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移動の時のお手洗い

 

モザンビークでの別の町や村までの公共の移動は、

人でぎゅうぎゅう詰めの乗り合いワゴンや、バス、トラックの後ろの荷台です。

 

協会で働いてくれている一人の女性の甥っ子が、

モザンビークの首都のマプトで勉強していて、

数年ぶりに戻ってくると数日前から聞いていました。

 

首都のマプトからこの町までうまくいけばバスで2日間で着きます。

 

首都からこの町までのバス代、みんなにとったらとても高いですが、

数年ぶりに戻ってくるというのでみんなでお金を集めて出し合ったようでした。

 

その子がバスに無事に乗ってこっちに向かっていると聞き、

家族みんなで彼が数年ぶりに帰ってくるのを楽しみでたまらないと言っていました。

 

ところが到着する前に亡くなったと聞きました。

 

ここの長距離バスには、トイレはもちろんついていず、

みんな水分をとらないようにしたり、尿意をなるべく我慢しています。

 

バスの運転手さんにもよりますが

お願いすれば止まってくれる場合、

なかなか止まってくれない場合もあります。

 

バスの運転手さん自体がおトイレをするためにバスを止めたタイミングで

みんなも一斉に外に出てブッシュの中で散らばって用を足すことが多いです。

 

この子もそのすきに急いでブッシュの中に入って用を足して、

戻った時にはちょうどバスはもう出発してしまっていたところで、

彼は必死にバスの車体の後ろにしがみついたそうです。

 

でも途中で力尽きてバスから振り落とされてしまい、

頭を打ち、道端で死んでしまっているのが発見されたそうです。

 

彼の無念、家族の深い悲しみを思うと言葉が出ませんでした。

 

 

栗山さやか * 日々の暮らし * 23:24 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

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コメント

栗山さやかさん。こんにちは。
とても切ないお話ですね。日本では、考えられない出来事ですね。それが、世界の中のアフリカ・モザンビークの現実なんですね。子供の無念さ、夢に向かって歩んでいた矢先に。家族と会える喜びでいっぱいであったろうに。さぞ無念でしょうね。家族のご心痛は、いかばかりか、図り知れません。
栗山さやかさんもくれぐれも、命と健康を大事にしてくださいね。無理はいけませんよ。命・健康あっての支えあいですから。外は、雨です。手を合わせます。
Comment by sata @ 2016/09/20 9:45 PM
<sata様

 ありがとうございます。人の命には必ず終わりがありますが、まだ数年、十数年しか生きていない子供たちが亡くなっていってしまうのはとても悲しい現実です。  手を合わせてくださってありがとうございます。。 「命、健康あっての支えあい」その通りだと思います。 温かいコメントいつも本当にありがとうございます。

Comment by 栗山 @ 2016/09/27 7:02 PM
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