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友人の言葉

 

昔、協会アシャンテママを始める前、

10年ぐらい前になると思いますが、

テテ州(モザンビークの北西部)にしばらく

住んでいたことがありました。


インド人の友人の会社少し手伝ったり、

町のはずれにあった孤児院や村の診療所で

ボランティアをしていました。


このときに一緒の敷地内に住んでいた

今でも連絡を取っている

パキスタン系モザンビーク人の友人がいます。

 

この地域は、一番暑い時期、10、11月頃になると

気温が45度近くまでになっていました。


住んでいた場所は、

町中だったので電気は通ってましたが、

そんな暑いのに当時はよく停電して

せっかく貸してもらった扇風機が使えなかったり、

(使えても熱風がくるだけで意味がなかったりでしたが。。)

よく断水もしてしまっていて、

体を洗ったり、体を冷やすための

水浴びもままならず暑くてたまらない日々でした。


この友人は、イスラム教を信仰していて

イスラム教の教えの断食月のとき、


「暑くて体が干からびそうなのに、太陽が沈むまで

水も飲めないからとてもとても辛いよー。」と

よく言っていました。


彼女は家族は、代々イスラム教一家でしたが

彼女と彼女のお兄さんは飼っていた犬を

とてもかわいがっていました。


イスラム教では、犬や豚などは不浄の生き物のようで、

犬は基本、強盗泥棒対策の番犬で、

普通みんな触ったりはしないので

とても嬉しい驚きでした。


この兄さんは、

犬も暑いだろうからといって頻繁に体を洗ってあげていて

犬の頭をなでたりするような優しいお兄さんでした。

 

そのお兄さんが突然マラリアで亡くなってしまいました。


二人の両親は昔に亡くなっていて、

長いことお兄さんとずっと二人暮らしていた彼女の

悲しみはとても大きく、何て言ってあげていいか

わかりませんでした。


私が別の州に移り会えなくなっても頻繁に

電話で連絡を取っていました。


私が励まそうと電話をするたびに逆に、


「寂しいけど私は大丈夫。

さやかこそ大丈夫なの。

大きな組織からの派遣でもない外国人が一人で

現地でも貧しい層の人々と活動しているなんて、

本当に気をつけて。」といつも心配してくれていました。。

 

彼女が、


「人生はきっと一冊の本なんだろうね。

一人一人が神様から1冊の本を受け取り、

ペンだけがあって、人生を(書き)進めていくの。

何を書くのも(経験するのも)自由だけど、

消しゴムも修正液も無くて、起こったことは消せないの。」


そう言っていたことを思い出します。


この間、

「今日は、亡くなったお兄さんの命日だったんだよ」って

電話がきてふといろんなことを思い出しました。

 

 

テテ州の集落の写真

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(0)

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