アナさんのお孫さん


アシャンテママで働いているアナさん


内戦の時に太ももを撃たれて、それから足を引きずるように歩いている女性です。


先日連絡があり、アナさんと一緒に暮らす生後4か月の赤ちゃんのお孫さんが亡くなったと。


赤ちゃんの具合が悪くなり、すぐ病院に連れてたけどだめだったと。


産まれてたった4か月で亡くなってしまった赤ちゃん。あまりに短い一生で、悲しむご家族の皆さんのことを思うと。。


まだ小さな命、子供達が亡くなってしまうたびに色々なことを考えます。


モザンビークで、まだ小さな命、若い命が亡くなってしまう大きな原因は、マラリア、HIV/エイズをはじめとする感染症の多さがあります。


人口約3100万人中、220万人がHIVに感染していて、15歳から49歳までの人々の間では、12.6パーセントの人が感染していると発表されています。(2018年のデータ UNAIDS)


モザンビークで2018年の1年間でHIV/エイズ関連の疾患で亡くなった人たちは5万4千人(新たに感染した人たちは15万人)


病院に来られず、家でそのまま亡くなる人たちもいるので、そういう人たちは統計にも入っていないのでは、という声もあります。


今年はコロナウィルスによって、最悪の場合国内だけで6万4千人ほどが亡くなることもあり得る、という予想もでているそうです。


誰の人生も永遠にある訳ではないし、人生の短さ、長さでは測れないものもあるとは思いますが、どこであっても亡くなっていってしまう人、苦しい思いしている人、誰かを亡くして悲しい思いをしている人が少しでも減ってくれればといつも思います。


モザンビークは今現在報告されている感染者は8人ですが、外出制限や封鎖などをどうするか議会で議論をしていて、48時間以内にどういう対応をとるのかが決まるようです。

 


【写真】昨年、出産のときに母親(アシャンテママの生徒で15〜6歳だったエスペランサ)を亡くした美樹ちゃん。粉ミルクや石鹸、お米などを毎月援助させて頂いてます。

 

無事に10か月になり成長が嬉しいです。

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(1)

みんなが大好きな女性

 

ずっとアシャンテママで働いているスリアさん。


すごくおっとりした女性で、不平不満を一切言わず、とても働き者で、いつもニコニコしている女性です。


昔、まだ若かった娘さんを亡くし、娘さんの旦那さんは音信不通になり、残された3歳だったお孫さんをずっと引き取って育てています。

 

息子さんの一人は、以前、知り合いに殺されて道端でご遺体が見つかりました。


数年前、みんなで畑で作物を育てていた時は、時計がないこともあって、いつも太陽が昇るより前にきて、雨の日でも少しぐらいの雨ならとずっと一生懸命耕してくれているような女性です。


ご高齢なので、あまり無理をして欲しくないのですが、今は週に2日、アシャンテママの教室でお掃除やお料理のお手伝いをしてくださっています。


ゆっくり話をする機会があると、


「ずっと今までアシャンテママのおかげでみんなと一緒に笑い合って働くことができてとても嬉しい。いただいているお給料で食べ物を手に入れることができて、両親のいない残された孫を育てることができて本当にありがたい」と、感謝の言葉をいつも伝えてくれます。。


年齢はご自身もわからないけど、笑顔を絶やさずみんなに好かれている女性です。


【写真】畑を耕してくれていた時に撮った一枚

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(0)

影響

 

コロナウィルスがまだ自分たちの地域には報告されていないアシャンテママの教室がある町の人々も、先進国の人ですら多くの人が亡くなっているウィルスがここにもいつか来るとみんなで噂を毎日しているそうです。

 

自分たちのところにきたら、次々とバタバタと動物のように自分たちは死んでいくんだろうと噂していると聞きます。

 

それにウィルスも怖いけど、今も今日、明日の食べ物の心配をしている暮らしなのに、そんな中で、外出禁止などになったりしたら更なるひどい飢えも怖いと。

 

そして、そういう不安の中で、強盗たちが増えていて。

 

今は事務所として使っている私の家にも、それに、アシャンテママの2つ目の教室にも飼育しているヤギを狙って男たちが来たと。

 

昨晩は、ヤギたちがいる小屋の扉の鎖の南京錠を外せなくて諦めて帰っていったそうですが。

 

見張りとして住んでいてくれているご家族に

「もしまた強盗たちが来ても、絶対家から出ないでね。ヤギ全部持ってかれていいから。自分たちの身に危険だけは絶対ないように。」と伝えました。

 

これから、経済も悪化して、世界中で治安もさらに悪くなる地域が増えると思います。

 

どうか安全な夜を世界中に住む人々が過ごせているように願うばかりです。

 

栗山さやか | 国などについて | comments(1)

全ての学校の休校

 

今現在、マラウィでは感染者は報告されていませんが、モザンビークでは1人、イギリスから戻った高齢のモザンビーク人の方の感染が見つかったとのことです。

 

ニュースによると、モザンビーク国内でも検査ができる施設が1箇所でき、最低でも500人分の検査をできるとのことです。

(今現在は、1日あたり10人分の検査が可能で、必要に応じて増加もできるとのこと)

 

モザンビークでもマラウィでもコロナウィルス対策として、全ての学校の休校が今日から始まることになりました。

 

今回のコロナ対策で多くの国々が学校を休校にしていてその影響で、何億もの子供達が給食が食べられなくなって飢えてしまうのでは、と危惧されていると聞きました。

 

マラウィもモザンビークでも、私が知る限り予算が足りず公立の小学校ではもともと給食すら出されていません。

 

アシャンテママの施設もしばらく休校にしなければならず、そうなるとみんな畑を耕すために遠く離れた奥地に行かなければならないと思います。

 

みんなが飢えたり、栄養不足になり免疫も下がってしまって、コロナウィルスだけではなく色々な感染症にかかりやすくなってしまいます。いいサポート体制ができれば。。と思っております。

 

昨日の授業で、コロナウィルスのこと、感染しないための対策などを子供達に説明し、お米3コップ分、家で自習ができるようにノートと鉛筆、手をしっかり洗うように石鹸を配給させていただきました。

 

町や集落に残る子達のみになってしまいますが、先生たちに家庭訪問などをしてもらう予定です。

 

今はマラリアに感染して亡くなってしまう子供達が多い時期です。


医療体制が先進国ほど整っていない国々でどうかコロナウィルス感染が広がってしまいませんように。

 

【写真】子供達の自宅の前で

 


栗山さやか | モザンビークとマラウィの教室 | comments(4)

友人からのメッセージ

 

アフリカで何年か働いていたことがあるインド人の友人からのメッセージが送られてきました。

 

The “hunger” virus kills about 8000 children a day and the vaccine for it exisits, its called “food” , but you wont hear that in the madia , do you know why? Because “hunger” does not kill the rich.

 

「飢餓と言うウィルスは、8000人の子供達も1日あたり殺している。これには、予防接種があって、それは、食べ物と呼ばれるものです。でも、あなたたちはメディアでそれを聞くことはないでしょう。なんでかわかりますか?それは、飢餓は金持ちたちを殺さないから。」

 

アシャンテママの子供達も今は食べ物を手に入れるのが厳しい時期で、学校には通えず、アシャンテママの教室にもこれず、遠く離れた奥地の畑で一生懸命畑を耕して数が月後に食べれる食べ物を育てている子供達が多いです。

 

アシャンテママの教室に来れている子達も、この時期は、お腹がすいてふらふらしながら通ってきていると。教室が無い日は、家で1日1回だけ、小さなお芋を食べれるだけの子達もいると聞いています。

 

アシャンテママの教室の給食の野菜ご飯も、お皿に入ったお米、一粒も残さずにみんなきれいに食べ、お鍋を洗う前に、調理した大きなお鍋の底についているおこげを少しでもはがして、着ている服の袖に隠して、夜晩御飯として食べるために持って帰ったり、お腹を空かせている家族に持って帰ろうとしたり。

 

アシャンテママの活動は皆様からのご支援で活動ができているため、少しでも無駄遣いがないようにと思っておりますが、この食料がどうしても厳しい時期、お米一コップ分を一人ずつに支給し、みんなおうちで家族と少しでも空腹を満たすことができればと思っております。

 

いつもご支援本当にありがとうございます。

 

 

 

栗山さやか | 国などについて | comments(3)

コロナウィルス

 

アシャンテママの教室があるモザンビーク、マラウィには、コロナ感染者は今現在は報告されていないそうです。

 

先月上旬のニュースでは、「約54か国、10億人ほどが住むアフリカ大陸では、2ヵ所(南アフリカとセネガルに1ヵ所ずつ)しか検査できる場所がなく、今後増やしていく」と伝えていました。

 

1か月以上経った今は、検査がそれぞれの国で出来るようになったのか、それともまだ他国に検体を輸送しなければならないのか、後日モザンビークの病院で働く友人に聞いてみます。


モザンビークに住む別の友人と電話で話していた時に、

 

「先進国でも、ウィルスで多くの方が亡くなってみんな大変と聞いたよ。日本は大丈夫?」

 

「こっちも飢餓もあるし、他の感染症などたくさんあって、小さな子供が亡くなるのが変わらずの日常だよ。昔よりは良くなっているのかもしれないけど。」

 

「先進国では、トイレットペーパーやティッシュペーパーをみんな使えているんだね。やっぱり財力が違うね。」

 

「もしこっちで外出禁止令が出ても、食料など少しでも買い占めしたくても、貧しい人たちは今日食べる物にも困っているのに、そんなお金ないし出来ないよ。どうなるんだろう」と。

 

 

やはり気温が高かったりすると、ウィルスの体外での生存期間が短くなり、感染力をそれなりに抑えられているようです。

 

今は雨期で気温も高いですが、これから乾期、冬に向かう南半球にあるアフリカの国々での感染が、とても心配です。


私も現地に向かう予定でしたが、今移動して空港や機内で感染してしまって、それを現地に持っていてしまうことがあったらいけないと思い、もうしばらく渡航を控えようと思っています。

 

 

世界中の人々が安心して早く暮らせるようになりますように。。

 

 

 

【写真】休み時間中のアシャンテママの子供達

 

 

栗山さやか | 国などについて | comments(0)

越谷小での交流会 延期のお知らせ

 

いつもご支援をしてくださる埼玉県越谷小学校で、生徒の皆様との交流会を予定させていただいておりましたが、コロナウィルス感染症対策により延期させていただくこととなりました。


越ケ谷小学校のJRC委員会の生徒の皆さんは、寒い中、越谷駅前で立ち、大きな声で目の前を忙しく通り過ぎる人々に、アシャンテママの子供達への募金を呼び掛けてくれています。


慌ただしい通勤や通学途中で足を止め、募金にご協力をなさってくださっている皆様、関係者の皆様には心から深くお礼を申し上げます。

 

このたび、お礼をお伝えさせていただく場を田畑校長先生に作っていただきましたが、残念ながら生徒の皆様の安全を第一に考え、延期をさせていただくことになりました。


先週末にご多忙の中、緊急会議を開いてくださりご対応してくださった先生方ありがとうございました。


いつかお会いして、またお礼をお伝えすることができることを楽しみにしております。

 


【写真】先月のお散歩会にご出席していただいたときに写した一枚で、田畑校長先生(左)と福村先生(右)。

 

田畑校長先生が出版されたご著書と、越谷小学校の皆様からのお手紙をいただきました。お手紙を書いてくださった生徒の皆様本当にありがとうございます。とても嬉しかったです。

 


【写真】越谷駅前での生徒さんたちによる募金活動の様子

 

 

栗山さやか | お礼 | comments(1)

様々な家庭環境

 

去年から新しくアシャンテママに通い始めたナディアと言う名前の痩せた女の子がいます。HIVに感染していて抗エイズ薬を服用している子で、珍しく隣の州から引っ越してきた子でした。

 

初めて会ったとき、現地の言葉は話せませんが、公用語のポルトガル語を話せて、やはり発展している州の子は違うなぁと思っていました。

 

ナディアのご両親はもう亡くなり、兄弟も亡くなっていて、おばあさんに連れられて叔母一家を頼ってこの町にやってきました。

 

ナディアを一生懸命世話をしていた、このおばあさんも先日亡くなったと聞いて。今は、アシャンテママのすぐ隣に住む叔母一家に育てられて、授業が無い日でもアシャンテママの教室によく遊びに来ています。

 

ナディアに一回、兄弟のことを聞いたことがありました。そしたら、「私の見ている目の前で、お母さんもお兄ちゃんも夜、家に強盗が入ってきてナタで刺されて殺されたの」と。

 

あとでおばあさんに聞いてみると、「そんなことはなかったよ。病気で死んだの。」と否定していました。どちらが本当なのかは結局わからないままですが。。

 

大切な家族を何人も亡くしているナディアがこれからも楽しい子供時代を過ごし、成長してくれることを少しでも長く見守らせていただけたらと思います。

 

【写真】子守りをしながらアシャンテママに通う女の子たち

 


栗山さやか | 色々な国の人々 | comments(9)

2冊目の本への補足とよく聞かれるご質問

 

5年ほど前になりますが、金の星社さんから2冊目の本《ひとりではじめたアフリカボランティア》を出版させていただきました。ありがたいことに、一時帰国した際に本の感想をくださる方もいらっしゃいます。


そして読んでくださった方から時々、「モザンビークってものすごく貧しくて危険が多い国なのですね。」と言われてしまうことがあり。。。そのことについて大変申し訳なく思います。


この本はモザンビーク全体について記したのではなく、主に私が暮らし活動していた北部の一つの町(首都から2000キロ離れた州)における、自分の周りで起こった現実だけを書いたものでした。

 

 このブログ、講演会等で私が現地で経験したことを話す内容によって、モザンビークという国全てに悪いイメージのみを持たれることはないようにお願いさせていただけたらと思います。


日本の約2倍あるモザンビークの広い国土には、自然が織りなす絶景や世界遺産、それに多くの資源もあります。首都マプトには、とても優雅で洒落たレストランや外資系のファストフード店、立ち並ぶビルや高級ホテル、インターナショナルスクール、立派な教会やモスク、大邸宅、活気溢れる市場があり、笑顔でフレンドリーな人々や、優秀なビジネスマンやビジネスウーマン、高学歴な人々も大勢暮らしています。また開発が進んだ海外沿いの都市には、安全なリゾート地も多くあり、魚介類の美味しい食事や美しいビーチを満喫できます。


モザンビークにはこういった光景が普通に存在し、多くの日本人の方々も特に不自由することなく生活されていらっしゃることと思います。

 

あとよく聞かれるご質問の中に、「青年海外協力隊(JICA)に応募しようと思っていますが、安全面、待遇面、将来性を踏まえどう思いますか?」というものがあります。


青年海外協力隊として派遣される場合、現地での生活に対し心配し過ぎる必要はないと思います。


現地での移動手段、勤務地、居住地などは安全面を充分に考慮したうえで、手厚くサポートされ、生活費や保険もあり、赴任地から他国へリフレッシュ旅行もできるなど、全ての体制がとてもしっかりしているようです。現地における待遇も、国際機関から派遣されているスタッフとして扱われるので、とても優遇されています。


また2年の赴任後にまとまった手当が支給され、そのお金を元手に海外の大学院などに進学し、更に学びを深め、国連や大きな国際機関に就職したり、起業される方々もとても多いと聞きます。

 

青年協力隊と同じように、アフリカ政府から派遣されているアメリカ人の平和部隊(ピースコー)の方たちも、多くの国で活動されていますが、彼らも青年海外協力隊の待遇の良さ、帰国してから支給される手当等の額の多さに驚いていました。


このように、何のサポートもなく単独で現地の協会を立ち上げた私(当初、現地の役所からは怪しい人だと思われてたし、全ての書類手続き、家探し、自分の身の安全対策なども問題が多くありました。)とはまったく状況が異なります。また違った目線で赴任国のことを見ることができると思いますし、JICAを国際援助機関へのプロフェッショナルになる第一歩とし、更なるステップアップを目指すのも素晴らしいことだと思います。

 

 

今後このブログに書くことも今までと同じように、モザンビ−クの片隅にある町や村、そこに暮らす貧しい人々や厳しい環境で暮らすアシャンテママの子供達のことが主になります。


世界中の多くの国で同じ事が言えると思いますが、貧富の格差はどんどん広がっている現実があります。


貧しさに加え、親の死や、HIVなどの病気、障がいなどと共に生きる子供達の支援をこれからも出来る限り続けていきたいと思っております。

 


【写真】モザンビークの美しい海岸沿いの風景(ナンプラ州)
インドの資源会社で働く友人からいただいた写真です。

 

栗山さやか | 国などについて | comments(2)

4つ目のアシャンテママの教室までの道

 

この間のブログに書かせていただいた、雨期で道が悪く、たどり着くことができなくなってしまった、去年開校したアシャンテママの施設。

 

98人の子供達が通っていますが、去年はその中でも60人以上が子供達が小学校に通わずにいる子達でした。

 

今年は一人でも多くの子が教育に触れる機会ができればと思っております。

 

 

【写真1】新しいアシャンテママの施設は、町から20キロ離れた場所にあります。乾期の時期にそこに向かう道端で撮った写真です。今は大雨の影響で通行できない場所もあり。。

 

 

【写真2】川ではみんな洗濯をしてその場で服を干しています。この写真の中で、主食になるトウモロコシの粒も川で洗っているように見えます。。(衛生的によくないです。。)。ワニはいない川のようでそれは良かったです。

 

栗山さやか | モザンビークでの活動 | comments(2)
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