教室修繕等のためのマラウィの教室を長期休校させていただいております。

 

アシャンテママの現在の活動場所は、大きく分けて4地域にある6教室(モザンビーク5教室、マラウィ1教室)になります。


その中で建設中(あるいは、現地管轄期間からの開校の許可待ち)が3教室、改修中が1教室あり、今現在授業が行われているのは、2つの教室になります。


マラウィには電気も届いていない小さな村に1つの教室があります。周辺の村々からも多くの子供たちが通ってきており、過去6年間に渡って教室を続けてきました。おおよそになりますが、これまで合計20万食の給食も提供することが出来ました。


他の教室もそうですが、現地の小中学校には給食ないので、アシャンテママでの給食提供は、空腹で過ごすことが多い村々の子供たちにとって、とてもありがたいと感謝の声を子供たちから、ご家族から、村の人々から、いつもいただいていました。


ご支援して下さる皆様に心からお礼を申し上げます。


このマラウィの教室は、以前の大きなハリケーンの影響や今後のためにも教室の修復が必要になり、一度教室を休校して修復をさせていただいております。


同時に現地管轄機関からの活動許可の延長の手続き、日々改正される現地の法律に照らし合わせて、法務や労務に関しても今一度、現地の専門家の人々とやり取りを進めております。


専門家とのやり取りに関しても、途中で音信不通になってしまうことも何度もあり(金銭の支払いが発生する前だったことが救いでしたが)、予定したよりも多くの時間がかかっておりますが、今後のことを考え、細かな点もしっかり再度確認対応していければと思います。


それでもマラウィでは、多くのNGOやNPOが、どこの県(28県)にもあり、支援団体を歓迎しているような雰囲気があるように感じます。


(国名は書くのを控えさせていただきますが隣国では、「NGOやNPOは、自分たちがお金を稼ぐために現地の貧しい人々を利用している」と過去の経験からかそう考えてしまう人々も残念ながら少なくはないと思います。)


内陸国で資源にも乏しく最貧国の一つで多くの問題を抱えていると言われているマラウィですが、人々は温和で「アフリカの温かい心」と言われているのも納得です。いつもマラウィに入国するたびに安心感をもらえていました。


マラウィの一部の人々もよく言うように、隣国とは違い恐怖心のようなものを持つことなく、たとえとても時間がかかるにしても公的機関から書類等は取得ができ、そのおかげで国外国内問わず多くの支援団体が活動している、みんなで助け合うという雰囲気があると言われています。


マラウィのアシャンテママ教室再開までまだもう少し時間がかかってしまいそうですが、安全面でもしっかり対策してまた教室再開をさせていただきたいと思います。


いつもご支援を下さり誠にありがとうございます。


【写真】以前のバルコニー教室

 

 

【写真】修繕して下さっている方々

 

 

 

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マラウィのコロナの状況と新しい黒板

 

アシャンテママが活動しているマラウィの周辺の村々では、コロナ感染者は今まで一度も見つかっておりません。


マラウィ全体のワクチン接種率は4〜5パーセントと低いままで心配しておりましたが、マラウィ全体でも過去24時間以内の感染者は1名のみとのことで、平均してもここ最近は5名ほどとのことです。

 


新しく黒板を購入させていただきました。子供たちもきれいな黒板に大喜びでした。

 

ご支援を下さる皆様本当にありがとうございます。


【写真】新しい黒板と疥癬の薬を受け取った子供達

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(0)

マラウィの教室の子供達


ここ2か月ほど、現地で抱えている問題の対応に追われ、ブログの更新が遅れてしまい申し訳ありません。少しでも早く一番いい方法で解決に向かえばと思っています。

 

モザンビーク北部の教室では、変わらずプリント配布による家庭訪問学習を続けていますが、マラウィ南部の村にあるアシャンテママでは、通常通り教室も変わらず再開されています。


この村々には乗り合いワゴン(日本で言うバス)も来ておらず、一番近くの乗り場まで徒歩2時間以上(約11キロほど)かかるため、人の往来が元々少ない地域です。

 

それもあり、教室がある周辺では今までコロナ感染が報告された例は1件もないとのことです。この地域に住む人たちは、コロナを都市部で流行している病気だという認識の人が多いとのことでした。


この村々ではコロナよりもマラリア、HIV、疥癬等が主な病気で、こういった病気に対する予防や、患ってしまった子供たちへの薬等のサポートをアシャンテママでは実施しております。

 

またこの地域は年々雨が少なくなってしまっているようで、農作物の収穫が減ってしまったため、アシャンテママでの教室で授業の後に食べられる給食にとても感謝しているとのことです。

 

ご支援を下さる皆様心から深くお礼申し上げます。

 

【写真】マラウィのアシャンテママの子供達

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(5)

サンダルの支援

 

アシャンテママが活動するマラウィ南部の村々(ウィリアム、チコロンゴ等)の周辺は、路上マーケットもありません。

 

サンダルを買ってくれそうな見込み客もいないため、行商の人たちも一切来ないそうです。

 

バスも乗り合いワゴン、乗り合い荷台トラックも走っていなく、一番近い町にある靴屋さんまで12キロ(徒歩片道約2時間半)かかります。

 

降雨量が減ってしまったこの地域で、鍬一本で畑を耕している年老いたおばあさんたちが、母親を亡くした孫たちを育てている場合も多いため、現金収入もなく、サンダルを買う余裕もないご家族が多いです。

 

この度、213人の子供たちへサンダルを購入させていただきました。名前と出席情報を確認しながら渡すので、3日間に分けて配布させていただきました。

 

みんなとても大喜びだったとのことです!

 

ご支援を下さる皆様心からお礼申し上げます。


【写真】新しいサンダルを受け取って大喜びしている子供たちです。3枚目は1年以上前に渡したサンダルで、穴が開いたり欠けてしまり、片方しかなくても大切に使ってくれていました。

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(0)

長机と椅子

 

マラウィの南部の村にあるアシャンテママの教室で

コロナ対策のために距離をとって座れるように

長椅子、長机を新調させていただきました。

 

3つあるクラスルームでそれぞれ子供たちが使わせていただき、

勉強をしております。

ニスも塗ってあるピカピカの机にみんな大喜びだそうです。

 

皆様のご支援心からお礼申し上げます。

 

 

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(4)

テラス教室の完成

 

以前書かせていただいたマラウィのテラスの建設、無事に終わっております。


大型トラックでレンガを運んでくるときに、前日の大雨の影響でタイヤが泥道にはまり、立ち往生してしまったとのことでしたが、無事になんとか運び終わり、フロアーの部分も出来上がりました。


小さな村ですが素晴らしい職人さんたちがいて、完成してくれました。

 

ここで授業をしたり、本を読んだり、休憩したり、給食をわいわい食べたりしています。

 

子供たちは初めてのテラスに大喜びしているとのことです!

 

マラウィスタッフから、子供たちを代表して

「ご支援を下さる皆様にどうか心からのお礼をお伝えください」

とのことです。

 

ご支援を下さる皆様、忙しい日常の日々の中で、アシャンテママに通う親を亡くしてしまった等、

 

現地でも弱い立場にある子供たちを気にかけてくださり、ご支援をしてくださって本当にありがとうございます。

 

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(2)

マラウィの教室の授業の再開

 

1月中旬からコロナ対策のために政府の学校同様、再閉鎖されていたマラウィ南部のアシャンテママの教室。今現在は無事に開くことができています。(モザンビーク側は閉鎖されたままで先生たちが家庭学習サポートを継続中)


今年も雨の量が少なく農作物の不作が心配されています。やはり温暖化の影響からか約10年前と比べ物にならないほど雨が減っているとのことです。

 

250人以上が在籍しているマラウィのアシャンテママの教室。政府の学校では全学年授業は半日のみのため、給食は提供されず、ここで食べることができる給食をとても楽しみにしているそうです。

 

いつもご支援誠にありがとうございます。


【写真】ご支援で受け取ったノートとペンを持つ子供たち

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(0)

マラウィ側で学校の再閉鎖

 

約8カ月ぶりに学校が再開されてほぼ2カ月間、新型コロナウィルスの陽性の症例が報告されていなかったマラウイでしたが、

 

12月末よりまた感染者数が報告されるようになり、閣僚2人と他の2人の政治家が先月同日に亡くなってしまいました。

 

そして今はまた学校も再閉鎖となっています。

 

アシャンテママの教室のある地域は町から離れた奥地にあるため人の往来も少なく、まだ感染はこの村々では確認されていないとのことです。

 

モザンビーク側はほとんどの学年が約11カ月間一度も授業が再開されることがなく、今に至ります。

 

予定では、今年度(年度始まりは通常2月)は1年で2年分の授業を行うと聞きましたが、今もまだ再開されておらず。

 

両国ともアシャンテママの現地スタッフが、出来る限り子供たちの家々を巡り家庭学習のサポートを続けております。

 

その際に具合の悪い子供たちがいた場合には病院代、薬代、バイクタクシー代をサポート等しております。

 

いつもご支援を下さる皆様に心からお礼申し上げます。

 

日本で広範囲の地域で大きな地震があったとのニュース、どうか余震等十分にお気をつけて下さい。

 

 

【写真】家庭学習を続ける子供たち

 

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(0)

7カ月ぶりにマラウィの教室の再開

 

マラウィの南部の村にあるアシャンテママの教室は、7カ月ぶりに無事に再開することができました。

 

教室閉鎖の約7カ月間、スタッフの先生たちが250人の子供達の家庭訪問、学習サポートを続けていました。

 

教室は、交代で少人数制の授業となりますが、今年は雨が多く降らず、食糧不足の心配がされている中での教室の再開。

 

そして10月になり今はとても暑い季節で、これからますます食料が不足してしまう時期の中でのアシャンテママでの教室再開は、給食を提供していることもあり子供達にも家族にもとても喜ばれているとのことです。

 

マラウィ側にはパンデミックの影響で、今後もまだしばらく入国することは出来なそうですが、現地スタッフと感染症対策を十分にして、様々な家庭環境で暮らす子供達が、少しでもお腹を満たせて勉強を続けられる環境を提供できればと思っております。

 

温かなご支援いつも本当にありがとうございます。

 

 

栗山さやか | マラウィでの活動 | comments(2)

プリント代金

 

アシャンテママの活動する2か国とも、パンデミックのため休校が決まり、家庭訪問を開始するときに、子供達に家庭学習用のプリントの配布を決めました。

 

モザンビーク側は1つの教室は町にあるのでそこでまとめてコピーして別の村、集落の教室の生徒に配布できています。

 

マラウィ側のスタッフにコピー代いくらか確認すると、日本円で1枚約32円。。

 

高いなぁと。。当たり前ですが現金収入すら簡単ではない貧しい人々にとったら、コピーは、めったにできるものではないと。

 

場所が場所なだけに高額になってしまうのは仕方がなく、コピー屋さんがあるだけでもありがたいのかもしれません。。

 

ただこのコピー屋さんは、アシャンテママの教室がある村から11キロ(徒歩片道2時間半ほど)も離れているため、

 

マラウイのスタッフと話し合って、プリント配布をしないやりかたで進めることを決め、家庭訪問では、まだ文字を習い始めた子達にも丁寧に教えています。

 

【写真】自宅で勉強する子供たち

 



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