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バイユシのこと。

いつも、ぽつんと一人で、
ヤンキー座りをして
日向ぼっこをしている子がいました。

バイユシってゆって
少しだけ変わった顔立ちをしていました。

体はがりがりで、
髪はエチオピアの子にしては珍しく、
そこまでグリグリした髪質ではありませんでした。
目がとても大きく、男の子のような顔立ちで、
目つきが鋭い印象でした。

いつも私がそばを通って挨拶すると、

挨拶もせずに、
「チャラカースウィーツっがたべたい 。
ちょうだいよー]といつもおねだりしてきてきました。

「最初にあったらおはようだよー
バイユシ。おはよう-。
バイユシは、自分で何でも食べれるし、
ひなたぼっこもできるからだめー
具合が悪い子だけだよ。ごめんね。
それに きのう、キャンディー支給されたでしょー」

いつも
「ちゃらか 意地悪―ぶさいくー」
って
ゆってそばをうろちょろするかんじでした。

彼女もHIVポジティブで
股間に大きな腫瘍がありました。
この腫瘍のせいで、
しっかり椅子やベットに座ることが出来ず、
いつもヤンキー座りでした。

他の患者さんとそこまで交流を持ちたがらず
いつも一人でいました。
この子の腫瘍も少しずつ成長してしまっていました。

最初の 3ヶ月ほどは、
ひたすらアディスの施設にいたのですが、
ひとりの女の子のが亡くなったのをきっかけに、
あと女性の棟で働ける新しいボランティアのかた
がきてくれたのもあって、

私はアディス以外の場所
みんながいう、村やほかの場所も
みてみようと思って
地方にある施設にいくように
なりはじめたときでした。

ある時、1週間だけ南部の施設に
お手伝いにいって戻ってきました。

いつも外で日向ぼっこしていたバイユシが
ベットに横になっていたので
おかしいなって思って話にいくと、

[ちゃらかー いきなりね、朝起きたら
両手も両足も体が動かなくなったの。
頭だけは大丈夫。]っていいます。
あんまりに突然のことで。

バナナが大好きだったからゆっくり食べさせてあげて
すごく食欲はあって少し ほっとしました。

HIVのことが気になりましたが、一時的なものだといいけ
ど、、って思いました。

それから少しして
今度は北部の施設にお手伝いにいくことになりました。
バイユシに[あと1週間で帰るからね。待っててね。]
っていいました。

バイユシは、
[次の日曜日に帰ってくるんだねっ]
て念を押して聞いてきました。

わたしは、[ うん。 日曜日に戻るからね。]
って答えました

私もそのつもりだったのですが、
戻ってきたのは10日後でした。
途中でもらったバラの花
バイユシに上げようと思って、
夜、アディスについて,
急いで
バイユシのところにいくと、
違う患者さんでした。
うそって思ってみんな に聞くと
みんないつものように
一生懸命嘘を
ついてくれているのがわかりました。

[バイユシ いつ...どんな風だった...]
ってゆっくりきくと
日曜日だよっていいました。

あって思いました。
バイユシ約束どおり
私が帰ってくるの待っていたんだって思いました。

[ バイユシ いつも今日、
日曜日?って毎朝,聞いてきていたよ。]って。


少しの用事でアディスに帰ってくるのが
遅くなって約束を破ってしまった形になって。

静岡の親友が亡くなる前,
私が会いに来るのをまっていてくれたとき、
私の母親が、病気で待っている人にとって、
待つってゆう時間は
恐ろしいほど長いんだよ。
っていった言葉思い出しました。

1週間バイユシにとったら
すごく長くて、遠かっただろうなって
思いました。

軽はずみに1週間っていっって
戻ってこなかった自分が
本当なにやってんだろうって
思いました。

なんであのとき、違う施設いったんだろう。
なんで、あのとき、早く帰ってこなかったんだろう。

いつもこういう風なことの繰り返しで
いつも罪悪感と後悔で
いっぱいでたまらないくせに
また同じようなこと繰り返して。


マラウィは今は 雨期が終わって、
日中は日差しが強いですが、
冬に向かっている感じです。
朝晩、吐く息が白くなりました。
それでも蚊がたくさんいます。

今日は、9歳からの親友の亡くなってしまったけど、
28回目の
お誕生日です。
あとから、おばさんに
電話いれてみようと思います。
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