ツオハイのこと。
2007.05.06 Sunday
ツォハイという30歳ぐらいの女性がいました。
彼女も末期がんでした。
彼女は股間におおきな腫瘍ができていて、
いつもたくさんの
膿と血がでてきていました。
最初のうちは彼女は
いつも手当てを嫌がっていました。
手当ての最中少しでも痛いと、
「もうやめて。 今日はもう終わり」
といって、
股を閉じてしまうことがよくありました。
またの腫瘍の痛みと重みで、
なかなか思うように歩けず
おトイレも、洗面器を持ってあげて
腰をうかせてがんばってベットの上で
していました。
ほぼ両足をまげて
開いたまま
ずっと寝たきりの毎日でした。
最初のうちは、私にいう言葉は、
何かがほしいときだけでした。
それでも、
私が少しずつ言葉を覚えてきたせいもあってか
色々話かけてくれるようになりました。
そこまで口数が多いようではなかった
ツォハイだったけど、本当に時々
見せてくれる笑顔がとても素敵で笑顔を
見せてくれた日は私もすごくうれしい気持ちでした。
ある日、彼女が私を呼んで、
「お願い。どうしても
外のお店で買った
白いインジェラと
ケーキが食べたいんだけど。
いい?」
っていいました。
原則として、何かを患者さんにあげることは
禁止されています。
ですが、あんまりに
具合が悪そうだったのでそういう時は・・
って許可がでていたので、急いで施設の外に
買いにいって、
「はい。ツォハイ買ってきたよーっ最初にどっち
食べる? インジェラ?ケーキ?」て
プレートにあけながら
いうと明らかに苦しそうで
「大丈夫?食べれるかな?」
ってゆうとゆっくり手でつかんで
一口インジェラをたべて、
一口ケーキを食べて。
それから
「見て。私の股間みて。チャラカ。」
っていいました。
毛布をめくって見てみると、
たくさん血が、
どすぐろい血の固まりが
でてきていました。
どろって流れ出るようにでてきていて
足先まで黒い血でたくさんで。
本当に大きい固まりで
頭ぐらいの大きさでした。
私は一度、運ばれてきたばかりの患者さんも
この状態でお医者さんも何もできずに
亡くなっていってしまったことを
思い出しました。
止血止めの薬と、その血の固まりを取り除いて、
体をきれいにしてあげて、
急いで、点滴をして、
そばにいると、ただ苦しそうにじっと私を
みていて
話かけても返事、してくれませんでした。
もぅ夜遅く、 管理の人もいず、
ツォハイの子供がいる子供の棟に
明日朝一番でいって
子供を連れてこれる許可をもらって
ツォハイのところにきてもらおうって思いました。
朝、早くにツォハイのベットにいくと
かなり弱っていて
呼吸が変わってしまっていました。
内線電話はないので、
急いで、子供を呼んできてって
近くにいたワーカーの子にお願いして、
私はその日、朝から病院に患者さんと
いかなくてはならず
車が待っていたので、
でもツォハイの様子がすごく気になって
しばらく一緒にいました。
子供がくるまでそばにいようと思って。
はやく、はやく赤ちゃんきて、って
思ってました。
ツォハイが瞬きをしない目で
私の目をじっとみて
苦しそうに何かゆおうとしました。
でも聞き取れなくて。
そのあとすぐ、目を大きく開いたまま、
私の目をじっと見たまま、
もう動いてくれませんでした。
最後にツオハィのたった一人の家族、
赤ちゃんに会わせてあげたかった。
それが出来なかった
自分が悔しくてたまりませんでした。
もっともっと早くにきて、子供連れてきて
あげればよかった。
後悔ばかりで、申し訳なくて
たまりません。
彼女も末期がんでした。
彼女は股間におおきな腫瘍ができていて、
いつもたくさんの
膿と血がでてきていました。
最初のうちは彼女は
いつも手当てを嫌がっていました。
手当ての最中少しでも痛いと、
「もうやめて。 今日はもう終わり」
といって、
股を閉じてしまうことがよくありました。
またの腫瘍の痛みと重みで、
なかなか思うように歩けず
おトイレも、洗面器を持ってあげて
腰をうかせてがんばってベットの上で
していました。
ほぼ両足をまげて
開いたまま
ずっと寝たきりの毎日でした。
最初のうちは、私にいう言葉は、
何かがほしいときだけでした。
それでも、
私が少しずつ言葉を覚えてきたせいもあってか
色々話かけてくれるようになりました。
そこまで口数が多いようではなかった
ツォハイだったけど、本当に時々
見せてくれる笑顔がとても素敵で笑顔を
見せてくれた日は私もすごくうれしい気持ちでした。
ある日、彼女が私を呼んで、
「お願い。どうしても
外のお店で買った
白いインジェラと
ケーキが食べたいんだけど。
いい?」
っていいました。
原則として、何かを患者さんにあげることは
禁止されています。
ですが、あんまりに
具合が悪そうだったのでそういう時は・・
って許可がでていたので、急いで施設の外に
買いにいって、
「はい。ツォハイ買ってきたよーっ最初にどっち
食べる? インジェラ?ケーキ?」て
プレートにあけながら
いうと明らかに苦しそうで
「大丈夫?食べれるかな?」
ってゆうとゆっくり手でつかんで
一口インジェラをたべて、
一口ケーキを食べて。
それから
「見て。私の股間みて。チャラカ。」
っていいました。
毛布をめくって見てみると、
たくさん血が、
どすぐろい血の固まりが
でてきていました。
どろって流れ出るようにでてきていて
足先まで黒い血でたくさんで。
本当に大きい固まりで
頭ぐらいの大きさでした。
私は一度、運ばれてきたばかりの患者さんも
この状態でお医者さんも何もできずに
亡くなっていってしまったことを
思い出しました。
止血止めの薬と、その血の固まりを取り除いて、
体をきれいにしてあげて、
急いで、点滴をして、
そばにいると、ただ苦しそうにじっと私を
みていて
話かけても返事、してくれませんでした。
もぅ夜遅く、 管理の人もいず、
ツォハイの子供がいる子供の棟に
明日朝一番でいって
子供を連れてこれる許可をもらって
ツォハイのところにきてもらおうって思いました。
朝、早くにツォハイのベットにいくと
かなり弱っていて
呼吸が変わってしまっていました。
内線電話はないので、
急いで、子供を呼んできてって
近くにいたワーカーの子にお願いして、
私はその日、朝から病院に患者さんと
いかなくてはならず
車が待っていたので、
でもツォハイの様子がすごく気になって
しばらく一緒にいました。
子供がくるまでそばにいようと思って。
はやく、はやく赤ちゃんきて、って
思ってました。
ツォハイが瞬きをしない目で
私の目をじっとみて
苦しそうに何かゆおうとしました。
でも聞き取れなくて。
そのあとすぐ、目を大きく開いたまま、
私の目をじっと見たまま、
もう動いてくれませんでした。
最後にツオハィのたった一人の家族、
赤ちゃんに会わせてあげたかった。
それが出来なかった
自分が悔しくてたまりませんでした。
もっともっと早くにきて、子供連れてきて
あげればよかった。
後悔ばかりで、申し訳なくて
たまりません。