多くのご家族は人里遠く離れた奥地に、竹などでできた簡素な掘っ立て小屋で寝泊まりし、食べ物を得るために畑を日々耕し
数か月そこで暮らすことが多い現状があります。
子供たちも1年のうち半分ほどの雨期の季節はそこで暮らし、日々くわで畑を耕したり、幼い兄弟のお世話、水汲み、薪拾いをし、収穫が終わる時期になると小学校がある集落に戻ってきます。
こういったことが、子供たちが学校に通えない原因のひとつになってしまっています。このようなケースに対してアシャンテママでは、子供たちが集落に戻ってきたときに、小学校入学支援を行うと共に、授業の遅れを取り戻すためにアシャンテママの教室を開校しています。
また小学校は出席日数が足りなくても、年度末の最終試験に合格すれば進級できるので、一人でも多くの子供たちが入学できるよう、中退することがないように、今後も支援していければと思います。
いつもご支援心から深く感謝申し上げます。
【写真】アシャンテママの教室に通う子供たち
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写真は排せつ物が溜まる便槽になります。職人さんによりと、このタイプのトイレの使用年数は使用頻度にもよりますが、約15年〜20年とのことです。
この教室のある地域の貧しいご家庭は、貧しさから小さな穴トイレを作ることも難しい場合が多く、トイレがないご家庭もあり、
そういったご家庭は、近所にある茂みの中に入って用を足したり、排せつしたい場合、その場でクワで穴を少し堀り、排せつをして埋めると聞きました。
教室が開校した際には、衛生的なトイレの使い方を教えたり、家に最低限の資材ででもできる穴トイレを設置することの大切さを伝えていくことが出来ればと思います。
皆様からご支援いただいた大切なお金で、この地域では、ご両親を亡くしてしまった子供たちのために、こうしたおトイレや、教室を建設し、一人でも多くの子供たちが学べるようにすることが出来ております。
心から感謝いたします。
2024年のご挨拶を申し上げます。
石川県能登地域で起きてしまった地震、飛行機の事故、
被災された皆様や事故に遭われた皆様へ心からお見舞い申し上げます。
どうか一人でも多くの人々の命が助かりますように。
犠牲になられた方々とそのご家族、ご親族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。
昨年も子供たちへの教育支援を主としたアシャンテママの活動を続けさせていただくことができ、
ご支援を下さる皆様には深く感謝いたします。
本当にありがとうございます。
今年も新しい教室の開校、活動内容の改善、運営体制の見直し、問題事の対応等を進め、
一人でも多くの子供たちが教育を受けれるようにと活動を続けさせていただければと思います。
どうか新しい1年も皆様にとって心穏やかな年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
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1年の終わりの慌ただしい時期ですが、今年も様々なことが起こりながらも、また活動を続ける事が出来て、とてもありがたい気持ちと少しほっとするような気持ちになる時期です。
活動しているモザンビークでは、12月が学校の年度末になり、2か月ほど夏休みがありその後、2月が新年度になります。
毎年この時期アシャンテママでは、学校に通わずにいる子供たちが来年から学校に通えるようにサポートをしています。
アシャンテママに通う子供たちや、アシャンテママがある村に暮らすご家庭は、約98%がほぼ自給自足の暮らしをしています。そして12月は、1年の半分ほどある雨期の始まりの季節です。
家の近くでは畑を持つことは難しいので、家から離れた奥地にある(片道徒歩4、5時間かかる場合も)自分の畑に主食となるとうもろこしの種をまく時期でもあり子供たちも一家総出で畑仕事を手伝う季節です。
来年も一人でも多くの子供たちが教育を受ける機会が得られるように、サポートしていけたらと思います。
どこの国も物価上昇で大変な日々の中、遠く離れた国に暮らす子供たちにと支援を続けて下さっている皆様、本当にありがとうございます。
【写真】村にあるアシャンテママの教室で、集まった親御さんたちや子供たちに説明会をする準備をしているところ
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アシャンテママの5つ目の教室(モザンビークナンプラ州)のトイレの建築が進んでおります。
職人さんと事前に見積もりや作業工程等について話し合い、
材料を自分たちで買い集め作業をしてもらっていきます。
こういった職人さんとのやりとりもそうですが、
(マラリア感染や病気、遠くの村に住む親類が亡くなり数週間村へ滞在、近所の方の葬儀、家族間で問題が発生しその対応に追われて作業ができない)等で何をするにも大幅に日程が遅れることはよくあることなので、
ここは柔軟に対応していっています。
日程の大幅な遅れはありますが、腕は確かな職人さんと聞いていて完成が楽しみです。
ご支援して下さる皆様に心からお礼を申し上げます。
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本日、15周年オンラインイベントにご参加して下さった皆様
誠にありがとうございました。
当初は数か月、あるいは1年だけでもやってみようと思って始めた活動、気づけば15年間もの間、反省点が多くありながらも、モザンビーク北部やマラウィ南部の、主に親御さんを亡くしてしまったりした子供たちの支援を続けてくることができました。
ご支援をなさってくださった皆様に今一度心から深く感謝申し上げます。
オンラインでもご紹介させていただいた、現地スタッフたちからのメッセージを紹介させて下さい。
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こんにちは。私たちニアッサのメンバーは、私たちに与えてくださったすべてのサポートに感謝したいと思います。
私たちは、日本からご支援を下さっている皆様が、ここで厳しい環境で暮らす子供たちをサポートするためにどれほどの支援をしてくださっているか、皆様が忙しい暮らしを過ごす中でも、子供たちのことを思って、尽力されていることをさやかより聞いており、私たちはこのサポートに報いるために全力を尽くしたいと思っています。
こんなに寛大で親切な方々と一緒に仕事ができるとは思いませんでした。
今日、私たちは子供たちの顔に笑顔が見られます。それは皆さんによって生み出された笑顔です。
ご支援を下さる皆様は、ここの子供たちに教育を受ける希望を与えてくれます。
一部の人にとっては、(遺児の子供たちの支援とは)小さなことのように思えるかもしれませんが、私たちにとってこれまで受けたサポートは非常に重要であり、より多くの子供たちが新しいことを学びに来ると信じています。
このような感謝の気持ちを表す言葉はありません。
私たちは、すべてのご寄付者と、子供たちのニーズに配慮するために、直接的および間接的にかかわってくださっているすべての人々に感謝します。
子供たちを代表して、本当にありがとうと言いたいです。
どうもありがとうございます。
〜〜
今後ともこつこつとできる限り活動をしていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
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突然になりますが、オンラインイベントのお知らせをさせて下さい。
11月26日 16時〜17時30分(オンライン)
アシャンテママ15周年記念トークイベント
を開催させていただくことになりました。
npo法人アシャンテママ代表理事の福田 淳さんと
トークをさせていただきます。
詳細及びお申込は以下からご覧いただけましたら幸いです。
https://peatix.com/event/3768323/view
参加費 5千円 (参加費のほうは全額活動費に充てさせていただきます)
になります。
2009年から細々と始めた活動ですが、
約15年が経った今も、ご支援をして下さる皆様のおかげで活動を続けさせていただいております。
アシャンテママの子供たちからの声
ファティマちゃん14歳(育ててくれているおばあちゃんに余裕がなく小学校3年生で中退)
〜〜
今日は、教育、食事、健康など、非常に重要な社会福祉について学びました。
私が勉強をすることを手伝ってくれて本当にありがとう。
来年は、また小学校に通えるようにおばあちゃんに話してみます。
少なくとも 12 年生(日本でいう高校3年生)までは勉強を続けることを約束します。
これからもセンター(アシャンテママ)で勉強も続けたいです。
本当にありがとう。
〜〜
ご支援を下さる皆様心からお礼申し上げます。
【休み時間に勉強を教え合う子供たち】
]]>なかなか建設許可が下りずにいたモザンビークナンプラ州の新しい教室のトイレの建設工事をやっと始めることが出来ています。
地元の職人さんにお願いし、トラック(運転手さん付)をレンタルして材料を自分たちで購入します。
雨の降らない乾期なので、土地はとても固くスコップで何日もかけて穴を掘ってくれました。
子供たちも完成をとても楽しみにしています。
ご支援を下さる皆様に心から感謝申し上げます。
【トイレ建設の写真】
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フローラちゃん(11歳)の声になります。
〜〜
アシャンテママの教室で勉強し始めてから、とても幸せを感じています。
自分の名前を書くこと、お友達の名前を書くこと、アルファベットを読むこと、そして数学を少しずつ学んでいます。
今まで小学校には通ったことはなくて、
家族のために離れた奥地に行って薪を探して頭に乗せて運んだり、水汲み、手で洗濯をするなどの日々を過ごしていましたが、
今は、アシャンテママの教室がお休みのときしていて、教室には休まず通うことができてます。
アシャンテママの教室のおかげで、今まで知らずにいたABC の知識、文字を書くこと、自分の名前を書くことが出来るようになりました。
ここに来ることが大好きで一生懸命学んでいます。ありがとう。
〜〜〜
【ノートなどを受け取った子供たち】
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14年前から変わらない活動ですが、
今年も変わらず学校に通ったことがない子供たちがアシャンテママの教室に通ってきてわいわいみんなで勉強をしています。
もうすぐ来年の小学校入学の時期が来ます。
来年も一人でも多くの子供たちが小学校に通えるようにサポートしていきたいと思います。
14年間もこういった活動を続けさせていただけることにいつもありがたい気持ちでおります。
世界中で物価が上がってしまい、そんな中でもこうしてご支援を続けて下さる皆様に
心から深く感謝いたします。
【写真】
ノートなどを受け取った子供たち
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