嬉しい象のニュース

 

私たちが活動する州には、たくさんの野生動物が暮らしています。

 

活動している地域では見ることはないのですが、少し離れた地域に行くと、車が通る道でも象の糞がたくさん道端に落ちていて、夜間は象も付近を歩いているから危険、と聞いていました。

 

その土地に暮らす人たちは、野生動物からの被害もあり、象やライオンに襲われて殺されてしまった人々の話も時々ですが聞きます。

 

象たちも象牙目当てで、密猟ハンターたちに殺されてしまうこともよく聞きました。たくさんの象牙が運ばれていく先はアジアのマーケットと聞きます。

 

象のお肉も昔はよくマーケットで売っていて食べたけどすごい油っぽいと。

 

2011年にはこの地域では、約12000頭の象たちが確認できたのに、密猟より2016年には約3600頭にまで減ってしまっていたと聞いていました。

 

先月ニュースで、密猟により殺されてしまった象が過去2年以内一度も発見されなかった、との発表がありました。

 

この地域には、いくつかの密猟グループがいて、そのボスたちは、現地にネットワークを張り賄賂等のテクニックを駆使していたようですが、遂に、長年の現地政府とアメリカなどの支援団体の成果が実を結んだと。

 

以前、合法のハンターガイドをこの州でしているスウェーデン出身の友人から、密猟ハンターたちに殺され象牙を取られた、むごたらしい象の写真を見せてもらったことがあり、どうにかならないものかとずっと思っていたので、とても嬉しいニュースでした。

 

【写真】町から離れた奥地

 

 


栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(3)

まわりからの影響

 

以前、現地の知り合いに私が猫を飼っている話になった時、その女性は、

 

「家のまえで晩御飯作ってたら、むかつく痩せこけた猫がやってきて、おかずの煮干しを盗んだの。熱湯を思いっきり全身にかけてやると、皮膚がびよーんてなってすっごい声で鳴いておもしろかった。あのあと死んだかな。」と言いました。

 

私が「かわいそうに。。本当にひどい。。」と感情に任せて言ってしまうと、彼女はそう言われたことにただ純粋にとても驚いていました。

 

「私の飼っている猫は、私の家族で大切に育てていること、たとえ自分の猫じゃなくて見知らぬ猫でもたくさんの感情があって日々生きていて、助けてあげることがあったら助けてあげたいし、暴力ふるうなんてとんでもない」と話すと、さらにまたとても驚いていて。(価値観の押し付けになってしまったかもしれないと後から反省しました。。)

 

彼女は助産師さんを目指して医療学校に通うある程度裕福な家庭の20代の女性でした。

 

たぶん、彼女は小さな頃から今までずっと、たまたま猫をかわいがる人に会ったことがなく、猫は、人間の食べものを盗む敵という認識だったのかなと思いました。

 

猫にも人間と同じように感情があるなんてことを考えるきっかけもなかったのかなと思いました。(私もマラリアが怖い、刺されたらかゆい、音がいやと蚊を殺そうとする感覚に少し似ているのかなと思いました。)

 

アシャンテママの施設で飼っている犬たちを私が頭をなでてたり、子犬を抱っこしていると、当初子供達はみんな目が点になっていました。

 

犬に対してそんなことをする人は今まで見たことがないと。

 

それからすぐに数人の子供達はまねして、子犬たちの頭をなでたり、かわいがって遊んでくれるようになりました。

 

ここでは、狂犬病等の心配もあるので、野犬でなくともむやみに犬を触ることは絶対しないように伝えています。それにみんなが信仰している宗教のこともあり犬を触っている姿をみせるのはあまりよくないことかもしれません。

 

ただこういったことからよく思うのは、周りが与える影響はとても大きいなと思いました。

 

様々な家庭環境の中で育ち、厳しい現実の中で暮らす子供達ですが、これからも多くのいい影響を与えること、与えあうことができたらと思います。

 

 

【写真】アシャンテママの子供達宅の朝ご飯兼お昼ご飯

(主食でありおかずでもある)ゆでたカボチャ家族分

 

 

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(5)

資源のある地域で起こっていること

 

私たちが活動する隣の州には、世界最大規模の天然ガス(LNG)や、ルビー、金などが続々と発見されている地域があります。


ここの天然ガスの開発には、日本の大きな企業等も出資をしていて、将来日本への天然ガスの輸出が始まる予定です。


ですが、この地域では約2年半前から多くの襲撃や殺害が起こっています。


通っていた医療学校の元クラスメートも、約2年前にこの地域の診療所で夜勤勤務中に、襲撃され銃殺されました。


襲撃は増え続けひどくなっていて、この2年半で殺された人は700人以上、家を追われた人たちは、少なくても10万人に上るといわれています。


先日、ブラジルからきてキリスト教の布教活動をしている友人から電話があり、襲撃され教会を焼かれてしまったと。(これは隣の州に隣接する私たちのいる州)


友人の親戚も、子供達を連れて身の回りのもの、持てるだけのものを持って襲撃された村から100キロ以上の距離をひたすら歩いて逃げてきたと。


その地域で働く別の元クラスメートも、遂に診療所で勤務を続けることが困難になり、そこの診療所で働いていた医療関係者全員が、大きな都市である州都に移動したと。


ニュースでも、人々の住む家だけではなく、警察署、病院、銀行や、小学校、中学校なども襲撃されていると。


元クラスメートが「僕はまだ頼る家族が別の地域にあったから逃げ出せてよかったけど、どこにも行く当て、逃げ場がない人たちは、その村にとどまるしかないよ。」

 

「その地域に暮らす人々は、いつ襲撃されるかわからないから、自分たちの家では怖くて眠ることができず、毎晩太陽が沈む前にブッシュの中に入って、暗闇のなか、みんなで息をひそめて草むらに隠れ、動物のように眠る日々だよ。」と。


数日前に、知り合いから襲撃の際の写真や動画が送られてきました。


焼け焦げて地面に転がっている遺体、斬首した首を持ち上げ叫んでいる若者、一輪車に積まれた遺体をナタで切り刻む人、転がった遺体を慣れた手つきで解体する人。


真偽は不明ですが昨日のニュースでは、45年前以上前に植民地支配からの独立戦争を戦った兵士たちが、この武装集団たちを30人以上殺害したと。


そして次の日に、残った武装集団たちが話し合いをしようと嘘をつき、地元の人たちを呼び、前日の復讐として50人から70人の地元の人たちを虐殺したというニュースもあり。(他のニュースでは、14人ほどが報復で殺害されたと。現地政府は今の段階では一切認めていない→追記 約10日後に同じ地域で52人の若者が虐殺されたと発表がありました。虐殺された理由は武装集団に入ることを強制され断ったため。)


この武装集団たちは、イスラム過激派(ISIS、アルシャバーブなど)を名乗っている犯人たちですが、彼たちの本当の目的は何なのか

誰が彼たちを影でサポートしているのか、謎も多く様々な疑惑や噂があります。

 

これがいい方向に進むか疑問ですが、アフリカの国々と軍事的影響力を強めるロシアに現地政府も軍事協力を求めました。

 


数年前に、ここで世界最大規模の資源が発見されたとき、明るい未来と共に暗い未来も予測されました。


なぜなら「資源の呪い」と言う言葉をみんな知っていたからです。


莫大な資源が発見された国々は、資源に頼り過ぎてしまい、変わりに他の産業などが衰退してしまい貧困の加速や、なによりの懸念はその資源をめぐって多くの血が流れる紛争、内戦が勃発することもあるからです。

 

私もコンゴ人の友人から、私たちが日常に使うスマートフォンなどの使われる材料の一つ、レアメタルなどの豊富な資源をめぐって20年以上前からコンゴのある地域では紛争が続いて多くの人々が土地を追われ殺害されていることをもうずっと聞いていました。


参入する海外企業と、ずっとその土地に先祖代々住んでいる現地の人々との土地問題、環境劣化、社会的格差、利権問題なども複雑に絡んできて。

 


早くこういったことで苦しむ人々が世界中でいなくなるよう祈ることぐらいしかできませんが、先進国に暮らす私たちが恩恵を受ける資源開発などの裏で、何が起こっているか知らなければいけないと思いました。


この武装集団は、仕事がなくてお腹を空かせている貧しい若者たちを私たちの活動する州でもリクルートしているとも聞きます。


せめてアシャンテママの子供達には、決してそういったグループに入っていってしまわないように、そういった教育の大切さなども、これからも伝えていけたらと思います。


いつもご支援本当にありがとうございます。

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(3)

様々な家庭環境

 

去年から新しくアシャンテママに通い始めたナディアと言う名前の痩せた女の子がいます。HIVに感染していて抗エイズ薬を服用している子で、珍しく隣の州から引っ越してきた子でした。

 

初めて会ったとき、現地の言葉は話せませんが、公用語のポルトガル語を話せて、やはり発展している州の子は違うなぁと思っていました。

 

ナディアのご両親はもう亡くなり、兄弟も亡くなっていて、おばあさんに連れられて叔母一家を頼ってこの町にやってきました。

 

ナディアを一生懸命世話をしていた、このおばあさんも先日亡くなったと聞いて。今は、アシャンテママのすぐ隣に住む叔母一家に育てられて、授業が無い日でもアシャンテママの教室によく遊びに来ています。

 

ナディアに一回、兄弟のことを聞いたことがありました。そしたら、「私の見ている目の前で、お母さんもお兄ちゃんも夜、家に強盗が入ってきてナタで刺されて殺されたの」と。

 

あとでおばあさんに聞いてみると、「そんなことはなかったよ。病気で死んだの。」と否定していました。どちらが本当なのかは結局わからないままですが。。

 

大切な家族を何人も亡くしているナディアがこれからも楽しい子供時代を過ごし、成長してくれることを少しでも長く見守らせていただけたらと思います。

 

【写真】子守りをしながらアシャンテママに通う女の子たち

 


栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(9)

現地の夜

 

アシャンテママの施設のあるマラウィの村。ここでは、両親、あるいは片親を亡くした子、障がいと生きる子供達202人が通っています。

 

まだ電気は通ってない村ですが、日中はとても暑い地域で、気温が下がって涼しい夜に、月明りの中を歩いて、少し離れた水汲み場まで水を汲みに行ったり、月明りの下で近所の人たちが集まっておしゃべりしたり。

 

マラウィは物価の高騰や地球温暖化などの影響で作物の収穫量が減ってしまったこと、まだまだ衛生的ではない環境、食べるものが限られている日々。

 

それでも、子供達の小学校進学率、小学校卒業率も上がり、蚊帳はほぼ全部の家庭に支給され、マラリアで亡くなる子達も以前より減り、アシャンテママの村に関してのみ言わせていただくと、強盗が家に押し入ってくるなんてことはなくなりました。

 

 

一方、隣国モザンビークにあるアシャンテママのある町では、まだまだ安全の面でも多くの問題を抱えていると思います。

 

昨晩もルーシアさんやマニュエルさん(アシャンテママの現地スタッフ)と話していると、子供達の様子以外にも地域の状況を話してくれて。

 

毎晩、強盗たちが誰かの家に押し入り、金品を奪っていき、時には奪われた挙句殺され。夜8~9時過ぎ以降は、みんな一切家からでないようにして、多くの人々は不安の中眠る日々だと聞きました。

 

ただ夜になると、現地の警察が有志の若者たちと、しっかり見回りをするようになったと聞いて少し安心しました(現地スタッフによるとそれでも毎晩どこかで襲われている人たちがいるそうですが)。

 

人を殺したり監禁したり、アシャンテママの畑を奪った強盗グループの中の一人と、以前、土地のリーダーたちも含めて、一緒に話し合いをしたことがありました。

 

彼は、自分で土を固めて燃やしてレンガを作って売る商売もしていました。それでも生活が苦しいからと夜な夜な人を襲っているようでした。

 

そういう人たちに対してなにをすればいいのか、ただこういう人たちを一人でも出さないような教育を、アシャンテママで続けていくしかないと思っています。

 

いつもご支援本当にありがとうございます。

 

 

【写真】アシャンテママの子供達、授業の後に撮った写真

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(2)

お守りのようなもの

 

モザンビークのアシャンテママに通う子供達の中に、皮で出来ているような、小さな袋のついた首飾りをしている子供達がいます。

 

飾りには色々なパターンがあるようですが、ひとつの例は、亡くなってしまった母親が身に着けていたカプラーナ(腰に巻いて履くスカートのような布)の布切れをこの袋のなかに入れているようです。

 

これを身に着けていると、亡くなった母親を恋しがって泣くことがなくなるように、との願いを込めて。。

 

日本と同じように、おまじないというか、お守りというか、そういった効果のある首飾りのようです。

 

伝統治療師さんや呪術師さんに、お金をいくらか払って作ってもらえるそうです。

 

 

写真

アシャンテママの施設に通っているおとなしい男の子も首に着けています。

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(2)

コンゴ人の友人


もう10年ぐらいの付き合いになるコンゴ人の友人が二人います。

一人は、アメリカ人の友人に連れられて訪れた

日曜日の教会で知り合いました。


近くに住んでいたこともあり、

一緒に教会に行こうと私の家に来てくれた時、

うちの犬の頭を自然になでました。


私が住んでいた場所では、

犬を怖がる人、石投げてくる人はいても、

犬の体に触れる人はめったに見たことがなかったので

とても驚きました。しかも頭をなでてくれるとは。。


イスラム教の人が多いからが主な理由なのと、

狂犬病、破傷風もあり危険なため、

犬を触る習慣がない人が多いと思います。


アシャンテママでも子犬が産まれて、

私が「かわいいかわいい」となでたり抱っこしていると

子供達は最初びっくりして目が点になっていました。


それから何人かの子供達も慣れてきて、

子犬と遊んだり抱っこしたりするようになりました。

(ただ狂犬病等があるので、知らない犬は絶対近寄ったり、
触ってはだめと伝えています。)


このコンゴ人の友人は、

難民キャンプにいたときに、

大勢の人に囲まれて歩く、緒方貞子さんを見かけたと。


豊かな資源をめぐってコンゴが内戦でボロボロになったとき、

どこかで流れてきたラジオの放送で、

流ちょうなフランス語でこの内戦や

その裏にあるものなどを分析していた人がいて

その発言はとても的確だったと。

それが日本人だったとも教えてくれて。


コンゴが内戦になったとき、

彼も自分の家族、村を守るために

マイマイ(民兵)だったと教えてくれました。

武器を持って戦って、人を殺したと。


その話を聞いたとき、

いつも教会で熱心にお祈りをし、聖書の話をしてくれて、

目の前で犬をなでている彼と、

彼の過去がうまくかみ合いませんでした。


今でも時々連絡を取っています。

今現在も、難民キャンプで起こっている理不尽な状況を聞き、

何もできない自分がもどかしい気持ちでいます。

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(3)

現地の治安と安全対策

 

 

ルーシアさんやフィロメーナさんたちの

現地スタッフとは誰かしらとほぼ毎日話をしています。

 

いつも話す内容は、

アシャンテママの運営に関してのやりとり、

その他の業務のことや、

通っている子供達のことです。

 

時々、私が

「治安はどう?」と聞くと、

いつも周りで起きた強盗や殺人のことを話してくれます。

 

今回も、ふと聞いてみると、

いつも子供達へのお昼ご飯のお米を買うお店の店主の家に

夜中強盗が入り、襲われてお金などを奪われ、大けがを負ったこと

 

旦那さんがいない女性が子供達と住む小さな家に誰かが押し入り

子供達は殺さずに女性のみ殺して逃げて行ったこと、

朝大泣きしている子供たちに近所の人が気づいて、

荒らされた家の中で、殺された女性を発見したこと、

道端で誰かが襲われた話など


それでも数年前に比べたら

治安は少しだけ良くなっているのではと思います。

 


ルーシアさんに、

「もしも誰かが来ても欲しいものは全部渡して、

ルーシアさん達に危害は一切ないように」と

しつこく伝えています。

 

見張りの人を雇おうと何度も提案しているのですが、

「雇うお金ももったいないし、

逆にその人に襲われたり、殺されるかもしれないから

それは止めて欲しいです。。」

と言われ続け。


敷地内をうろうろ歩き回る数匹の犬たち、

(かわいい犬たちですが、夜はしっかり吠えてくれます。)

高い壁で敷地を囲い、その上には有刺鉄線を設置、

鉄格子のあるドアと窓、大きな音がでる防犯ブザー、拡声器で

今まで一度も強盗がやってきたことはないです。

万が一に備えて鉈やくわもありますが、

「戦うことだけはしないで」とも伝えています。


一番予防として効果があるのは敷地内をうろうろ歩いている大きな犬たち、

そして鉄格子だと思います。

 

強盗たちも犬がいない家、鉄格子がない家をまず狙います。

 

ルーシアさんたちは、

いつもご支援してくださる方たちの想いと、

祈りと、あとは神様のおかげと言います。

 


本当にありがとうございます。

 

 


2つ目の教室、
休み時間中みんなで電車ごっこ

 

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(1)

スタッフの甥っ子のこと。

 


日本に滞在していた頃、時々、
「アフリカの国々では自殺する人がとても少ないのでしょう?」

と聞かれました。


アフリカといっても54カ国あり、
それぞれの国ごとで状況は違うと思うので
全体のことはわかりませんが、


現地の人々は、
「自殺より他殺が多いに決まっている」と言っていました。


「自分の信じる宗教で禁止されているので自殺はしない」
「自殺をすると死んだ後に地獄に落ちるからしない」
「自殺をしてしまった人をずた袋にいれて見せしめにひきずって歩くことも昔はあってそれが悲惨な光景だったからしない」
「夜外歩いているだけで殺される可能性があるのにわざわざ自分を殺さない」
「病気などで早くに亡くなることが多いのでわざわざ死なない」


と教えてくれました。


ですが、現地で医療学校に通っていた頃、
緊急外来病棟で実習をしていたとき、
自殺未遂をして運ばれてきた10代前半の男の子がいました。


理由は、お兄さんの携帯電話を持って外に行ったら
誰かに盗まれてしまい、お兄さんにばれたら殺されると思い、
ネズミ駆除の毒薬を飲んで運ばれてきました。


実際は、病院には自殺を図った人が
時々ですが運び込まれてきていました。


数年前のことですが、近所の10代の女の子も、
木に首をつって亡くなっていたのが発見されました。


父親がお酒をたくさん飲み暴力をふるって悩んでいて
彼女は妊娠していたと。


去年も、アシャンテママの教室の近くにある
路上のマーケットでサンダルを売っていた男性も
動物のお肉を解体していて売っていた男性も
それぞれ借金を苦に自殺をしたと。

教室の近くに住む女性も、自分の10歳ほどの娘と、そのいとこが

性交しているのを目撃してしまって自殺してしまったと聞きました。


アシャンテママの教室がある地区に住む、13〜14歳の男の子、
母親と暮らしていたのですが、母親は別に恋人ができ、
1週間以上も家に帰って来ずに、
5歳の妹と残され、家には何も食べるものがなく。


家の中で母親の身に着けていた布を使って首をつり、
5歳の妹がぶらさがっている遺体を発見したそうです。


この男の子は、アシャンテママで働くスタッフの甥っ子でした。
後からこの話を聞き、もしもそのことを知っていれば、、と
とても悔やみました。。


ご冥福を祈ると共に、こういった子供達が少しでも世の中から
減ってくれればと願っています。

 

アシャンテママに通う子供達にも
「辛い思いをしている他の子供達をみつけたら連れてきてね」
と伝えています。

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(2)

土地のリーダー

 

アシャンテママの2つ目の教室がある土地のリーダーは

1つ目の教室の土地のリーダーとは違い、

とても気さくな印象がありました。

 

最近、お会いしていないので、

また挨拶にいかなければと思っていたのですが、

突然、亡くなったと連絡が入りました。

 

私も失礼のないように、現地の女性たちと同様、

肌の露出を控え、髪の毛も布で隠して、

寒い日、ルーシアさん達とお葬式に参列しました。

 

この集落中の何百の人々、別の村々のリーダーたちも多く集まり、

みんなで見送りました。

 

深緑色の布に包まれた棺は、男性のみが長い列を作り、

棺をみんなの手でできるだけ高く上げ、

高く上げたままの位置で順番に手渡して前の人に渡し、

渡し終わった人はまた列の先頭まで行き棺を受け取り、

数キロ離れたお墓までみんなで運びます。

 

イスラム教なので、女性はお墓まで行くことは許されていず、

男性のみがいくことができます。

 

人々から聞いた話ですが、

約60年前?(あるいはもっと昔)までは、いくつかの村々では、

土地のリーダーが亡くなると、

その村で一番美しい容姿の12歳ぐらいの女の子たちが4人が選ばれ、

リーダーの遺体の4すみに配置され、そのまま生き埋めにさせられた村や、

 

別の村では、村で一番美しい少女が選ばれて、

深く掘られた穴の中に生きたまま座り、膝の上に亡くなったリーダーを

乗せて後ろから抱きかかえるような感じで生き埋めにさせられたそうです。

しっかりリーダーを守って死のお供をするようにだったそうです。

(当時、この国を植民地支配していたポルトガル人に

そのことがばれてしまい禁止させられたそうです。)

 

 

この集落でアシャンテママの教室を始めたとき、

お金を払って、井戸を掘ってもらったのですが、

その井戸を掘った人は、このリーダーの甥でした。

この甥がリーダーの頭をトンカチで何度も殴って殺したそうです。

 

自分の母親が病気になってしまい、この甥が、

クランデーロ(呪術師さんだったり伝統治療師だったり)に行くと、

「このリーダーが黒魔術をかけたからだ」と言われ、

殺してしまったそうです。

 

その後、この甥もリーダーを殺された集落の人々から集団リンチに合い、

町の病院にベットの柵と手を手錠でつながれたままの状態で

入院しているそうです。

 

2つ目のアシャンテママの教室を作るときに快く

受け入れてくれた土地のリーダーのご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

写真 2つめの教室から見える景色

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(3)
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