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蚊帳の購入

 

 

マラリアは、マラリア原虫を持った蚊に刺されることで

感染する病気です。

 

世界で一番人を殺すのは、蚊と言われいて

それがこのマラリアです。

 

世界でマラリアに年間2.16億人が感染し、

うち44.5万人が死亡(2016年)と統計が出ているそうです。

 

アシャンテママの子供たちも家族や周りの人たちを

マラリアで亡くしている子供たちがたくさんいて、

みんなも日本の人たちが

風邪をひくような感覚でマラリアに感染してしまいます。

 

 

そのマラリアを防ぐために、蚊にさされないために

(蚊は特に夜活発になる)蚊帳の使用はとても大切です。

 

アシャンテママではご支援をくださる皆様のおかげで、

休まずに通った子に、蚊帳をまだ持っていない子には

蚊帳をプレミオとして配給することができています。

 

 

この蚊帳をスタッフに買いにいってもらって

渡すときに、その蚊帳の袋をふと見たら

「この商品は売ってはいけません。」と

英語で書かれていてはっとしました。

 

よく見てみると、アメリカ政府等の援助であるマークが。。

 

容易に想像がつきました。

 

売っていたお店の男の子のお兄さんは

病院に勤務しているとのこと。

 

アシャンテママを始めたばかり9年前、

女性たちの授業のプレミオの

蚊帳を買いに路上のマーケットに行きました。

 

そのときに、道端に蚊帳を山積みにして売っていた子達が

私を見ると一斉に逃げ出しました。

 

私をどこからか派遣された調査官だと思ったとのことでした。

なぜなら彼たちも家族が病院に勤務していて、

病院で妊婦さん(妊娠中にマラリアに感染すると胎児に影響が出てしまう可能性が高い)

無料で渡されるはずの蚊帳を盗み、

売っていたからでした。

 

別の時も道を歩いていると、

知らない男性に呼び止められて、

「蚊帳を大量に買ってくれない?安くするよ。」と言われました。

 

あとから確認すると彼も病院勤務するスタッフの家族でした。

 

 

ちょうど妊娠していて妊婦検診に通っている一人のスタッフに

蚊帳を病院で蚊帳をもらったか確認すると

もらっていないとのこと。

 

 

9年経った今でも同じことが繰り返されていて。

 

病院で働く素晴らしいスタッフの方々もいらっしゃいます。

 

 

ですが蚊帳だけではなく、こういった問題は、

もうずっとありとても残念に思います。

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | 国などについて | comments(0)

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