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インドの人たちの結婚のこと。

しばらく前に、大きな町にあるインド人の会社のゲストハウスに戻っていました。
大きな町にくると住んでいる
アフリカ人以外
(だいたいはポルトガル、ブラジル、インド、パキスタンのかたたち)
のかたがぐっと増えるので
そこまで色々言われたり、
差別的なことが減るのでやっぱり気が少し楽です。

しかもこの町、他の町に比べてもかなり安全で
町なかの明かりがある場所なら
夜8時ぐらいまで1人で荷物何も持ってなければ襲われずに歩けました。

しばらく会社の手伝いしながら
インド人の人たちと生活していたので
インドの結婚制度とかインドの家庭観とか
詳しくなってきました。(でもたぶん、みんなインドのちょっと中上?階級の家庭っぽい。)

インドの結婚制度、
親同士や親戚たちが相手を探し出してきて、
親同士が学歴や職業、家柄と写真チェックして
本人達は会いもせず、結婚を決めているかたがとても多いようです。
婚約しても二人でごはんも食べにいけないって言ってました。(おねーさんとか同伴すると大丈夫。)
家庭によってもっとゆるかったりもっと厳しかったりもあるようです。

花嫁さん側が花婿さん側に、何かを貢物、しないといけないようで
それが出来ない場合や貢物がふさわしくない場合は
この結婚は釣り合わないって止めになったり。

インドの花嫁殺人とかって聞いたことがあるけど、
なんだろうと思っていましたが、
その貢物が狙いで結婚して
その後すぐお嫁さん殺してしまうことだそうです。

貧しい家庭では、女の子は結婚の際にお金がかかるため、
将来を悲観して、女の子が生まれるとすぐ
ミルクやお水の中にたくさん塩を入れてそれを飲ませて
殺してしまったりすることもまだまだあるようです。

日本だったら中学生で普通に彼氏いるし、夜遊び当たり前だよーって
って言ったら今まで一回もガールフレンドも夜遊びもしたことない
結婚相手探し中の36歳のインド人の友達びっくりしていました。

お見合い結婚をしたカップルはほぼ離婚はしてないよっ
だから絶対お見合い結婚のほうがいいってインドの人友人たちは言いますが、
たぶん。。。「離婚したいんですけど、、」
なんて言う発言権ないだけなんじゃ・・・って思ってしまいました。

でもインド風の考えかたすると、逆に生涯1人の人で
自分の両親が一生懸命見つけてくれた
運命の人って感じなのかなって思いました。

インドではカーストが同じ人と結婚しなきゃいけない暗黙の了解が
まだまだ残っているようだし、人口がとても多いから大学に入るのも
会社に入るのも競争率がとても高くものすごくたいへんだと聞きました。

今はそんな厳格な家庭は少なくなってきているようですが、
この友人も子供のとき、カーストが下の子とちょっと触れただけで
すぐさま家に連れて帰らされてお風呂に入らされてたって。

インドの貧しいかたたちの話題になると、
貧しい人たちは人生楽しめているよ。
ストレスもプレッシャーもなく、
物乞いでしっかり生計立ててるから大丈夫って。。。。

自分はインド2週間しかいなかったから
はっきりと色々言えませんが、(でも、映画館座る席カーストで分けられてるって聞いた気がする、、)
路上で生活している人たち、施設の中の人たちもたくさん見たし、
インドに住んでた知り合いから
インドの貧しい方たちのたいへんさを少し聞いていたので
ちょっと複雑でした。。

インド人の友達、(結婚すること決めてから
はじめて花嫁さんと2分間電話で会話許された)
の披露宴呼ばれていってきました。

彼たちはモスリムだったから披露宴も
アルコール類一切なしで、インド人のかたたちが集まって
お祝いしました。
ウェデングドレスは真っ赤のツルツルしてそうな、モスリムの服?
で最初は顔も目も隠してて
花嫁さんが最初に入場して花婿さんを待って
花婿さんが登場して顔のベールをめくってあげて。って感じでした。
(このとき初めてお互いの顔を見るってこともあるらしいです。)


東南アフリカ、町にはインドやパキスタンの人たちが多くいます。


ずっと昔プランテーションの労働者として
アフリカに連れてこられた子孫のかたたちも多いそうです。


大きな町の食料品や雑貨屋さんはほとんど、
インドやパキスタンの子孫の方々などが経営していて
裕福な方たちです。


この披露宴、アフリカなのにアフリカの人が
たぶん1人も披露宴にいなかったような気がする。

見た目がインド人の方々ばかりでした。

インドの女の子たち、きらきらしたサリー着てて、
インドの音楽かかってて、
インドカレーでお祝いして、インドにいる気分で楽しませてもらいました。


 

栗山さやか | 日々の暮らし | comments(0)

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