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帰ってきた女の子

 

 

時々ですが、人さらいのことをこの町でも聞きます。

 

家に突然知らない人がきて
「のどが渇いたから水を飲ませてください」と言われて、
家の中にある水がめに水を取りに家の中に入ったすきに
家の前で遊んでいた子供が連れ去られてしまったことを聞いたり。

 

町のマーケットで、荷物持ちをして働く子供たちがいるのですが
その子達が連れ去れてしまった話も聞きました。

 

数か月前には、協会の勉強小屋の子供たちが多く住む地区で
10歳ぐらいの男の子が連れ去られて
殺され、遺体を解体されて
体の一部が売られていたことがありました。
(黒魔術に使うため)

犯人は同じ地区に住む数人の男性でした。

 

お墓の中から遺体が掘り起こされてしまうことも
時々聞きます。

 

そして今回、協会に通っていた5歳の女の子が
人さらいにあってしまいました。

 

家の前で遊んでいたときに、知らない男の人が
連れて行ってしまったようです。

 

警察に連絡し、ですが警察が日本の警察のように
捜査に乗り出してくれることはここではほぼないため、

 

ラジオでこういう格好をした何歳ぐらいの女の子が
行方不明ですと放送してもらうことが家族ができる唯一のことです。

 

協会でビラを作って配ろうかと思いましたが、ビラ配布許可などの
政府機関への届も複雑で、不透明な手続きのため断念しました。

 

そして最後は、祈ろうとみんなで言い。。

私も毎晩寝る前、「どうか辛い思いをしていませんように、
どうか見つかりますように」と祈って眠っていました。

 

約2週間後なんとこの女の子が
離れた村で売られているのが見つかり無事に戻ってきました!

 

犯人の男性と一緒に60キロほどの
道のりを一緒に歩いてその村にたどり着いたようです。

 

良心のある村人が、魚や乾燥したトウモロコシと引き換えに
女の子を買ってくれたようで警察に連れて行ってくれたようです。

 

警察に、自分の名前と「私は勉強小屋で勉強している生徒です!」と
しっかり伝えたそうです。

 

この女の子は、3年ほど前に母親が病気で亡くなり、
2年ほど前に父親も畑でひどい暴行を受けて

殺されているのが見つかって
両親がいず、貧しいおばあさんに引き取られて
育てられている女の子でしたが
一生懸命休まず勉強小屋に通ってきていました。

 

無事に町に戻ってきて、病院で

処置を受け、協会の勉強小屋にもまた通いだし、

 

「私はしばらくお休みしちゃったけど
プレミオ(協会で渡している休まずに通った子への
お米一コップ分などのプレゼント)はしっかりもらえるのかなー」と心配していて。

 

今回のこと、それに両親が亡くなり、
辛いことが多かったように思う
これまでのこの子の5年の人生ですが、

 

どうかこれから先のこの子の
人生が幸せなことが続きますように。

 

そのサポートができる限り出来ればと

思っております。

 

 

写真

 

プレミオのひとつの棒石鹸

 

この棒石鹸で、服の洗濯も、お皿洗いも体も洗います。

 

棒石鹸ですら手に入らないときは、

代わりに灰を使います。

 

栗山さやか * モザンビークの協会の女性たち。子どもたち。 * 02:53 * comments(5) * trackbacks(0) * - -

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コメント

誘拐とか臓器売買とか、日本ならトップニュースになる大事件ですがそちらでは良くあることなのでしょうか。子供たちも心配ですが、日本人は金持ちと思われているだろうし特にさやかさんは可愛いから注意しないと!!!もうすぐ年も変わりますが、来年がさやかさんと子供たちにとって安全で平和な一年でありますようお祈りしています。
Comment by 前野優 @ 2016/12/27 1:25 PM
女の子が、無事に戻ってよかったですね。
おばあさんも、一安心でしょう。
犯人は、捕まらないかもしれませんが、
保護してくれた村人に、ホント救われましたね。
Comment by もう一人のマロン @ 2016/12/27 1:48 PM
さやかさん、こんにちは。

女の子、無事見つかってよかったです。また勉強小屋にも通い始められているみたいで、色んなことを身につけて大人になっていってほしいなぁと思います。
怖いことや危険なことも多いと思いますが、女の子を警察に届けてくれた人のような人が増えていってほしいと思います。
さやかさんはモザンビークの勉強小屋に行ける機会は今もあるんでしょうか?やはり、今は少し危ないんでしょうか?

もう少しで今年も終わりますね。さやかさんも元気で新年を迎えてください。日本はとても寒い冬になりました。クリスマスも終わって年の瀬の忙しい時期です。私も卒業論文の執筆を頑張ります!

colorful
Comment by colorful @ 2016/12/27 3:41 PM
<前野優さま。
 
 いつも本当に本当にありがとうございます。
 誘拐、黒魔術に使うための臓器売買は、年に何回はこの町だけでも聞きます。 国中でいったらとても多いと思います。
報道もされないことが多いと思います。町の発展とともにそういう犯罪も増えていくのではなくて減っていってほしいと願うばかりです。 いつもブログを読んでくださっていることも
本当に心強いです。 ありがとうございます。
今年も残り4日ですね。 どうか1年の疲れを癒されていますように。。。。







<もう一人のマロンさま。

 おばあさんもとてもほっとして喜んでいました。
 村の人の心の優しさにみんなで感謝しました。
 もう一人のマロンさん、いつもありがとうございます。。。





<colorfulさま。
 
 そうですね。 色々なことを学んで身につけて成長してくれていってくれたらと思います。
 困っている人がいたら手を差し伸べてあげる人々がここでも増えていってくれたらと思います。
 

<<さやかさんはモザンビークの勉強小屋に行ける機会は今もあるんでしょうか?やはり、今は少し危ないんでしょうか?
 
はい。2か月に1度の割合ぐらいで戻っています。
 モザンビークの中部の町の周辺、村々はまだ危険だと思いますが、協会のある州での襲撃などはおさまっています。

 そうですね。もう4日で2016年も終わりですね。colorful さんもどうか穏やかな年末年始を迎えられますように。。
 卒業論文! の執筆とのこと、応援しています。。!!



 







  









Comment by 栗山 @ 2016/12/28 1:13 AM
すごい!
良かったですね。帰ってきて。

売られている女の子を買ってくれて警察に届けてくれたっていうのが、本当にすごいと思います。
いい人も確かにいるってわかりますよね。

棒石鹸、すごいですね〜。
むちゃくちゃ色々使えるし!
もらっている子もちょう嬉しそう。^^
Comment by かんくら @ 2017/01/11 10:09 AM
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