養豚プロジェクト
協会の豚小屋がある地域は、町のはずれにあります。
その地域では一か所だけ他のかたの豚小屋があって、
以前にそこの豚が強盗にその場で殺されたことがありました。
ただその時は、重すぎて強盗たち運べずに諦めて放置され
殺された豚がそのまま発見されていました。
ただ今年に入って20匹以上もいたその豚たち
全てが盗まれてしまったようです。。
通常、豚を盗むには、その場で豚を殺してから
背中に背負って逃げるか、
大きい豚は殺してから
自転車の荷台に乗せて運ぶ、板に乗せて数人で運ぶ、
一輪車で運んで盗むことが主流のようです。
豚は警戒心も強いみたいで、知らない人が近づくと
大きな声でぶうぶう鳴くし
今回はどうやって何匹も盗まれてしまったのか。。と思っています。
見張りのかたがぐるだったのかなぁとも思いますが。。
もしも見張りの人が気づいても
武器はナイフだけの見張りの一人の人が
武器を持った数人にはかなわないし、
下手に抵抗したら命の危険が出てしまいます。
協会の豚小屋の近所の藁屋根の民家も
数日、留守した間に誰かに火をつけられて
家が燃え落ちてしまっていました。
豚小屋の近くに住んでいて、
豚のお世話をして働いてくれているご家族に
「夜、強盗が来たら抵抗しないでいいからね、
襲われたりしないように、命が危険にさらされないように
どうか気を付けて」と伝えています。
見張りとしてそこで犬たちも飼っています。
豚小屋のそばに誰かが数人で住んでいる+犬がいるというだけで
強盗の標的から逃れる可能性がある程度高くなると思ってはいます。
去年から始めた
この養豚プロジェクトは飼育を2匹からで始めて
それからもう2匹買い足しました。
最初からいる黒いメス豚の名前は
協会のみんなが決めたジャパオン(ポルトガル語でジャパンの意味)です。
無事に妊娠をしているようで、
今日か明日かと産まれる日をみんなで楽しみにしていました。
豚の妊娠は約3カ月半と聞いていたのに
ジャパオンの体がぷくぷくしてきてから4カ月以上経っても
一向に産まれる気配はなく、
「もしやジャパオン、ただ太っただけでは」と
みんな怪しみ始めがっくりしていたのですが、
6月に遂に念願の子ブタが7匹産まれました。
今は産まれた子豚も合わせて全部で合計で11匹です。
みんなどうか盗まれずに
元気に育ってくれるといいです。
1枚目の写真 買い足した2匹の子ブタ
2枚目の写真 出産間近だった時のジャパオン
辛そうに一生懸命水を飲んでいました。