<< 知らない国の子達への支援 | main | 嬉しい象のニュース >>

まわりからの影響

 

以前、現地の知り合いに私が猫を飼っている話になった時、その女性は、

 

「家のまえで晩御飯作ってたら、むかつく痩せこけた猫がやってきて、おかずの煮干しを盗んだの。熱湯を思いっきり全身にかけてやると、皮膚がびよーんてなってすっごい声で鳴いておもしろかった。あのあと死んだかな。」と言いました。

 

私が「かわいそうに。。本当にひどい。。」と感情に任せて言ってしまうと、彼女はそう言われたことにただ純粋にとても驚いていました。

 

「私の飼っている猫は、私の家族で大切に育てていること、たとえ自分の猫じゃなくて見知らぬ猫でもたくさんの感情があって日々生きていて、助けてあげることがあったら助けてあげたいし、暴力ふるうなんてとんでもない」と話すと、さらにまたとても驚いていて。(価値観の押し付けになってしまったかもしれないと後から反省しました。。)

 

彼女は助産師さんを目指して医療学校に通うある程度裕福な家庭の20代の女性でした。

 

たぶん、彼女は小さな頃から今までずっと、たまたま猫をかわいがる人に会ったことがなく、猫は、人間の食べものを盗む敵という認識だったのかなと思いました。

 

猫にも人間と同じように感情があるなんてことを考えるきっかけもなかったのかなと思いました。(私もマラリアが怖い、刺されたらかゆい、音がいやと蚊を殺そうとする感覚に少し似ているのかなと思いました。)

 

アシャンテママの施設で飼っている犬たちを私が頭をなでてたり、子犬を抱っこしていると、当初子供達はみんな目が点になっていました。

 

犬に対してそんなことをする人は今まで見たことがないと。

 

それからすぐに数人の子供達はまねして、子犬たちの頭をなでたり、かわいがって遊んでくれるようになりました。

 

ここでは、狂犬病等の心配もあるので、野犬でなくともむやみに犬を触ることは絶対しないように伝えています。それにみんなが信仰している宗教のこともあり犬を触っている姿をみせるのはあまりよくないことかもしれません。

 

ただこういったことからよく思うのは、周りが与える影響はとても大きいなと思いました。

 

様々な家庭環境の中で育ち、厳しい現実の中で暮らす子供達ですが、これからも多くのいい影響を与えること、与えあうことができたらと思います。

 

 

【写真】アシャンテママの子供達宅の朝ご飯兼お昼ご飯

(主食でありおかずでもある)ゆでたカボチャ家族分

 

 

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(5)

コメント欄

さやかちゃん

お元気ですか?
自粛生活、新しいスタイルのこの生活ENJOYしていますか?
ストレスためないように、暮らしていきましょうね。

さて、お国によって、とくに私たちに身近な犬や猫に対する思いや扱いは全然違いますよね。
日本だって、その昔・・・昭和のころは犬は小さな犬以外はソトで番犬として飼うのが普通だったように思えます。いつの間にか、ベビーカーのような犬用のものまでできてしまって・・・それをケニアに行ったときにみんなに話したら(3年前)大笑いでもちろん信じてくれず、写真やビデオをインターネットで検索して見せたら、もうビックリ。本気でビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
そりゃそうですよね。そんな扱い・・・私も当初はビックリでしたし。

ナミビアに行ったとき、やはり犬をかわいがるとか、触って遊ぶなんてことは人々はせず、番犬として飼って、何かのお祝いで食用にするといった家庭もあると聞きました。

アジア諸国でも、犬や猫は共存しているものの、日本人みたいな扱いはしていませんよね。
特にヨーロッパでは最近は、秋田犬や柴犬がとても流行っていて、相当お高く取引されていたり、飼い方もそれはそれはセレブでビックリします。

でも、根底に、やはり命あるものは大切にするということと、食用にする鶏や牛、豚、山羊など、命を頂くということも、併せて学ぶことも大切、最近は日本でも解体のイベントがあったりします。

さやかちゃんの言うとおり、いい影響を与える、与え合うことが大切ですね。それこそ、家庭環境、宗教などで考え方が違ったりすることもありますよね。
でもでも、いいことはやはりシェアしたり、情報交換して、イイ影響をしあうことはとても大切なことだと思います。

支離滅裂でごめんなさい。
まだまだコロナ禍、お互い気を付けて行動、生活していきましょうね。

アシャンテママの子供たち、スタッフさんたちも、村の人々もみんなみんな、どうか健康で元気に過ごされますように。



Candy
Comment by Candy @ 2020/06/03 10:51 PM
貴重な煮干しを盗られた事に関する配慮は無いのですか?猫よりもその日のご飯の方が100倍も大切なことは日頃のブログで理解しているつもりですが。
Comment by tamadon @ 2020/06/06 6:52 PM
>CANDY様


いつもありがとうございます。

動物に対しても、色々考えてしまいますね。
先進国で生まれて育った自分の価値観を押し付けてはいけないなとも反省しました。


動物を大切にしてほしいと思うのに、自分は蚊を殺したり、動物、魚を食べたり。  

ただ、食べるために殺すのと、復讐のためや自分の快感のために動物にひどい扱いをしたり、虐待するのはしてほしくないなと。。


いつも優しいコメントを下さり本当にありがとうございます。
CANDY様もどうか今日も元気に過ごされていますように。。






>tamadon 様


ご指摘ありがとうございます。

彼女は貧しい家庭の子ではありませんでしたが、
おっしゃる通り、まずは煮干しを取られて悔しい思いをしている彼女の気持ちに、寄り添えれば良かったと思います。
猫のことに気を取られて、煮干しを盗まれたことへの配慮が欠けていたと思います。
今後はもっと気を付けたいと思います。 

Comment by 栗山 @ 2020/06/06 10:58 PM
とても学ばせてもらった記事でした。
文化や習慣の違いというのは、わかりにくいものです。
この記事は、このことを教えくれるものだと思います。
栗山さんの仰るように周りの影響というのは、気付かない上に、とてつともなく大きいものですね。

気付き与えてくださり、感謝申し上げます。
Comment by Kensuke @ 2020/06/20 8:37 PM
<Kensuke様

コメントをいただきありがとうございます。
こんな風におっしゃっていただけて嬉しかったです。
ありがとうございます。

>>文化や習慣の違いというのはわかりにくいものです。


おっしゃる通りで、私も現地での生活や、活動を通して今も学んでおります。
自分自身の発言や行動、思考回路など反省することもとても多いです。 今後もそういったことも時々書いていけたらと思います。 読んでくださってコメントも下さり、本当にありがとうございます。

Comment by 栗山 @ 2020/06/24 4:31 PM

コメントはこちらから









このページの先頭へ