立派なテーブル

 

1つ目のアシャンテママの教室。

 

アシャンテママができた当時から約4年間は、わらの屋根にわらの壁でできたちょっと常に傾いているような簡素な造りでした。

 

強い突風で屋根のわらが飛ばされてしまったり、大雨と強風でそこらじゅうが雨漏りして水浸しになってしまったり。

 

ありがたいことに、レディフォーさん(クラウドファンディング)で寄付金を集めさせていただき、立派なレンガの教室を建設させていただいたのが、約6年前です。子供達もとてもとても大喜びでした。

 

壁をペンキでカラフルに塗り、ご寄付をくださった一部の方々のお名前を壁に彫り、時々修繕していますが、今も立派な教室で突風や大雨で教室が崩れる心配をせずに済んでいて本当にありがたいです。

 

強盗たちが簡単には入ってこれないように立派なドアも付けさせていただきました。

 

更に防犯面の強化で、鉄格子を設置するに伴い、木でできたドアを一つ、取り換えなければならないことになりました。

 

ドアとしては再利用は少し難しそうだったのですが、「もったいないもったいない」と現地のスタッフのみんなとも話し合い、同じ地区内に住む大工さんにお願いし、脚をつけて補強もしてもらい、今では大きな立派なテーブルになり大活躍です。

 

ありがとうございます。

 

 

【写真】先生たちや障がいを持っている子達が使う机になりました。子供達もドアが素敵な机になったと大喜びでした。   

 

栗山さやか | お礼 | comments(1)

今の段階のコロナウィルスの現状

 

マラウィ、モザンビークとも、今月〜来月が乾燥して寒い冬の季節です。両国とも感染者は徐々に増加していますが、両国とも今現在は、1000人以下の感染者、死亡者はマラウィ11名、モザンビーク5名です(6月23日現在)

 

検査体制なども万全とは言えない現状のようで、今後の動向が気になりますが、ポジティブな見方で言われているのは、両国とも平均年齢が約18歳前後(日本は46歳)で、若い人々が多く60歳以上の人々が先進国などに比べ少ないこと。

 

また他にも多くの感染症があり、こういったウィルスによる免疫力が強いのでは(仮説ですが)と言われていること。

 

そして肥満の人々も限られていて、糖尿病や心臓疾患を抱えている人が先進国に比べ少ないことなど。一応BCGも予防接種国です。

 

心配される見方は、栄養失調やHIV感染、特に抗エイズ薬を服薬していない人々などで免疫力が弱い人が多いこと、結核、マラリアなど他の病気にかかっている人がコロナウィルスに感染した場合の懸念、清潔な水の問題、衛生面での不安、医療体制が貧弱なこと、などです。

 

少し前に、アシャンテママの活動する町の付近の集落で、イスラム教の断食期間が終わり200人以上がモスクに集まってしまっていたそうです。

 

緊急事態宣言の法令に反するので、警察が取り締まり解散するように指示を出したのですが、そこで人々が暴動のようになってしまい、そして警察官が発砲、2人が亡くなりました。

 

モザンビークのコロナウィルスでの死亡者5名(6月23日現在)、今回の緊急事態宣言の取り締まりの際に警察に殺されて亡くなった方3名(ニュースでたまたま目にした記事より)

 

モザンビークで商売をする友人たちが

 

「薬も予防接種もなくて怖いけど、60歳以上のお年寄りが多く亡くなるコロナよりも、薬があっても子供達がたくさん亡くなるマラリアとか他の感染症の方が怖くない?って今の段階では思っちゃうけどどう思う?」

 

「コロナウィルスそのものよりも、この影響で経済が滞って失業者の倍増、飢え、強盗が増えることの方が今は心配している人たちが多いのが現状だよ。今後はわからないけど」と聞いてきました。

 

感染をしてしまう人も、影響を受ける人も最小限であるように願うばかりです。

 

【写真】モザンビークの家庭訪問の様子

 


栗山さやか | 病気などのこと | comments(1)

アルベルティーナ

 

前に、1つ目のアシャンテママの教室から2つ目教室に向かっているとき、ボロボロの服を着て、下半身裸の女の子が道を一人でふらふらしながら歩いているところに出くわしました。6歳ぐらいに見えました。

 

急いで保護し、けががないか確認し、話しかけてみると知的障がいがあるようでした。たまたま通りかかった女性が、この子の家を知っていて教えてくれました。

 

アルベルティーナといって、知的な問題と、てんかんの発作を持っている女の子で、お母さんと年老いたおばあさんと小さなお家で暮らしていて、父親は、ずっと前に逃げていってしまったそうで、それっきりだと教えてくれました。

 

後日、服などのサポート品と、アシャンテママの教室の場所を教えたり、手続きのためにスタッフが訪ねると、アルベルティーナはもうおらず、畑を耕やすためにお母さんと奥地の畑でしばらく暮らすと聞き、その後どうしているか心配をしていました。

 

先日、連絡が入り、アルベルティーナは奥地で亡くなってしまったと。そのままその土地で土葬されたとのことでした。

 

短い生涯を終えていった彼女の人生を想いました。もっと何かできることはなかったのかなとも。

 

現地スタッフのみんなとも話合っていきたいです。

 

【写真】マラウィ側スタッフ 家庭訪問中のステラ先生

  

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(1)

子供達のご家族からのお礼

 

マラウィ、モザンビーク両国のスタッフが、変わらず子供たちの家庭訪問、プリント配布採点を続けています。

 

アシャンテママに通う約97パーセントは、親を亡くした子供達、父親がいなくなってしまった子供達、障がいを持っている子供達です。

 

自分の娘が亡くなり、残ったお孫さんたちを奥地にある畑を耕し食料をなんとか得て、一生懸命育てている高齢のおばあさんたちも多いです。

 

スタッフの先生たちが子供達の家を訪問するたびに、ご家族の皆さんも喜んで迎えてくれて、お礼をいつも伝えてくれるそうです。

 

「一本の鉛筆やペンを買うお金すら用意するのが難しい暮らしの中、子供達が勉強を続けられるようにサポートしてくれて本当にありがたい。」

 

「ご寄付を下さる皆様に神のご加護がありますように。。」とおっしゃってくだっさっているとのことです。

 

 

【写真】子供達のご家族

ご家族の皆さんは写真を撮ってもらったことが今までにない方がとても多いです。

 

スタッフが写真を撮るとき「笑顔で〜」と伝えても、緊張してしまうようで。撮り終わった後は笑顔だったそうで、「シャッターチャンスが難しかった」とのことです。



 

栗山さやか | お礼 | comments(2)

元気になった3人

 

1歳になったばかりの美樹ちゃんがマラリアにかかってしまい心配していると、今度は美樹ちゃんの母親代わりのひぃおばあちゃん(美樹ちゃんは母親、祖母を亡くしている)までマラリアにかかってしまったと。。

 

病院にすぐに行くように伝えて、栄養のある食べ物の援助を続けて、無事に二人とも今は回復して一安心しました。

 

ネズミにかじられてボロボロになってしまっていた数年間使っていた蚊帳、またかじられてしまわないように朝起きたらしっかり上で結んでおくことなどをアドバイスしました。

 

そしてまたマラリアにかかってしまわないように新しい蚊帳を渡させていただきました。ひぃおばあちゃんはいつも感謝の言葉を口にしています。

 

以前に書いたマラリアが重症化してしまい、一人で立ち上がることもできなくなって輸血を3度受けていたグエマ(アシャンテママの生徒の一人)も無事に体調が回復し、自宅でのプリント学習も始めることができました。グエマもあの時、「車で運んでくれなかったらどうなっていたかわからない」と。

 

ご支援を下さる皆様本当にありがとうございます。

 

変わらず緊急宣言が継続中なので、マラウィ側でもモザンビーク側でもアシャンテママのスタッフが子供達の家々に家庭訪問をしています。

 

私が現地に住んでいた時も私の家の敷地内に投石をされることはよくあることだったのですが、最近は高い塀で囲まれているアシャンテママの施設にも投石され、先日は窓ガラスが割られてしまいました。

 

最近では昼夜問わず投石があるようなので、誰かけがをしてしまう人がいないか心配をしています。よりよい対策を考えたいです。

 

 

【写真】体調が回復した美樹ちゃん。

 

 

【写真】割られてしまったガラス

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(2)

嬉しい象のニュース

 

私たちが活動する州には、たくさんの野生動物が暮らしています。

 

活動している地域では見ることはないのですが、少し離れた地域に行くと、車が通る道でも象の糞がたくさん道端に落ちていて、夜間は象も付近を歩いているから危険、と聞いていました。

 

その土地に暮らす人たちは、野生動物からの被害もあり、象やライオンに襲われて殺されてしまった人々の話も時々ですが聞きます。

 

象たちも象牙目当てで、密猟ハンターたちに殺されてしまうこともよく聞きました。たくさんの象牙が運ばれていく先はアジアのマーケットと聞きます。

 

象のお肉も昔はよくマーケットで売っていて食べたけどすごい油っぽいと。

 

2011年にはこの地域では、約12000頭の象たちが確認できたのに、密猟より2016年には約3600頭にまで減ってしまっていたと聞いていました。

 

先月ニュースで、密猟により殺されてしまった象が過去2年以内一度も発見されなかった、との発表がありました。

 

この地域には、いくつかの密猟グループがいて、そのボスたちは、現地にネットワークを張り賄賂等のテクニックを駆使していたようですが、遂に、長年の現地政府とアメリカなどの支援団体の成果が実を結んだと。

 

以前、合法のハンターガイドをこの州でしているスウェーデン出身の友人から、密猟ハンターたちに殺され象牙を取られた、むごたらしい象の写真を見せてもらったことがあり、どうにかならないものかとずっと思っていたので、とても嬉しいニュースでした。

 

【写真】町から離れた奥地

 

 


栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(3)

まわりからの影響

 

以前、現地の知り合いに私が猫を飼っている話になった時、その女性は、

 

「家のまえで晩御飯作ってたら、むかつく痩せこけた猫がやってきて、おかずの煮干しを盗んだの。熱湯を思いっきり全身にかけてやると、皮膚がびよーんてなってすっごい声で鳴いておもしろかった。あのあと死んだかな。」と言いました。

 

私が「かわいそうに。。本当にひどい。。」と感情に任せて言ってしまうと、彼女はそう言われたことにただ純粋にとても驚いていました。

 

「私の飼っている猫は、私の家族で大切に育てていること、たとえ自分の猫じゃなくて見知らぬ猫でもたくさんの感情があって日々生きていて、助けてあげることがあったら助けてあげたいし、暴力ふるうなんてとんでもない」と話すと、さらにまたとても驚いていて。(価値観の押し付けになってしまったかもしれないと後から反省しました。。)

 

彼女は助産師さんを目指して医療学校に通うある程度裕福な家庭の20代の女性でした。

 

たぶん、彼女は小さな頃から今までずっと、たまたま猫をかわいがる人に会ったことがなく、猫は、人間の食べものを盗む敵という認識だったのかなと思いました。

 

猫にも人間と同じように感情があるなんてことを考えるきっかけもなかったのかなと思いました。(私もマラリアが怖い、刺されたらかゆい、音がいやと蚊を殺そうとする感覚に少し似ているのかなと思いました。)

 

アシャンテママの施設で飼っている犬たちを私が頭をなでてたり、子犬を抱っこしていると、当初子供達はみんな目が点になっていました。

 

犬に対してそんなことをする人は今まで見たことがないと。

 

それからすぐに数人の子供達はまねして、子犬たちの頭をなでたり、かわいがって遊んでくれるようになりました。

 

ここでは、狂犬病等の心配もあるので、野犬でなくともむやみに犬を触ることは絶対しないように伝えています。それにみんなが信仰している宗教のこともあり犬を触っている姿をみせるのはあまりよくないことかもしれません。

 

ただこういったことからよく思うのは、周りが与える影響はとても大きいなと思いました。

 

様々な家庭環境の中で育ち、厳しい現実の中で暮らす子供達ですが、これからも多くのいい影響を与えること、与えあうことができたらと思います。

 

 

【写真】アシャンテママの子供達宅の朝ご飯兼お昼ご飯

(主食でありおかずでもある)ゆでたカボチャ家族分

 

 

 

 

 

 

 

 

栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(5)

知らない国の子達への支援


モザンビークには、インド人やレバノン人が経営している裕福な家庭の子達が通う私立学校が都市部にはあります。

 

そういった学校などで約10年間英語教師として働いていたフィリピン人の友人。

 

今は、ニューヨークで働いていますが、彼女と時々電話で話すたびにまだアシャンテママの活動を続けていることに驚かれます。

 

 

「あの地域の貧しい人たちは、フィリピンの貧しい人たちとは比べものにならないぐらい貧しいし、多くの子供達が亡くなる場所だね。」

「私がアシャンテママの教室に行ったときに会った、あの小さな子供達も無事にみんなまだ生きてる?しっかり成長していってる?

今後、少しずつでもあの地域が発展していっても、そのまま最後まで置いてけぼりになるような貧しい子達を、アシャンテママはサポートしていて、厳しい環境に暮らす子供達の識字率をどんどん上げているね。」

 

「字が読めない世界を想像できる?  教育を受けずに大人になってしまうことってどんなに大きな影響を人生に与えてしまうか。自分の生きていく世界も将来の可能性もかなり狭まってしまうね。」と。

 

「今も活動を支えてくれる、ご支援してくださるかたがいらっしゃるのも本当にすごいことだね。人って、困っている自分の周りにいる人、知っている人は助けられても、見ず知らずの別の国の子供達の支援ってよくわからないし、継続してなんてなかなかできることじゃないよ。」と。

 

 

ご寄付をくださる皆様の優しいお気持ちが子供達に伝わるようにと思っております。

 

そのことを忘れずに成長して、いつか皆様のように困っている人を助けてあげられる大人になってなってくれたらと思っています。

 

いつもご支援ありがとうございます。

 

【写真】

202人いるマラウィ側の子供達も、ほぼ全員遺児の子供達が通っています。コロナウィルス対策でまだ休校中ですが、先生たちが周辺の7つの村々から通う子供達に家庭訪問をしてくれています。

 

 

栗山さやか | お礼 | comments(3)

エディナ

 

スリアさんが育ててきたお孫さん。15歳ぐらいのエディナ。昔、お父さんは家を出ていってしまっていて、数年前に母親も亡くなりました。

 

少し前に、エディナの体調が悪いと聞き、病院に連れていき、いつも食べる主食のしまが食べられないというので、

 

早く良くなるように、貧しい家庭の子供達にはなかなか食べれることができないお米、卵、ジュースなどを援助していました。

 

病院でもらった薬を飲んでいるけど、下痢が続いていて、まだあんまりよくならないみたいと聞いていました。

 

モザンビーク側で3つある教室のそれぞれの地域で体調が悪い子達がいて、病院に連れて行ったり、順番にお見舞いに行ったり、食べ物を援助したりしています。

 

そんな中、エディナが亡くなったと連絡が入りました。あとになって彼女はエイズを発症してしまっていた可能性が高かったことがわかり。

 

今まで一生懸命育ててきた残されたスリアさんの痛みを思うと、亡くなってしまう前に、もっと何かできなかったのかと後悔ばかりです。

 

毎年、今年こそはアシャンテママに通う子供達が亡くなることがないようにと、1年の始まりに強く思うのですが、毎年誰かが亡くなっていってしまって。

 

登録している子供達が増えていても亡くなっていく子供達の数は比例して増えていってはいないのですが。

 

「人は、身長が高い人、低い人、足が速い人、遅い人がいるように、人生の長さも人それぞれで、100歳まで生きる人もいれば短い生涯を終えていく子供達もいる。人生は、長さじゃなくて、濃さが大切」と言う言葉

 

ただ救える、助かる命は、助かってほしいし、色々なことを経験してこれから大人になって、、の過程にいる子供達が亡くなっていってしまうことはとても悲しく。。

 

今後も亡くなる子がいなくなるようにサポートしていけたらと思います。

 

ご支援を下さり誠にありがとうございます。

 

 

【写真】プリントを受け取る子供達

 



栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(2)

帰り道

 

アシャンテママのスタッフの一人が日が暮れる前に自宅に向かっていたのに、道端で集団に襲われ、家のすぐ近くだったから叫び声を聞いて助けに来た彼のお姉さんまで暴行を受けてしまったと聞き。

 

大事には至らなかったそうで一安心しています。

 

元々、夜8〜9時過ぎになると道端で襲われることもあるため、そのぐらいの時間以降に外を歩くことはするべきではない、襲われてしまったら、そんな時間に出歩いていた人が悪いと言われることが多い場所ですが、

 

今回のコロナウィルス対策で、夜7時以降に歩いていると警察に殴られてしまうため、みんな日が暮れる頃には家にいるそうです。

 

都市封鎖などをしている国々では、日中に歩いているだけで警察に殴られる国もあるそうなので、それに比べれば今の段階では、まだ規制は緩いのかなと思います。 

 

ただ規制を無視して子供達が外でサッカーをしていて、無理やり中止させて子供達を解散させた警察官たちがサッカーをやり始め、

それを撮影しようとした人が、警察署に連れていかれ暴行を受け遺体で戻ってきたニュースや、

 

3人のモザンビーク人が日本から中古車を買い、タンザニアの港まで車を受け取りに行き、その車を運転してモザンビークに戻る帰り道のマラウィ国内で、「モザンビークからコロナウィルスを持ってきたに違いない」と人々に2人が殺されてしまったニュースなど。

 

その日手に入れたお金でその日食べるものを買う暮らしの人が多くいる国々では、ロックダウンや外出制限のために仕事に行けず、今日食べる食べ物代が稼げない。

 

どこの国でも同じことが言えると思いますが、コロナウィルスの被害だけではなく経済も悪化して、他殺も自殺も家庭内暴力も様々な犯罪も増えていくことが懸念されています。

 

不安なことが多いですが、家庭訪問したときプリントを受け取った子供達の笑顔の写真が送られてきて、ほっとしています。

 

大変な時期にもかかわらずご支援を下さる皆様に心からお礼申し上げます。

 

 

【写真】家庭訪問でプリントを受け取った子供達

 



栗山さやか | 国などについて | comments(2)
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