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クラスメート


 
 
 医療学校で一緒に勉強していた
 近くの席に座っていた女の子。

 クラスメートは、男子生徒が多くて、
 女子生徒は私も含めて
 7人しかいず
 その中でもよく話す子でした。

 卒業する少し前に
 
 「さやかー。私、病気になっちゃったよー」って。


 医療学校、朝6時40分から学校始まって
 朝9時からの15分休みに
 食堂で一人、パン1個とお茶一杯を飲むことができました。
 

 ひとりひとり、パンにジャムを塗るときに
 多く塗りたいがためにスプーンを使う人がいましたが、
 ジャムが全員分行き届くように、
 スプーンを使ってジャムを塗るのは禁止されていました。


 ナイフで薄くのばしてパンに塗ることになっていて、
 違反してスプーンを使った人は罰則として
 畑耕しの罰や、井戸の水汲みの刑があったり。

 最初の頃は、みんな食べ物のことで揉めてけんかによくなっていて
 その雰囲気が苦手で私は食堂にはいつもいかずにいました。
 
 あとその15分ももったいなくて、授業の復習したり、
 よくわからなかったところを読み返したりしていて教室に残って
 勉強していました。

 その女の子、寮生活していたから
 お腹がすいているはずなのに、
 その時間、教室の机で顔を伏せてよく眠っていました。
 
 痩せている子だったし、
 「食べにいかないの?」って心配して
 ときどき聞くと、
 「食欲ないよー」って。

 卒業してその子は別の州に配属になったのですが、
 病気が悪化していて病院勤務開始できていないと聞きました。

 私が少し前にいた州の病院に彼女が入院していると聞き、
 お見舞いに行こうと思った日の数日前に彼女の 
 具合がとても悪いと聞きました。

 お見舞いに行こうと決めていた日の早朝、電話が鳴って、
 彼女が亡くなったと連絡が来ました。

 クラスメートの中でも一番若い子で
 まだ21歳でした。
 
  
 数年先輩にあたる医療技術師のかたいつだったか

 「僕のクラスメート、卒業して最初の1年で3人がエイズで亡くなったよ。
  君たちのクラスで、最初の1年で誰も亡くならなかったらすごいことだよ。」
  って言われたこと思い出しました。

 
 国家試験合格したときに彼女、

 「やっとやっと試験地獄から抜け出せたね。本当に辛かったよ。
  卒業、ものすごく嬉しいね。」って泣きそうな笑顔で言っていました。


 卒業後、この数か月間、入退院を繰り返して

 すごく苦しんでいたと聞きました。
 

 命の長さは、幸せに比例するわけじゃないと

 聞いたことありますが
 それでもなぜなんだろうと思ってしまいます。

 どうかどうか
 彼女が安らかな場所にいますようにと願うばかりです。。


 


 









 
 
 
 
 
 

栗山さやか | 病気などのこと | comments(5)

コメントありがとうございます!

さやかさんこんにちは。何か悲しいねもっともっと生きていたかっただろうに…生きていたいのに生きられない人生きていられるのに死を選ぶ人私も数年前まで生きているのが辛かった。でもねある番組でモザンビークのアデリアちゃんのことを知り両親がいなく村のお荷物になっている。近所の人にご飯別けてもらう代わりにいろんな仕事をする。それを見たとき私の悩み等ささやかなものだと気がつきました。
Comment by 朝日 @ 2015/07/20 3:02 PM
病気でしんどかったのに、頑張ってたんだね。
自分が病気でも、他人の病気を助けるため、しんどくても頑張ってたのは、すごく立派なことだと思います。
亡くなったのは悲しいことだけど、安らかに天国にいけると思います。

さやかさんも、体には十分気をてくださいね。
Comment by 伊月和夫 @ 2015/07/21 8:39 PM
今日、読書感想文の本を探しに図書館に行き、「ひとりではじめた アフリカボランティア」をたまたま見つけました。興味がわかないと本を読まない私が、手にとってから、数時間ぶっ通しでこの本を読みました。途中涙が止まらなくなり、途中で急いで家に帰って、また黙々と読みました。読み終えた今、自分の感情を整理するのに必死です。どんな言葉を打ったらよいのかわからないのですが、本当に感動しました。こんな未熟で世の中を知らない私ですが、将来は日本を出て、人の為に尽くしたいと思っています。傲慢な考えかもしれませんが、栗山さやかさんのようになりたいです。
簡単な文になってしまいましたが、この本に出会えた事に意味があると信じて、意味のある人生を歩んでいきます。ありがとうございました。
Comment by ゆき @ 2015/07/22 7:00 PM
さやかさん、こんにちは。

クラスメートの女性と私は同い年で、この年齢で亡くなるということ、やっと医療学校を卒業できたにもかかわらず、勤務を始めることが出来なかったこと、やり残したことがきっとたくさんあったんじゃないかなと思いました。
想像するしかありませんが、彼女の苦労や努力を考えると亡くなるには早すぎると思ってしまいました。

病気で苦しむ毎日を送られていた彼女が、天国で少しでも安らかに眠られることを祈っています。

colorful
Comment by colorful @ 2015/07/24 1:01 PM
<朝日さま。
 
 みんなそれぞれの場所で色々な悩みを抱えて生きていますね。 過酷な場所に生まれて小さい頃から辛い人生を歩む子たち、たくさん色んな苦しいことが続いて自殺を選んでしまう人たち、少しでも幸せに生きていける人たち、子どもたちが増えるといいですね。 コメント本当にありがとうございます。 週末ゆっくり過ごされていますように。。。




<伊月和夫さま。
 
 ありがとうございます。
 伊月さまもどうか夏バテ、熱中症などお気をつけてお過ごしくださいね。   いつも感謝感謝の気持ちでおります。

   
<ゆきさま。
  はじめまして。
  本を図書館で見つけてくれて読んでくれてありがとう。 

夏休み、読書感想文をはじめ、宿題もたいへんだと思うけど頑張ってね。  素敵な夏の思い出ができますように。

ブログも見つけてくれて、とても素晴らしい感想を書いてくれて本当にありがとう。

 嬉しくて書いてくれたこのコメント何回も読んでしまいました。 私もとても励まされました。
 本当に本当にありがとう。 ありがたい気持ちでいっぱいです。。




<colorful さま。

 いつもありがとうございます。
 colorfulさんと同じ年だったんですね。  
 まだ生きている時間、大切にしたいですね。
 colorfulさんの今年の夏が素敵なものでありますように。。






< 
Comment by 栗山 @ 2015/07/25 5:12 PM

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